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2017
01月30日

瞑想いらず!?日常の中のマインドフルネス

瞑想いらず!?日常の中のマインドフルネス

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。

最近良く耳にするようになった「マインドフルネス」という言葉。グーグルやゴールドマンサックスなど、名だたる企業で研修の中に取り入れられるようになり、ストレスが減って、仕事の生産性が上がったりと非常に効果があるとのことで話題になっています。Wikipediaによると、マインドフルネスとは、「今ここ」に集中している心理状態のことだそうです。その状態に持っていくために、いわゆる瞑想を行い、マインドフルネスの状態を作り出すということをします。

ただ、日本の会社でマインドフルネス研修をしているような会社はまだ少なく、自宅で瞑想を取り入れるのも、その方法は千差万別、なかなか時間も取れない・・というのが現実なのではないかと思います。そこで今回は、このマインドフルネスな状態を、必ずしも瞑想という方法を取らなくても日常の中で作る方法をお伝えしていきたいと思います。

マインドフルネス=「今ここ」がなぜ良いのか?

まずは、そもそもこのマインドフルネスの状態がなぜ良いのか?を考えたいと思います。

人が強いストレスを感じる時というのはどういう時でしょうか?それは、過去の事実への罪悪感や後悔、あるいは、未来の不確定な要素への不安が大きい時です。例えば、目の前に大きなライオンがいるというような状況の時でさえも、目の前の事実に恐怖を感じるのではなく、食べられてしまうかもしれない瞬間や痛みなど、未来を想像することで強い恐怖が引き起こされます。

そう考えると、私たちの日常は、過去や未来に意識を向けていることが非常に多いことに気が付きます。特に仕事の中では、これから起こり得ることを、過去の事例に照らし合わせ、プラスもマイナスも含めてどれだけ事前に予測し準備をできるかが、仕事の結果に直結するためなおさらです。この状態が一日8時間以上、職種や会社の業務によってはもっと長い時間続くとすると、自分で意識している、していないに関わらず、常に不安や恐怖などの感情にさらされていることになります。

なので、マインドフルネスな状態で「今ここ」に集中するということは、過去への後悔や未来への不安などの強いストレスを生む感情から、解放してくれるということなのです。現代の社会人が無意識にさらされ続けている不安や恐怖から解放されると、心身の緊張状態がほぐれ、心にも体にもいい効果が表れる、という仕組みです。

日常の中のマインドフルネス

では、過去や未来に囚われた日常の中で、「今ここ」に集中している瞬間はないのでしょうか? 実は探してみると、毎日ではなかったとしても、ちょっとしたことで「今ここ」に集中している時間は見つかります。「今ここ」に集中している時というのは、いつの間にか時間が経っていた!という時や、目の前の作業にのめり込んで、無心の状態(考え事をしない状態)、という時などです。

私自身や、私の周りの人の例をいくつか挙げてみます。

・プレゼン資料作成時の絵を描いている時

・靴磨きしている時

・アイロンがけをしている時

・床の雑巾がけをしている時

・歌を歌っている時

・子どもと遊んでいる時

等々・・

これらの事例は人によっては全くあてはまらない場合もあるかと思いますので、あくまで1つの例として捉えてください。短い時間でも、普段意識してなかったような小さなことでも、何か1つや2つくらいはその人独自のものがあるのではないかと思いますので、是非ご自身の日常を振り返ってみてください。

意識的にマインドフルネスの状態の時間を増やす

今現在ストレスを抱えていたり、体の調子が悪かったり、仕事が思うように進まなかったり・・という方は、是非意識的に、自分がマインドフルネスな状態になれる時間を増やしてみてください。例えば、先ほど挙げた靴磨きなどは、一見健康にも仕事にも関係のないような行為ですが、過去や未来からのストレスから解放される時間を増やすことで、結果的に健康や仕事に良い影響があるはずです。実際、その効果を知ってか知らずか、私の旦那さんは、仕事のストレスが溜まってくると、いつもは履かない靴も含めて、かなり長い時間靴磨きをしています(笑)。

ちなみに、常にマインドフルネスの状態でいる人をご存知でしょうか? そうです。子どもです。子どもは常にマインドフルネスの状態で、「今ここ」に生きています。目の前の遊びを、ただただいつも目一杯遊びきります。この遊びをしたらどんないい効果があるかな?とか、この遊びをしたら、過去の失敗を乗り越えられるかな?とか考えていません。ただ、遊ぶ。楽しいから。目的なんてありません。

そして、このような状態で仕事をしている大人も、少なからずいます。先日井上研究員のブログ「【続】37歳、上場企業、子供3人、住宅ローンあり、でも会社辞めようかな…」で紹介されていた、矢沢栄吉さんのセリフ、音楽をやるのに理屈はなく、「ただひたすらやってんだよ」は、まさにそんな状態を表していると思います。

まとめ

本日はマインドフルネスが効果的である背景と、日常の中でマインドフルネスを体験できる可能性についてご紹介しました。

・過去と未来に感じる後悔や不安から解放してくれる「今ここ」の意識=マインドフルネス
・日常の中で、時間が経つのを忘れ、無心になっている(=マインドフルネス)ことがないかを振り返る
・マインドフルネスな状態である時間を意識的に増やして、心身の元気を取り戻す

先ほど、子どもはマインドフルネスの天才だとお伝えしましたが、みんなが子どものようになればいいかというと、それはちょっと違います。みんながみんな子どものようになってしまったらこの社会は成り立たなくなってしまいます。何故なら、過去の失敗を活かすこと、未来を予測して準備することは、動物の中で唯一人間に与えられた能力であり、その能力があることで、現在のこの社会にまで発展してきたことも事実だからです。ただ現代は、意識が過去や未来に向きすぎていることが問題で、要はバランスが大事ということです。心身の不調は、いつでもバランスを崩した時に起きますので、「今ここ」の時間を意識的に増やし、過去と未来を考える時間とバランスを取っていきたいですね。

今週はまた一気に寒くなるそうなので、体調には気を付けて、元気な一週間をお過ごしください!

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    投稿者松野 麻由子

    「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

    本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

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