体験講座・
セミナー

オウンドメディア Owned

2023
03月13日

自分の弱いところ、直したいですか

自分の弱いところ、直したいですか

2023年も始まってすでに2ヶ月以上が過ぎました。

梅も咲いて、春の気配が感じられるようになってきましたが、みなさんはお正月に立てた目標のこと、覚えていますか?

「今年こそは●kgダイエット!」
「今年こそは資格試験の勉強をする!」

お正月には決意して計画を立てたはずなのに、半分も実行できていない……そんな人も多いかもしれません。 

「私は元々ナマケモノ」
「意志が弱い。自分に甘い」

計画を実行できないのは、自分にそんな「弱み」があるから。

そう考えている人も多いでしょう。

ですが、物事を計画どおりすすめることができないのは、あなたの弱みのせいでしょうか。

そして、その弱みは直さなければいけないのでしょうか。

今回は、「弱み」について考えてみます。

「弱み」は視点を変えると「強み」になる

計画を立てても、そのとおりに行動することができない。 

これはあなたが「怠け者」だからでしょうか。

怠け者ならば、目標や計画を立てることも怠けるはずです。

「目標や計画を立てようと考えている時にはワクワクして、面白いアイデアがいろいろ出てくるのだけれど、それを実行する時にはテンションが下がっている。だから毎日の行動ができない」

これは、あなたが怠け者だからではありません。

あなたは、アイデアを出すことが面白くて、アイデアが実行可能か評価するよりも、まず第一歩を踏み出してみたいのです。だから人が驚くようなチャレンジも平気で始めます。

これはあなたの「強み」です。その「強み」ゆえに、計画の詰めが甘くなり、予定通りに物事が進まないという「弱み」も生まれます。 

世の中には「アイデアが思いつかない人」「新たなチャレンジができない人」もいます。

そんな人は、アイデアが頭に思い浮かんでも、それは実現可能かと、必ずセットで考えます。そして、面白いアイデアを思いついても同時に「実現不可能」と評価して、自分で頭の中から消去してしまっているのです。

これが「アイデアが思いつかない」「新たなチャレンジができない」という「弱み」として表れます。ですが、その人には、自分で実行可能と判断した計画は着実にこなすという「強み」があります。 

「強み」と「弱み」は表裏一体。

「弱み」があるから「強み」もあるのです。

「弱み」を克服すると、あなたの大切な「強み」が相殺されてしまいます。

「弱み」も、あなたを形作る特性のひとつなのです。 

「弱み」に「環境」を組み合わせれば「行動」は変わる

「そうは言っても、毎年計画だけ立てて全然実行しないのでは、全く前に進めない。この状況をなんとかしたい」

そう思うのは至極当然です。

「ダイエットのために、食事制限をする」
「資格取得のために、勉強をする」
「目標に沿って計画を実行する」

などは「行動」です。

従来の心理学では、行動できない原因は、個人の資質にあるとされてきました。

ですが、人間の行動に関する研究が進んだことで、「人間の行動は、個人の資質と環境の相互作用によって生じる」、つまり環境を変えれば資質がそのままでも行動が変わることがわかりました。

これは発達障害を持つ子供たちの支援の場でも使われています。困った行動がみられるとき、その原因は障害にあるのではなく、そこに何らかの外部要因が働いて行動が引き起こされたのです。そして外部要因(環境)を変えることで、行動も変えることができると考えます。

これは目標を実行する時にも応用することができます。

ダイエットの場合、手の届くところにポテトチップスやチョコレートケーキが置いてあると、つい手が伸びてしまいます。このような誘惑を遠ざけることが、環境を変えることになります。

試験勉強の場合は、参考書を本棚にしまったままではなかなか手に取ることができません。机の横や枕元などに置いておくと、目に入りやすくなり、時間ができたときに手に取る機会が増えます。

計画を次々実行に移すことができない場合は、誰かに定期的にリマインドしてもらうことや、手帳に書きこんで自分でリマインドすることも有効です。

このように、個人の特性は変わらなくても、環境を変えることで人間の行動は変えることができるのです。

目標や計画は、弱みも活かして行動を変えるために使う

「でも寝る前にちょっと参考書を開くくらいじゃ全然勉強は進まない。試験に合格するという目標が達成できなきゃ意味がない」

そう考える人もいるでしょう。 

一度立てた目標を絶対的なものだと考えて、それが達成できないと、自分はダメな人間だと思いこんでしまう――それはとても勿体ないことです 

最初の目標が達成できなくても、思いもよらぬ方向に人生がどんどん展開している人がいます。目指していたものができなくても、そこに至る行動で収穫を得て、そこから新たな目標を見つけているのです。

本棚にしまったままだった参考書を一日一回でも開くようになったら、そこで得たものがあります。ひとつ行動を変えることができたという自信は、さらに踏み込んだ次のチャレンジにつながるでしょう。

そうすると、目標に向かって次々チャレンジすることが、列車に乗って、沿線でいろいろな発見をしながら目的地に向かう旅のように、楽しく思えてきます。

自分には能力がない、自分には「弱み」がある――そのように自分をカテゴライズして卑下することには意味がありません。

弱みもあなたの大切な特性です。

そして目標や計画の達成に縛られて、こなせない自分を叩くことにも意味はありません。

弱みも活かして行動を変える――そのために目標や計画はあるのです。

「目標を思い出すと『計画を守れないダメな自分』を目の前に突きつけられるようで、辛い」

 そう思っている人も、自分を叩くのをやめて、今年の目標をもう一度チェックしてみましょう。

そしてほんの少しでいいから行動を変えてみる、新しいチャレンジについて考えてみましょう。 

人生デザイン構築学校がお勧めするセルフ・コーチング・ジャーナルは、自分の弱みも戦略的にどう伸ばすのかをデザインする手帳です。目標や計画を自分でリマインドして行動に変える仕組みが随所に施されています。気になった方はこちらをチェックしてください。


人生デザイン構築メソッド®︎は、キャリア・資産形成・精神性の3つの柱で自分の人生をデザインしていく体系立ったメソッドです。
詳細はこちらをご参照いただき、より詳しく話を聞きたい方は、個別相談会にて内容をご確認ください。

一覧に戻る
アーカイブ