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2024
01月10日

不安や怒りと無縁な生き方

不安や怒りと無縁な生き方

「自分の生き方は本当にこれでいいのか」
と不安に思う時期やタイミングは誰しもあると思います。

同じ会社に長年勤務し、このまま同じ環境にいていいのか、それとも転職や独立をして違う環境に身を置いた方がいいのかと考えたり、妊娠や出産、介護によって自分の置かれる環境が大きく変わり、働き方を含めたライフスタイルを見直す必要が出てきたり。

また、「あの人は良いところに住んで、多趣味で公私共に充実してそうだけど、私は…」
というように、他人と比較することで自信がなくなったり、

「ずっと今の会社でいいの?なんだかもったいないよね」
といった他人からの何気ない言葉によって、不安になる人もいます。

そういった不安は、「自分の最高の価値観」を知ることで消えていきます。
今回は、最高の価値観が明確になると、なぜ不安と無縁の生き方になるのかを2つのポイントにまとめてお届けします。

全てが腑に落ちた

長い年月、一つの仕事に注力してきた方でも、全く悩みのない人生を過ごしてきた人は少ないと思います。

ある時期に仕事量が急激に増えたり、
経済的困窮に見舞われたりすると、
自分の人生これでいいのだろうかと不安を抱きます。

周囲の人に助けを求めることで不安が解消されることもありますが、立場上、周りに弱みを見せることができず、その孤独な環境がより一層、不安を強くしてしまうこともあります。

そんな状況を一変させる鍵が「自分の最高の価値観」を知ることです。

最高の価値観とは、人生で最も大切に思い、最も高く価値を置くもの、その人独自のもので他の誰とも同じではないもの。その人の人生の北極星として、幸せな人生を生きるための指針となるものです。

多くの人が辞めていく環境で、何十年も自分がこの仕事を続けてこれたのは、その仕事が自分の価値観に合致していたからです。

例えば、
長年、営業職として仕事を続けられたのは、同僚や上司・部下との関係を深めて「仲間を作る」という価値観が満たされていたから。
演劇や芸能の仕事を通して、関係者一人ひとりの「人間模様を観察する」という価値観が満たされていたから。
経営者として多種多様な新規事業を行ってきたのは、「新しいものを生み出す」という価値観が満たされていたから。
無意識に行っていたことに自分の価値観が反映されていたと気付くことで、これまでの人生の全てが腑に落ちます。

「今まで自分がやってきたことは、やっぱり間違っていなかった。

これからも自信を持ってこの道を進んでいこう。」

仕事で自分の価値観が満たされていると分かると、このような想いが胸の奥底から湧き出てくると同時に、人生への強い不安は消えていきます。

穏やかな心

人は自分と他人を比べて
「自分は〇〇が全然できてない」
「Aさんより自分は〇〇が足りてない」
と何かと自分を否定しがちです。このような気持ちでいると、他人に対しても、できていないことばかりに目が行ってしまいます。

例えば、
本番前の練習で、できていない部分ばかりを感情的に細かく指摘したり、
部下の仕事を見て、重箱の隅をつつくようにダメ出しばかりしてしまったり。
このような関わり方をしていると、その場の雰囲気も悪く、誰もが他人の顔色を窺うような心理的安全とはほど遠い状況になってしまいます。

ですが、自分の価値観を見出すことで、価値観は独自のもので、誰一人として同じ価値観を持っていないということが分かります。良かれと思って取っていた行動が、自分の価値観を周りの人たちに押し付けていたことに気がつきます。

「自分の人生はまさしく自分の価値観で生きていたんだ」ということが腑に落ちると、自分の過去の行動、そして未来の行動に対してもまるっと受容することができます。仕事で達成したい目標があったとして、目標を達成するための第一歩目の行動から充実感、幸福感を感じるので、結果を気にせず「今ここ」に集中することになります。

自然と自己肯定感が上がり、自分と他人を比較する必要がなくなるので、感情的になることもなく、他人の仕事を見る目も変わり、驚くほど穏やかな心で仕事ができるようになります。当然、場の雰囲気も軽やかで居心地が良くなる。いつの間にか、不安とは無縁の生き方になっているんです。

まとめ

生き方を変えるほど自分と深く向き合うということは、今までの自分の考えを根本から覆されたり、良かれと思ってやっていたことが裏目に出ていたことに気付かされたり、ショックを受けることもあります。

しかし、自分の最高の価値観を軸に生きるだけで、驚くほど生きやすくなるんです。

何か選択をする時も不安なく決断することができ、他人との価値観の違いを受容することで、不安や怒りの感情を抱かなくなります。

自分の最高の価値観を言語化し、心穏やかに充実した日々を送るためには、安心安全の場があることが重要です。
職場で生きやすさを実感するためには、リーダーが心理的安全性が確保された場を作ることが求められています。

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