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2020
03月06日

自分を貫く 自分本来の能力を引き出せば必ず目標は達成される (ブレンドン・バーチャード )【書評】

自分を貫く 自分本来の能力を引き出せば必ず目標は達成される (ブレンドン・バーチャード )【書評】

働き方改革の相まって、「自分らしく生きる」ことや「自由に生きる」ということに意識を向ける人が昨今増えています。
そんな中、全てを自分で選択できるからこそ、どのように行動すれば良いのか分からず、悩む人もいます。

今回ご紹介する『自分を貫く』は、自分自身の力を引き出し、個人としての自由を手にすることについて述べています。
自分らしく生きるためのパーソナルパワーの引き出し方、パーソナルフリーダムを手にする方法を提示していますすが、ここでは、そのうちの3つを紹介します。

 

著者プロフィール

引用:公式Twitter https://twitter.com/BrendonBurchard

ブレンドン・バーチャード

19歳の時に遭った自動車事故をきっかけに人生について考え、自己啓発を学び始める。
その後、自分に課せられた責任に気づき、世界と意見を共有できるよう生涯をかけて尽力している。
ニューヨークタイムズが選ぶベストセラー者者、ハイパフォーマーコーチ。
世界中の何億人もの人々にインスピレーションを与え、Facebookでは最も多くの読者を持つ100人の有名人のうちの一人。
YouTubeチャンネルでは、自己啓発シリーズの中で史上最高の再生回数を記録し、現在、最も幅広い層から支持されている。

 

この本で伝えているメッセージとは

自分を貫き、自分の人生を生きるために必要なのは、私たち一人一人が持ち合わせているパーソナルパワーを引き出し、自分の心に正直に生きる自由「パーソナルフリーダム」を手にすることです。

恐怖心や疑念に駆られて変化を躊躇したり、世間の抑圧に左右されて安易な道を選んだりしているのではないでしょうか。
自分の心に正直に生きる自由、「パーソナル・フリーダム」を実現していくためには、注意深い自己コントロールが必要です。
そのパーソナルパワーを手にし、発揮することの重要性を知り、それを阻む恐怖心の正体と対処法を理解し、モチベーションを維持す3つの方法をお伝えします。

 

モチベーションを高め、持続させる

モチベーションとは、原動力のスイッチを入れる誘因と一般的に言われていますが、本書では「自由から来ている」、もしくは「恐怖心から来ている」の二通りしかないと断言しています。

「行動することによって、自分が今以上に自由になる」と想像できる場合は前者であり、「行動を起こさないといけない、そうしないと上手くいかない」と焦りの衝動からの行動は後者に当てはまります。
モチベーションは、『思考の結果、生じたエネルギー』です。
「何を目標にするのか」「なぜそれを目標にするのか」を明確にし、選んだ目標に集中した時、行動を起こしたいという欲求がふつふつと湧いてくるはずです。
それが、原動力のスイッチが入ったいうことであり、内なる力、パーソナルパワーがみなぎっている状態です。

また、より高いレベルのモチベーションを維持するには、目標を言語化して明確にすることも求められます。
毎朝毎晩、自分の目標を口に出す習慣を付ける。そうすることで、目標を実現するためのマインドセットが整い、より行動力が発揮されます。

弊研究所の松野がモチベーションについて書いた記事がありますので、こちらも合わせてお読みください。

 

自分の中にひそむ悪魔に打ち勝つ

恐怖心とは、失敗するかもしれない、実力が足りないかもしれない、と言った恐れを指し、3つの頭をもつ醜いヘビに例えられています。

3つの頭を持つ醜いヘビは、不安と恐怖をエサにして大きくなります。
今は確信が持てない!タイミングが悪い!理解してもらえない!などと思っている時には、緊張で全身が強張り、ストレスを感じます。
その時に発揮される言動は、本来の自分のものではありません。

ここで述べている3つの頭とは、以下を指します。
これらの事象に打ち勝つことでモチベーションを保て、自分を貫き続けることができます。

ダウト(疑念)

新しい目標やより高い目標に向かって行動している時に湧き出て、「私には確信が持てない」と絶え間なく不安を訴えてくるのが特徴です。
対処できずにいるとネガティブな思考にとらわれ、行動が止まり、思考が堂々巡りして本来の自分ではなくなってしまいます。

ダウトを消せるのは、信念だけです。
自分の信念を声に出して言うことで、ダウトは簡単に消すことができます。

ディレイ(先延ばし)

私たちは切迫した選択肢を突きつけられることで、判断力に欠け、自分を守るために行動しないことを正当化し、言い訳をしてしまいます。
本当の自分を無視していることになるため、心は嫌な気持ちで満たされ、気がつけば、情熱が失われ無気力になります。

全ての条件が整うのを待ったり、夢を叶えるのを後回しにする言い訳を考えたりするのは、今すぐ止めましょう。
インプットばかりでは、頭でっかちになり行動に支障をきたします。
案ずるは産むがやすし。
先ずは、一歩を踏み出すことが大切です。

ディビジョン(別離)

これは、自分は他の人とは違って特別であると思い、人より強い、あるいは弱いと感じ、他の人から距離を置き、短気になったり、周りが愚かに見えたりすることを指します。

これに対しては、夢や目標を持つことが大切です。
夢や目標が、社会を暖かさで満たし、人々の溝を埋め、批判や怒り、憎悪を押し流します。それはまさに、愛そのものなのです。

人生デザイン構築学校®でもお伝えしている、愛と感謝の状態にいること、その重要性がここでも改めて述べられています。

 

時間をスローダウンする

耳、目、鼻、口、触感の五感を研ぎ澄まし、目の前に存在するものを深く感じ、”今この瞬間”を逃さないということです。
五感を使って今この瞬間を感じている時、時間がゆっくり流れているように感じます。それには、呼吸を意識するとさらにその効果を感じられます。
呼吸を使った瞑想については、松野研究員が書いているので、こちらも参考にしてください。

時間をスローダウンさせることは、忙しい現代の私たちの一番の課題かもしれません。
五感をフルに活用し、今を感じる時間は、私たちにあらたな発見をもたらしてくれるのではないかと思います。

 

まとめ

本書の中で、以下のように述べている箇所があります。

『ほとんどの人が、今よりもずっと成長する力を持っているのに、何かにつけて立ち止まり、社会からの許可が下りるのを待ったりしてしまっています。あと、一歩で夢が叶ったり、目標が達成するのに、その手前であっさりあきらめ、手を引いてしまうのは実にもったいない。』

自分が大切にしているものがはっきりと分かれば、エネルギーも無駄に使わなくなります。

 

人生デザイン構築学校®︎の受講生からは、「自分が心の底から大切にしているものを明確に知ることができ、エネルギーの使い方が以前よりうまくなった」という声をよく耳にします。
自分が心の底からやりたいことが分かっていることで、著者の言うように、自分自身の力、パーソナルパワーがみなぎっているのでしょう。

もう少しという時に夢を諦めないで、という言葉を心に留め、自分の夢に注目し「自分を貫く」人が一人でも増えればと思います。

 

投稿者澤田 りよ

ONは仕事、OFFは投資 ダブルで一生稼げる私になる 人生マネジメント塾主宰、人生デザインアカデミー協会認定講師。輸出入代行・海外展開コンサル事業コマビズ代表。
「今まで培ってきて知識を活かし、人々の経済的自立を支援する」というミッションのもと、東京と大阪の2都市を中心に活動している。
趣味はマラソンと登山。お酒も好きで大衆酒場からバーまで、どこでも馴染める。

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