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2022
11月30日

他者の可能性を引きだす能力を身につける

他者の可能性を引きだす能力を身につける

他者の可能性を引き出すのは、教師や指導者だけの役目ではありません。

職場で仲間と話をしていて
「あなたと話しているとやる気が湧いてくるよ」
「無理だと思っていたけど、できる気がしてきたよ」
などと言ってもらえると嬉しいですね。

「人をやる気にさせる」「前へ進む気持ちを引き出す」ことは、人の可能性を引き出すことそのものです。

あなたは他者の可能性を引き出しているでしょうか。それとも潰しているでしょうか。
今回はこの問題について考えてみます。

無意識に他者の可能性を潰していることがある

人の可能性を引き出す能力は、仕事上ではもちろん子育てにも、友人知人との良好な関係構築にも役立ちます。

ですが、「可能性を引き出したい」と思っているのに「潰している」。そんなことはないでしょうか。

学校のテストの点数が悪いから「もっと勉強しなさい」と子供を叱るとか、
営業成績が伸びない部下に「頑張りが足りない」と叱るなど、
自分の怒りの感情をぶつけることが相手の可能性を潰していることを理解している人は多いと思います。

本人には自覚がなくても、結果として周りの人の可能性を潰していることがあります。

例えば、部下から仕事上の悩みを打ち明けられた時、
参考にしてもらいたいからと、過去の経験談を語ることがあるでしょう。

”絶体絶命の困難をなんとか乗り切った”

その経験の中には、成功につながるヒントが数多く含まれていると思います。

ですが、気をつけて頂きたいのは、成功体験を語るという行為は本人にとって気持ちの良いものだということです。

いつの間にか、部下へのアドバイスではなく、単に自分の武勇伝を語ることになってしまう。

このとき部下はあなたに相槌を打ち、調子をあわせて話を聞いているかもしれません。ですが、自分自身の悩みは胸の奥にしまいこんでしまうでしょう。

悩みを打ち明けて、一歩前進しようとしていた部下の思いは置き去りにされ、相手の可能性を引き出すチャンスは潰されてしまっています。 

善意で相手をコントロールしようとしていないか

先輩が後輩に、上司が部下にアドバイスをするとき、特に1on1の面談の際気をつけたいのは「自分の方が話す時間が多くなっていないか」という点です。

「多くを語っていても、武勇伝や思い出話をしゃべっているわけではない。

落ち込んだ部下を元気づけたい、解決策を見つけてあげたいと思って提案しているのに、『はあ、そうですね』とか言うばかりで、ちっとも相手が動こうとしない。だからこっちは、じゃあこうしたらどうかとか、ああしたらどうかと次々提案しなきゃいけない。だから話す時間が長くなっているのだ」

そう反論がある方もいるかもしれません。そんな時には、心の中で、
「こんなにアドバイスしているのに、ちっとも自分から動こうとしない。叱っちゃいけないと思うからこっちは努力して優しく話しているのに。やっぱりこいつはやる気ないんじゃないか」

と思ってはいないでしょうか。

解決案を自分が提示しているとき、あなたは、あなたの価値観の枠に合わせて部下が動くことを無意識に期待している状態かと思います。

いくらあなたが善意を尽くして説明をしたとしても、部下は「あなたのやり方を押しつけられた」と思うことの方が多いです。 

「売り上げが伸びない」とか「仕事に時間がかかる」といったごく一般的な悩みでも、部下それぞれの性格や特性、置かれている立場が変われば解決策も変わります。

どんなに貴重なアドバイスでも、部下自身の価値観に沿ったものでなければ行動には結びつかないものです。

ですから、相手の可能性を引き出すためには、彼ら自身の性格や、特性、今置かれている状況、そして価値観を知る必要があります。その上で一人一人に応じた解決策を、彼らが自ら導き出せるように、粘り強く問いかけていくことが大切です。

これには技術とトレーニングが必要ですが、トレーニングによって技術を身につければ、誰にでも相手の可能性を引き出せるようになります。

フィードフォワードは可能性を引き出す手法

人生デザイン構築学校(JDS)にはこの技術を身につけるための人生デザインコーチ®︎養成コースがあります。コーチングには様々な手法がありますが、この中にフィードフォワードという方法があります。あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、フィードバックという言葉であれば知っている人も多いと思います。

フィードバックとは相手の行動に対して、客観的な視点で評価を伝えて改善点を見出していく手法です。組織の1on1ミーティングではよく使われていると思います。

しかし、フィードバックで改善点を見出そうとする際、一方的に上司が改善点を押し付けてしまう例がよくみられます。フィードバックにおける上司の評価が、相手を批判するための免罪符になってしまっているので、部下は批判を警戒して押し黙り、結果として上司が一方的に喋り、部下は上司の思い描く改善点に黙って従うことになります。これでは部下の可能性を引き出すことはできません。

フィードフォワードとは、フィードバックから批判の要素を取り除いたものです。

相手に状況を語ってもらいますが、それに対して評価を下すのではなく、相手が自ら気づきを得て前に進みだせるように、コーチはサポートします。

相手の悩みに対して解決策を与えて前に進ませる従来のやり方とは方向性が真逆です。部下は自分が語ることで問題点に自ら気づき、その解決策も自分で見つけ出すのです。

この手法をコーチング技術として身につけるためにはかなりトレーニングが必要になります。ですが、JDSでは最初に自身が講師からフィードフォワードを受けるので、自分で視点を変えることで悩みが解決する、解決策を自分自身の中から見つけ出すという経験を繰り返します。

その経験がフィードフォワードという手法への信頼となり、他者に対する向き合い方が徐々に変わってくるのです。

人間は誰でも、まだ見ぬ可能性に溢れています。その可能性を引き出すには、コーチングの技術、とりわけフィードフォワードの技術を習得していくことが大きな近道になっていきます。

この手法を経験してみたいと思った方は、ぜひJ D Sの1日体験講座を体験いただき、コーチコースの詳細を確認してみてください。

人生デザイン構築学校では、個人が幸せな人生を自分自身でデザインできるようになるために、Dr.ディマティーニ開発の『価値観ミッケワーク』(正式名:バリュー・ディターミネーション)を行っています。このワークによって、これからの人生を幸せに生きるためのあなた自身の『最高の価値観』と『人生のミッション』が明らかになるのです。
『価値観ミッケワーク』の無料解説動画とワークシートはこちらから入手いただけます。
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自身の価値観についてさらに深堀りしたい方には、公認ファシリテーター(人生デザインコーチ®︎)があなたの『最高の価値観』の言語化をお手伝いします。マンツーマンでコーチの問いかけに答えることで、潜在意識に隠れているあなた自身の価値観、そして天才性が明らかになります。
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