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2023
12月10日

メンタルが強い人がやめた習慣〜中編〜

メンタルが強い人がやめた習慣〜中編〜

前編でお伝えした、メンタルを強くするためにすること、覚えていますか?
「メンタルを強くするのを阻む、今の習慣をやめること」でしたね。

メンタルが強い人がやめた習慣〜前編〜

ただし、「習慣」は無意識の行動なので、自分の日常生活を意識的に見にいかないと、自分がどんな習慣を身に付けているのか気付けません。習慣化する前は意識的に何度も繰り返したことも、一度習慣化すると無意識の行動になるので、自分の中から○○という行動をしている、という感覚が消えてしまいます。だからこそ、習慣が自分に与える影響は重要です。習慣が自分のためになっていれば良いのですが、そうでないとしたら・・・?

今回も引き続き、エイミー・モーリン氏の著書『メンタル強い人がやめた13の習慣』を基に、中庸思考®、そして価値観に生きることを踏まえながら、やめる習慣を4つご紹介します。

どうにもならないことに落ち込む

過去の自分の言動やどうにもできないことに対し、原因探しに時間を費やす方がとても多いです。もう過ぎてしまったことや、どうやっても変えることができないことに悩むのは意味がありません。悩むということは、その言動や物事のマイナス面だけが見えている状態です。中庸思考®の観点では、どんなことにもプラスとマイナスの両面があります。

例えば日本の人口について、「若者が少ないから、未来が心配だ」というマイナス面もあれば、「若者一人ひとりが大切にされる」といったプラス面もあります。プラスとマイナスの両面が見えていれば落ち込むこともありませんよね。

プラス面は意識的に見つけようとしなければ気づくことは難しいですが、広い視野と高い視座でプラスとマイナス両面の事実を知る機会でもあります。意識して過ごしてみてください。

みんなを喜ばせようとする

他人の機嫌を取ったり、嫌われないようにするがあまり、自分を犠牲にすることは控えましょう。自分のやりたいことを我慢して、誰かのために動いた結果、相手が喜んでくれなかったらどうでしょう?がっかりしますよね。それは、目的が「人のために何かをする」になってしまっているから。自分の価値観より他人の価値観を優先してしまっているからなんです。

自分の価値観に合うことであれば、自ら進んで楽しく行動できますし、相手の反応がどうであれ落ち込むことはないですよね。相手の感情をコントロールすることを手放して、自分の価値観に生きることだけに邁進すればいいんです。

また、もう一つ大事なポイントがあります。全員に好かれよう、もしくは受け入れられよう、としないこと。何をしたとしても、賛同する人と批判する人の割合は必ず半々です。これは宇宙の真理なので、知っておくだけでも、他人からの反応や評価で、いちいち落ち込んだり悩んだりすることを回避できます。

過去をひきずる

前述した「どうにもならないことに落ち込む」にも繋がりますが、過ぎてしまったことに悩む時間を、これからの未来を良くすることに使いましょう。

例えば、過去に付き合っていた人に、勢いで相手の職歴を侮辱するような発言をしてしまい、そのことに対し今でも罪悪感を感じているとします。このときに意識してほしいのは、相手はあなたの言葉に傷ついた、つまり試練を受けたと感じたかもしれませんが、その試練と同量の支援を受け取っているということです。

その人があなたと付き合った理由が「仕事に対する意識が高く優秀」だとします。ただ、あなたからの言葉で想像以上にひどく傷ついたことで、自分がパートナーに求めることはもっと別のところにあるのだと気が付くことができたのです。つまり、自分の価値観をより明確にすることができ、価値観に生きることの一助になっているのです。ここに気づくことができれば、罪悪感を感じて、過去をひきずることはなくなります。

また、今後の自分の言葉選びや、話し方を見直すために、反省をするのではなく自分自身に「次もっとうまくやるにはどうすればいいか?」と問いかけてください。既に言ってしまったことを悩んでも仕方がありません。今現在から未来のために何をしたらいいのかを、考えていきましょう。

同じ過ちを繰り返す

時間は有限です。同じ過ちは極力避けたいところ。しかし頭でやめたいと思っていても、無意識に価値を感じていることをやめるのは難しいです。

例えば、身体のために、お酒を毎晩飲むことをやめたいと思っているとします。ではそもそも、あなたがお酒を毎晩飲む理由はなんでしょうか。もし「お酒があると、パートナーとの会話がはずみ、コミュニケーションが取りやすい」という理由だとしたら、意思の力だけでやめることは難しいです。私たちは無意識に価値を感じる行動をしてしまうからです。

それでも二度と同じ過ちを繰り返したくない場合は、それに代わる何かを用意する必要があります。本当に習慣を変えるには、パートナーも一緒にまずは晩酌を週5回に減らし、代わりに一緒に遊べるカードゲームを用意したり、プロジェクターで映画を見れるようにしたり、ダイエットアプリをインストールして、夜は散歩をするなど、工夫が重要です。

まとめ

一度染み付いてしまった習慣を変えることは容易ではありません。それはあなたがその習慣に価値を感じていたり、プラスとマイナスの片面しか見えていないからです。

ただし、冒頭でお伝えした通り、無意識に行ってしまっている習慣、自分が価値を感じていることに気づくだけでも、大きな一歩です。そこから少しずつでいいので、物事にはプラスもマイナスもあることを日頃から意識し、中庸思考®をモノにしていきましょう。

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