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2016
02月05日

旧暦の新年に立ち止まって人生を考える

 2016年2月5日

昨日2月4日立春を迎え、二十四節気の新年が始まりました。旧暦での新年は2月8日からになります。旧暦は、別名を太陰太陽暦と言って、太陰暦の要素である月の満ち欠け(朔望)と太陽暦の要素である太陽の動き(二十四節気)を両方取り入れた暦です。
一方、新暦は地球の公転を基準にしています。
旧暦は、4000年前に中国で独自に作られ、「農暦」と呼ばれて今も中華文化圏の人々の生活規範となっています。農業の暦ですから、太陽の動きだけではなく、動植物のバイオリズムに多大な影響を及ぼす月の満ち欠けを取り入れているんですね。
日本には、A.C.604年に中国から伝来し、改暦を重ねて天保暦となったと言われています。それ以来旧暦が使われてきましたが、明治5年(1872年)に、現在の暦、いわゆる「西洋暦」が使われ始め、これが「新暦」と呼ばれたため、それまでの暦は「旧暦」と呼ばれるようになりました。
西洋文化を取り入れるため、国策として無理やり廃止された旧暦。自然を神とし、自然と共に生きてきた日本が1200年もの間、旧暦に慣れ親しんできたのは自然のことだったと思います。
人間も、存在するもののカテゴリーとしては動植物の一つですから、月の満ち欠けの影響を受けています。そんな、月と太陽、つまり宇宙のリズムに波長を合わせる意味でも、旧暦を意識して生活することは、とても大切なことだと思っています。
二十四節気の新年の2月4日、旧暦での新年は2月8日、ここからが、自然界のエネルギーが転換する2016年の始まりです。
これからの人生や、自分の生き方、在り方を見つめ直すのに、とてもいいタイミングなのです。
”在り方とは、どのような価値観で在るかということ”
”生き方とは、どのような価値観で生きるかということ”
これからの人生を、親のではなく、社会のでもなく、あなた自身の本当の価値観を織り込んで、どのように設計するか。
旧正月にあたる、この時期、それを真剣に考えることで、2016年の生き方、ひいては今後の人生が変わると言っても、全く過言ではありません。
望む人生を設計(デザイン)しなければ、望む人生は送れません。
目指さなければ、何ももたらされません。
漠然と人生を過ごしていたら、漠然と日が過ぎていくだけです。
自分の手で、自分の人生を設計し、自分の人生を生きる。
二十四節気の新年、旧暦での新年を迎えるこの4日間で、自分の人生を見つめ直し、どう生きるか決意を固め、最初の小さな一歩を踏み出してみましょう。
何かが必ず変わります。
ここで立ち止まり、有意義な毎日を!

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