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2018
09月14日

日経平均に動意?

日経平均に動意?

2018年9月14日(金)

こんにちは!
(株)ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、所長の高衣紗彩です。

日経平均が本日前場で、23,000円台に乗せましたね。日経平均は、今年に入って23,000円を超えて上昇を継続することができず、「23,000円の壁」というのは、今年に入ってのテーマとなっています。今回は、この壁を超えられるのでしょうか。

今回は壁を超えられるか

足元の日本企業の業績は良好で、EPS(一株当たりの利益)は上昇基調を辿っており、為替の見通しも悪くありません(日本企業に打撃となる円高が進む可能性は高くない)。実質賃金も上昇しており、ファンダメンタルズ的にはもう少し買われていてもおかしくない状態にあります。

一方、貿易摩擦激化の懸念やトルコショックなど、外的リスク要因には事欠かず、主に外国人投資家の買いが入らず上値が抑えられている状態にありました。その結果、企業収益に対する株価の水準をみるバリュエーション指標、PERは、13倍を切る水準で推移するなど、足元の日本株式には割安感が出ています。

そのようななか、ここ数日で、外的要因に変化が現れて来ています。

  1. 米トランプ大統領が中国に貿易協議の再開を提案し、貿易摩擦の激化懸念が後退
  2. トルコは、市場予想(コンセンサス3-4%)を超える6.25%の利上げをし、リラが上昇

さらに、米国では、FRB(米連邦準備制度理事会)がベージュブック(米地区連銀経済報告)を公表し、全米で経済活動が穏やかに継続していること、労働市場が引き続きひっ迫していること、物価上昇圧力も継続していること、などが指摘され、引き続き堅調さを維持しています。

トランプ大統領は米大統領選に向けて、さらに株価の下支え政策を維持すると見られ、日本でも自民党総裁選で安倍首相が再選されれば、これまで及び腰だった外国人投資家が安心して買いに来ることが考えられます。外国人投資家はアベノミクスや日銀政策など、国の政策を大きく評価する傾向があるためです。

これまで株価上昇の上値を抑えて来た二大リスク要因が後退し、外部環境も悪くなく、元々ファンダメンタルズは良かったことから、上昇圧力がここから一気に高まることは十分考えられます。粛々と毎月投資を行なっている方は、春先の下落時に安く買えていると思いますので、ここからも安心して継続して行かれると良いと思います。

ただし、油断や過度な期待は厳禁です。今後のリスク要因が全て消えた訳ではありません。

今後のリスク要因

今後のリスク要因としては、国内では、台風や地震などの災害がGDPに与える影響、国外では、トランプ大統領の言動が予測不能なことから、この先貿易交渉の行方、が挙げられます。

他にも、米国におけるハイテク企業への規制強化(そのため、上昇相場のなか、ハイテク企業は下落)や米カナダ間のNAFTA再交渉の推移などは、今後のウオッチポイントです。

また、9月、10月には、株価が暴落しやすいというアノマリーもあります。アノマリーとは、根拠がなく理論的にも説明できないのだけれども、市場で良く起きているという事象を指します。

9119月、リーマンショックも9月(リーマン・ブラザーズが破綻したのは10年前の明日)、ブラックマンデーは10月に起こりました。

今後の投資戦略

これから23,000円を抜けて一気に上昇する可能性が高いとしても、ブル3倍のファンドを買ったり、早急なリターンの獲得を狙ってリスクを大きく高めたりすることは、大火傷の要因になり得ることは意識しておきましょう。特にそうと気づかないで、自分のリスク許容度を超えてリスクが高くなってしまっていないかは注意が必要です。
日経平均の上昇にポジションを取るということは、貿易摩擦が沈静化したらリターンを得るポジションを取っているということです。分散を図るためにも、また、投資機会をオポチュニスティックに捉える意味でも、貿易摩擦が激化した際に上昇するか、持ちこたえる、または下落幅が小さいセクターなどにオポチュニスティックに入れておくのは賢明だと思います。ただ、その場合も、ポートフォリオ全体のリスクが自分のリスク許容度を超えない範囲の保有割合に留めることが重要です。

これまで投資を考えていて二の足を踏んでいた方は、乗り遅れたのでは?と焦らず、まずは日経平均連動ファンドなどに少額から投資を始めてみると良いと思います。

ただし、「これから上がるタイミングだから入る」のは、いけません。

長期的視点に立って、

  • 自分はなんのために投資をするのか(目的)
  • いつまでに幾らを目標にするのか(目標期間と金額)
  • どこまでリスクをとるのか(リスク許容度)
  • どのようなポリシーと手法で行うのか(投資哲学)

等を明確にして、その戦略の元での今日の購入、にすることが、成功する投資の第一歩として、必要不可欠です。

投資に、焦り、不安も厳禁です。

足りない分を補おうとするマインドも、ほぼ100%失敗に終わります。

まとめ

投資でも、いえ、投資でこそ、情報や手法の習得(DO)の前に、投資に向かう心の状態がどうあるか(BE)、が重要です。

どのような心のステートで投資を行うか、それが資産の増え方に直結します。

私たちの投資の目的は、「なるべく高いリターンを得る」ことではなく、「資産を増やす」(HAVE)ことです。目的を履き違えてしまうと(BEが脆弱)、行動が本来の目的から離れてしまい(DOが不適切)、目的達成が遠のきます(結果としてHAVEは得られない)。

これから投資を行う方は、ぜひ、BEを強固に確立することから始めてください。

これまで投資をしていても、やっている年数の割には資産は増えていない方は、BEを立て直すことをしてみてください。

投資は情報が命、という方を尻目に、10年後に、豊かに微笑んでいることと思います。

BEの整え方、オポチュニスティックなポートフォリオの作り方について、より深く学びたい方は、『金融リテラシーゼミ』へどうぞ。

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