前回は、「ミッションが明確になったら、堂々と、何も心配せず、「考えない葦」になって、そこに自分の「目標旗」を立ててしまいましょうとお伝えしました。
目標を設定する前に行う3つのこと
夢は諦めるべきか、遠くに置いておくべきか
今日は、夢やミッション、目標実現を邪魔する、不安や怖れを自主消滅させる方法をお伝えします。消滅させるためには、発生原因を知る突き止める必要があります。
不安や怖れは、将来に対する「幻想」から生まれるもの、真実が見えていないことから生まれるものです。
例えば、
・夢を実現するために一定の時間やお金を費やして、実現しなかったら、どうしよう?
この場合、もし実現しなかったら、と「もし〜だったらという条件節」(昔、英語で習ったIF節です。覚えてますかー?)を使った時点で、すでに真実を見ていません。それを9割9分起こることとして捉えてしまっています。
そもそも、9割9分無理と分かっていること(例えば、今からオリンピック選手になるとか、野球選手になるとか)であれば、今の時点で「夢」とさえも認識していないはずです。子どもの頃、それが夢だった(今は違う)、と認識しているはずです。
今、追うか諦めようか、迷っているということは、白馬に乗った王子さまが迎えに来る的な夢とは違い、現実的な実現可能性が五分五分にあるということ、そして、これからの働き次第で実現する可能性がある、ということがあなたにも見えている、わかっている、ということです。
ですが、「もし〜」と考えた瞬間、「実現しない」に1万点!(昔あったテレビ番組よろしく←ある一定以上の年齢の方でないとわからないかもですがf^_^;))かけてしまっているわけです。5分5分の可能性がある真実とはかけ離れていますね。
真実が見えていない二つ目の理由は、「実現しない」場合のメリットが見えていないこと。
「実現しない場合にメリットなんて、あるんですか?」
はい。どんな出来事にもメリットとデメリットと両方が同じだけ存在しています。実現したとしても、デメリットがあり、実現しなかったとしても、メリットがあります。
「だったら、どっちでもいいじゃないですか?」
はい、どっちでもいいんです。あなたが夢を実現しようがしまいが。
自身の心に聞いてみてください。夢に惹かれるのは、夢を叶えた先にこんないいことが待っているというメリットがあるからですか?
多分、違うと思うんですよね。そこにメリット・デメリットという打算(は言い過ぎかもですが)は入ってないと思います。
夢に惹かれるのは、ただ純粋に、それがしたいから、それで世の中に価値を提供している自分になりたいから、それだけなのではないでしょうか。
なので、夢に向かうか諦めるか、の問いに関しては、誰にも「やれ、やめとけ」といった助言ができるはずがないのです。決めるのは、あなた以外にいないのです。
『その仕事を通じて、その「価値」を、世の中に提供していきたいのかどうか。』
こう聞かれた時の答えが、YESなら、あなたは、打算抜きで、心底やりたいと思っているはずです。そして、それは自分にしかできない、自分がやるしかない、と深層心理で思っているはずです。なぜなら、それが、あなたの人生のミッションだからです。それを潜在意識はわかっています。
そこに向かうために、幼い頃「欠落感」と言う幻想まで持って、そのミッション遂行に必要な資質を備えて来ました。本当は欠けているものなど何もないのに。
もうすでにあなたの人生は、人生のミッションに、夢に向かって、動いているのです。あなたが諦めるかどうか、悩んでいるのを尻目に。
自分が、『その仕事を通じて、その「価値」を、世の中に提供していきたい。』と思っているということが認識できたら、「もし実現しなかったら」というIF節は、マインドから消え去っていることに気づくでしょう。
あなたのフォーカスは、「実現する」に1万点! に変わっています。そこに、怖れは入り込む隙がなく、自主消滅しているはずです。
不安や怖れが出てくる理由の二つめは、達成までの道のりが見えないことです。あまりにも遠すぎて、「本当にたどり着けるのか?」と自分の足腰の強さを疑ってしまいます。
これを自主消滅させることは、簡単です。戦略を立てて、左脳でロジカルに「達成可能だ」と認識すれば良いのです。戦略は、小さく小さく小分けにします。
例えば、夢の実現にはこれまでと全く違う職業へのキャリアチェンジを伴うとしたら、その職業に必要な知識や経験、感性(これを必要なスペックと呼びます)を洗い出し、今の自分のスペックとのギャップを見極めます。そして、それを一つ一つ習得するための戦略を立てていきます。
戦略を立てるとは、まずこれを習得して、次にこれを身につけて・・・と道筋を決めることです。向こう岸に着くまでの石を置いて行く作業です。この時、なるべく細かく石を置いていきます。
一歩が容易なら、怖れを感じることなく、すぐに踏み出せるでしょう。この時、この最初の一歩を踏み出すために、大それた決意や努力が必要ならば、その石は大きすぎるので、もっと小さくして、今の自分が、たとえ寝てても余裕で出せる一歩にします。次の一歩も、余裕で出せる一歩にします。次も、その次も。
それができたら、あとは、粛々と自分が置いた石の上を一歩一歩進んでいくだけです。毎日必ず一歩か二歩進むと決め、進むためにどうしたらよいかを考えます。これが戦術です。自分は太陽が出たら一歩進んで、日中は休んで、夜もう一歩進もう、とか、自分は3歩一気に駆け抜けよう、とか。
とりあえず、視界に入る所までを、そのように、自分にとって楽にできる小さなステップにすることで、あそこまでは行けそう、と思え、実際にストレスなく行くことができます。ストレスがないということは怖れはないということ。行けそうと思った所に到達したら、また次の視界に入る所まで、楽にできる小さなステップになるよう、石を置いて行きます。
あなたは、「あそこまで行けそう」という確信と共に、自分が一歩一歩を確実に進むことに集中していることに気づくと思います。 その時、怖れは多分なくなっています。集中している時には、怖れは感じないのです。
それを粛々と続けていくと・・・?あら不思議、向こう岸まであと3 歩の所まで来てしまいました(^^)/。
夢やミッションへの不安と恐れを自主消滅させるためのステップをまとめると・・・
1. 夢に関して真実を見る(幻想を自主消滅させる)
2. 実現までの道のりを小さいステップで見える化する
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