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2016
12月13日

やる氣が出ない時に、エネルギーの質を高めるための2つの質問

やる氣が出ない時に、エネルギーの質を高めるための2つの質問

こんにちは!ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の斉藤です。
今年も年の瀬を迎え、一年を締めくくるために 忙しさが佳境を迎えている方も多いかと思います。そんな中でも一人になる通勤の時間や、お風呂に入っている時、布団に入って寝る間際など、ふっと一年を振り返る一瞬があるかも知れません。
一昨日の石部研究員の記事でもありましたが、今年も「一年あっと言う間だったな~」と焦りを感じたり、現状にモヤモヤしながらスッキリしないまま、毎日やるべきことに追われて、日々が過ぎ去る事はなかったですか?
思い当たる方は要注意です。そのままにしていると、いつの間にかエネルギーの質が下がり「なんかやる氣がでないなー」という事になりかねません。
来年をエネルギッシュにスタートする為の、ちょっとしたコツをお伝えします。

日本人の幸福って何なの?

このタイトルが、新聞の片隅に小さく載っているのを見て、強烈なインパクトを受けました。日本に留学しているベトナム人の若者のコメントです。
『私は日本に来るまで、日本は立派で偉大な国だと思っていた。豊かな生活ぶりや、発展した街並みを見て、きっと日本人は自分の国に誇りを持ち、幸せを感じているのだろうと思っていた。来日から10ヶ月が過ぎた今、実はそうではないように感じる。電車では疲れた顔をよく目にするし、いつも何か心配事があるような表情であまり笑っていない。日本人は勤勉だが、自分が成果を享受することを忘れていると思う。日本人は何の為に頑張っているのか?幸福とは何なのか?日本人自身で答えを探した方がいいと思う』
これを読んで、あなたはどのように感じたでしょうか?外国人だけでなく、日本の子供たちも私達大人を見て、そのように感じていると想像したら嫌じゃないですか?
『もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは、本当にやりたいことだろうか?』この有名なセリフはアップルの創業者、スティーブ・ジョブズの言葉です。
人には自己実現欲求が必ずあります。しかし「毎日を本当にやりたいことで埋め尽くす」という言葉自体が、現実味を感じない方も多いのではないでしょうか?
可能性に蓋をしていることにも気付いていないので、それが自然なのかも知れません。では蓋を外すにはどうしたら良いのでしょうか?

「したい」と「しなきゃ」

自分で自分の人生を演出するという事を、意識している人はあまり多くはありません。顕在意識では生後、気付いたら物心ついて、人生スタートしているからかも知れませんね。
当たり前ですが人生は何も考えなくても、他の人が盛り上げてくれたり、演出してくれるわけではありません。人生を自分で創るとはどういう事なのでしょうか?それがわかっているか否かで、力強さが変わってきます。
「本当にこれで良いのかな?」と感じていると、気づかないうちに瞬間瞬間が弱くなりますが、どんな人生を創りたいのかハッキリすると、不思議とエネルギーが集中してくるのです。
自分の行動の理由を、自分でつくれているか否かがキーポイントです。他人の理由で動いているとしたら、人生流されているという事になります。やっている様々な事を振返り、自分の中にある動機を以下の2つの動機に分けてみてください。

1.建設的動機

内発的動機とも言います。本当に実現したいという欲求は無限のエネルギーを供給します。人生の目的に向かうための戦略としての目標だから~したい、~しよう、などの自分の内側の理由で動く場合は、時間が濃密になり、エネルギーの質を上げます。

2.制限的動機

外発的動機とも言います。~しなきゃ、~しなければならない、などの自分の外側の理由で動くというものです。これが動機だと、実行するのにつらさが伴います。

この動機からの行動が多いなと思ったら、それは本当にそうしなければならないのかを考えてみて下さい。何らかのしがらみや、自分自身の捉え方の問題で、そう感じているかもしれない。そこに思いを廻らせてみて下さい。

また多くの人にとって、仕事は人生の目的ではなく、良い人生を送るための方法のひとつです。仕事を人生の目的に合わせるには前述の石部さんの記事や高衣所長の記事を参考にしてみて下さい。

目的を明確にする

心の中の2つの動機が明確になったら、まずは建設的動機の行動を振返ってみましょう。
・それをする理由は何でしょうか?
それをするとどんなメリットがありますか?

メリットが増えれば増えるほどエネルギーの質が上がる事を実感してください。それから「しなければいけない」と思っていた事にも、同じ質問をすると、外発的だと思っていた事でも、それをやる自分にとってのメリットが見えてきます。
人生に無意味な事は一つもないと思って、質問を投げかけてみることが大事です。本当にしたいこと(目的)を実現する為に、やらなければならない事である、と気付けば「しなきゃ」は「したい」に変わります。
それにはやはり自身の人生の目的を明確にする事が大事です。先程の質問で、あなたが「それをする理由・動機・メリット」がたくさん出たと思います。その中で今あなたが一番大切だと思うものを選んでください。
・ それが達成できたら、あなたにとってどんな良い事がありますか?
これも思いつく限り書き出してみて下さい。
その中で特に大切だと思うものはどれでしょうか?
深呼吸してひとつ選んでみましょう。
あなたが選んだ事が、もし大切にできなかったら、良い人生とは言えないと断言できるのであれば、それは価値観を反映した人生の目的の一つ言えます。
目的と目標が明確になったら、あとは行動です。行動するに伴い成果の質も上がり、人生の質が上がる事を実感するでしょう。

まとめ

・誰でも、自分の人生の主人公になり得る幸せがあると、本当は知っているはずです。
・制限的動機と建設的動機はどちらか一方、0か100ではなく、あなたの中で、振り子のように揺れ動いています。
・人生の目的は人それぞれ違います。それは大切にしているものが違うから。
エネルギーの質が上がると、自分の魅力、能力、才能を発揮する事に使命感を感じて来ます。それは誰でも、どんな瞬間からでも可能です。
人生のハンドルを握り、自分を幸せにする責任を果たせば、子供たちが未来を夢見るような社会になっていくと、私は信じています。

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