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2022
08月29日

「器の大きな人」になるために(前半)

「器の大きな人」になるために(前半)

今回は「人間の器」について考えてみます。

ビジネスをするなら「器の大きな人」と一緒にしたい。
特に自分のチームのリーダーはそんな人であってほしい。

自分も「器の大きい人」と言われるようになりたい。

そう思いますよね。

でも「器が大きい人」って具体的にどんな人なのでしょうか?

そして器の大きな人になるためにはどうすればよいのでしょうか。

 

器の大きな人、視野の広い人はビジネスで成功する

器の大きな人とは具体的にどんな人でしょうか。

・おおらかで小事に惑わされない

・自分と異なる意見を受け入れることができる

・自分の間違いを認めることができる

この特徴は「視野が広い」という言葉で置き換えることもできます。

 

つまり

器の大きな人は広い視野を持っています。

ビジネスを成功させる、資産形成をする上で視野が広いことは有利です。

視野が広い人は多くの情報を把握することができるからです。

 

視野が狭いと重要な情報に気づくことができない

世界には膨大な量の情報が散らばっています。

でも人間の脳は自分の欲しい情報しか認識しません。

見たくない情報は見ず、気づかなかったことにしてしまう。

私たちはそんな生き物なのです。

 

視野の狭い人には自分が気に入った情報しか見えません

無意識のうちに自分で選んでしまうのです。

10個情報があっても見えているのは3個だけ。

これでは物事の全体像を把握することができません。

たとえば他国と戦争をしているとき。

あなたは自国から遠く離れた大陸の戦場での指揮官で、ここであなたが劇的な勝利を収めたとします。

あなたは喜び、これで日本はこの戦争に勝つことができる、と思うかもしれません。

しかし、実は東京湾のすぐそばまで敵の艦隊が押し寄せていた。

あなたが大陸の戦場で勝利したのは、敵が日本の首都を壊滅させる作戦に変更して、兵力をそちらに集中させたためだった……。

 

この情報を把握しているかどうかで、あなたの次の作戦は変わります。この情報を知らなければ、さらに領地を拡大しようと戦闘範囲を広げていくことでしょう。でも敗戦が濃厚なのであれば、速やかな撤収のための作戦を考えておかなければなりません。

自分達の戦況が不利だという情報、ネガティブな情報はあまり聞きたくないものです。

特に視野が狭いと、無意識下で自分に都合の悪い情報は無視してしまう傾向があります。

でも自分に都合のいい情報だけで作戦を立てていては失うものが多く、勝ち目がありません。勝利の確率が高い道を選ぶためにはできるだけ多くの情報を手に入れる必要があるのです。

 

成果を上げている会社の社長など、集団の方向性を決める立場の人に視野の広い人が多い、器が大きい人が多いのはこのためです。

視野を広げるためには「無意識下で都合の悪い情報も排除する」思考のクセを直していく必要があるのです。

世の中には自分とは異なる視点があることを知る

どうすれば視野を広げる、都合の悪い情報を排除しない思考方法を身につけることができるのでしょうか。

視野を拡大するというと大変なことのように聞こえますが、

実は誰でも出来る小さなステップから始めることができます。

 

それは

自分とは異なる視点を受け入れること」です。

ボリュームたっぷり、絶品の濃厚スープがS N Sで話題のラーメン屋さんの前を友人と二人で通りかかったとします。いつも長蛇の列なのに、その日は開店直前で店の前には数人しか並んでいません。

あなたが美味しいラーメンの食べ歩きが趣味の美食家だったとしたら、迷わずこの店に入ってラーメンを注文するでしょう。

でも友人がスポーツジムに通い、体脂肪率を厳しく管理している健康オタクだったとしたら、炭水化物と脂肪のかたまりのラーメンを並んでまで食べるという行為は考えられないでしょう。

 

美食家と健康オタクではラーメンに対する視点が変わります。

視点が異なると行動も変わってきます。どちらが正しいというものではありません。このように世の中には複数の視点があると知るだけで、視野が広がって見える世界が変わってきます。

相手の視点を理解していないと、ラーメン屋の前で二人は言い争いになって、友情が断絶してしまうかもしれません。

 

相手の視点を知っていれば

「今回は残念だけど、このラーメン屋にはまた一人で来よう」とか

「そんなに話題の店ならば、今回は付き合って自分はサラダでも食べよう」と思うことができるでしょう。

ラーメンのせいで大切な友人を失うことにはなりません。

自分には同意できない視点を持つ人の存在を認める

また、学生の頃、特に中学や高校では校則があれこれ細かく定められていたかと思います。先生や風紀委員がヘアスタイルや服装をチェックして、校則違反する生徒に注意する、そんなこともありました。

あなたは先生の指示を素直に受け取ることができる優等生だとします。

ヘアスタイルもスカートの長さも校則に従うことに何の問題も感じない。そんなあなたにはスカートの長さを短くしたり、茶髪にパーマで登校するクラスメートのことが理解できないでしょう。

 

あなたにとっては校則を守ることが正しいこと。そして昭和の時代にはその考え方が主流でした。

でもスカートの長さを変える生徒は、自分がステキに見える服装やヘアスタイルをすることで気分が上がる、生活が楽しくなるのにどうしてそれが禁止されるのかと不満があります。ましてダサい制服を校則通りに着て通学するクラスメートの気持ちは理解できないでしょう。

これは視点の違いです。ファッションに興味があるかないか、自分のやりたいことを表現したいかしたくないか。人それぞれ自分の興味によって行動は変わります。

 

そして今、令和の時代には教育も、規則で子供たちを縛り付けるのではなく、やりたいことをのびのびやらせて個性を伸ばす方向にシフトしています。盲目的に他者の指示に従うだけではいけない、そのように考えられるようになりつつあります。

世の中が正しいとする視点は絶対的なものではなく時代と共に変わっていくのです。

そうはいってもファッションに興味のないダサい女子と、見た目ばかり気にして規則を破るお騒がせ女子が相入れること、お互いの行動に同意することは難しいかもしれません。

同意しなくてもよいのです。

 

同意はできないけれど、私の視点は「校則を守ることが正しい」だけれども、そうでない人も世の中にはいることを受け入れる。

自分には同意できない視点を持つ人の存在を認める。

これが視野が広がること、言い換えれば意識が拡大することです。

 

注意していただきたいのはこの「存在を認める」は、校則破りのクラスメートにムカつくけど、無理矢理自分を納得させて存在を認めたことにする、ということではありません。

心の中に相手の存在がストンと収まる。こういう人もいるのねと、感情を波立てずに思えるようになることです。

これはすぐには難しいかもしれません。

難しいことですけれど、このように納得できて意識が拡大すると、自分の内部が変わってきます。

何がどのように変わるのでしょうか。

次回はこの点について説明します。

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