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2023
02月09日

中庸思考®︎ってどんな思考法?

中庸思考®︎ってどんな思考法?

人生デザイン構築学校( JDS)では、自分が一番自分らしく輝く人生のデザインをするために、キャリア×資産形成×精神性の向上(中庸思考®︎)の3つの柱で人生を設計し、毎日を楽しく幸せに生きていく方法を体系立ててお伝えしています。

その3つの柱の一つである中庸思考®︎について今日は考えてみたいと思います。

精神性の向上と言われても具体的に「どんな向上がされるのか分からない」「自分の人生にとってのメリットって何だろう」と思われる方も多いと思いますので、事例を交えてお伝えしていきます。

中庸思考®︎とは

中庸とは「ちゅうよう」と読み、「偏りがなく中立的である」といった意味を持っています。

例えば、対立するような意見がある時、どちらか一方に偏ることなく、2つの意見を取り入れ、どちらにとっても良いバランスの取れた形にしていくことを中庸といいます。

中庸思考®︎はバランス思考

中庸思考は人間行動学の権威Dr.ディマティーニが発見した「バランス思考」を、私たちの日常生活に起きる出来事に応用できるように、さあや学長が体系化してくれたものです。

*バランス思考:この世界の神羅万象全てには必ずプラスとマイナスが存在する

中庸思考の根底にあるのはバランス思考の通り、この世界の神羅万象には必ずプラスとマイナスが存在しているという真理です。

この真理に当てはめて、自分の人生に起きた出来事を見てみると、自分が「マイナス」と思った出来事から受け取った「プラス」があることが見えるようになります。

例えば、子どもの頃にお友達を遊びに誘い、断られた経験をしたとします。その経験からその子は「お友達に嫌われてしまった」と思い、深く傷ついたまま大人になったとしたらどうでしょうか?

「嫌われてしまった」と思う経験をしたことで、「嫌われたくない」と思うのは至って普通です。では、「嫌われたくない」と思った子どもはどのような行動に出るでしょうか?

人によって様々でしょうが

・人気者になるために、人を笑わせることが得意になった
・相手が遊びに誘いたくなるような提案・雰囲気づくりをすることが得意になった
・自分を好いてくれるお友達ひとり一人と濃い人間関係を築くことになった

など、その人特有の特性・才能を育んでいる場合が多いです。そして、この才能が「嫌われてしまった」と思ったことから受け取った「プラス」になっています。

皆さんの周りでも「Aさんと一緒にいるとつい笑顔になってしまう」とか「Bさんはイベントや飲み会などを企画して人を集めることが得意だよね」などと認識されている人はいないでしょうか?

そうした、その人独自の「強み」と言える特性・才能は「嫌われたくない」と思ったマイナスの出来事から受け取ったプラス側の恩恵になっています。

そして、このプラス側が見えると、マイナスだと思っていた出来事に対する認識が変わり、「あの出来事があったおかげで今の自分の特性・才能があるんだ」ということに気付き、マイナスの出来事が感謝に変わっていきます。

この「マイナスの出来事が感謝に変わる」これが中庸思考で到達したい私たちの心の状態です。

ポジティブ思考との違い

中庸思考をお伝えしている中で、よくポジティブ思考との違いを聞かれることがあるのですが、その違いを見ていきたいと思います。

ポジティブ思考とは、先ほどの「嫌われたくない」と思った出来事に対して、

・世の中には人を嫌う人もいることが分かった
・自分にとってあの人とは付き合う必要がないことが分かった

など、起きた出来事はマイナスと認識したまま、思考でプラス面を考え出して、自分を納得させる思考法です。

「〜を学んだ」「勉強の機会になった」などと表現されることが多く、起きた出来事に対して感謝をするまでには至っていません。なぜ、感謝にならないかというと、〜部分には、ネガティブなことが入ります。

世の中には、悪い人がいることがわかった、とか、人をすぐに信じてはいけないことを学んだ、などです。このままでは、その出来事は、「自分の中でネガティブな出来事」と認知したままです。

人間は、ネガティブと捉えたものに感謝をすることはできません。自分が何かを受け取っていると気づいて初めて感謝ができるのです。なので、その出来事をネガティブな出来事と認知している限り、それに感謝は到底できないのです。

一方、中庸思考では、その出来事があったことから自分が実際に受け取った恩恵を見つけることから始めます。ネガティブな出来事(人に騙された)と認知していたが、その出来事によって、バラバラになっていた家族がまた集まるようになった、それをきっかけにまた行き来するようになった、という「事実」として受け取った恩恵が見えると、その出来事に対する認知は、もう「ネガティブ」ではなくなっています。

さらに受け取ったものが「自分にとって何よりも大切なものであった」場合(実際、そうなることが多いのですが)、心の底から感謝の気持ちが湧いて来ます。

この「家族の結束が高まった」は、思考ではなく、事実です。

「世の中には悪い人がいることがわかった」「だから良かった」と『思考』することで、前に進むことはできても、「その学びは良かったけど、できればあの出来事はやはり起きない方が良かった」という思いは消えません。

あの出来事によって「家族の結束が高まった」のは、思考ではなく、事実です。事実ですが、その出来事がもたらした恩恵は?という問いを立てない限り、その事実に気づきません。

受け取っているのに、気づかないままになり、その出来事が嫌な出来事だったという認知がずっと残り続けるのです。認知が残り続けるということは、感情が残り続けるということになります。

これが、潜在意識に蓄積され、裏切った人を彷彿とさせる人に出会うと、話す前から「嫌い」という感情が出てきます。

「あの裏切られた出来事」が「家族の結束をもたらした」ことが見えたら、その出来事に感謝ができ、その出来事に関連する全てのことが感謝で上書きされます。裏切った人を彷彿とさせる人に出会っても、私たち本来の愛を持って接することができ、良い関係を構築することが可能になります。

中庸思考とポジティブ思考の決定的な違いは、「その出来事が起きてくれてありがとう」と思える状態にまでなっているかどうかにあります。

この世に起きる全てのことは、感謝ができるもの、これが真実です。感謝になっていない出来事があるとしたら、それは、そこから受け取っている恩恵に気づいていないだけです。

もったいないですね。

中庸思考®︎で生きるとどうなるの?

では、中庸思考を使って毎日を過ごすとどのような毎日になるのでしょうか?

不安や恐れ、批判や非難がなくなっていく

あなたがもし、不安や恐れを感じることが多いとすると、

・今日の幸せはこのまま続くのかな?
・明日何があるか分からないから、今日これをやっておこう
・未来に備えてこれは使わずに取っておこう

など、まだ起きてもいない未来の出来事に心を奪われ、今ここに生きられません。

また、批判や非難をしてしまう場合には

・あの人のここが許せない
・どうしていつも同じことを言わせるの!
・なんで私だけが大変な思いをするの!!

などを感じているかもしれません。

これら自分の感情が動いた出来事に対して中庸思考トレーニングの手法を用いて、一つずつプラスを見つけていきます。

「こんなことにプラスなんてあるわけない!」と最初は誰でも思います。ですが、そこで考えることをやめずに受け取ったプラスを見つけていきます。

そうやって、一つ、二つとプラス(恩恵)を書き出していき、ある瞬間に到達すると、自分が受け取ったプラスがマイナスの感情と同等になる瞬間が訪れます。

私たちの心の中では、マイナスと思った出来事に対しては、マイナスの感情エネルギーが発生しているのですが、プラス(恩恵)を探していくと、プラスの感情エネルギーも心の中で発生します。

そして、プラスが見えてくると、マイナスとプラスが同等のエネルギーの大きさになる時がやってきます。

マイナスと思った出来事を「−10」と思ったなら、「+10」分のプラスが心の中で発生するイメージです。そして、「−10」と「+10」で足し算をすると「ゼロ」になりますよね。

その時、対極の二つの感情が対消滅し、心の中に、どちらの感情でもない私たちの本質が顔を出します。それが「愛と感謝」で満たされた状態なのです。

素粒子の世界で、マイナスの電荷を帯びた電子とプラスの電荷を帯びた陽電子が対消滅して、光子と呼ばれる全く別の粒子が生まれるのと同じ現象です。

これをブレイクスルーと呼びます。このブレークスルーを一度経験したら、次に同じようなことが起こっても、すでにプラスとマイナス両方が最初から見えているので、プラスの感情もマイナスの感情も生まれません。

いわゆる、心が広い、人間の器が大きい状態になります。これまでは見えていなかったマイナスの出来事のプラス面が見えている自分になったということは、視座が一つ高まり、視野が一つ広がったことになります。

これを精神性の向上と呼びます。

精神性が高まるとは

ブレイクスルーをして精神性が一段高まると、自分がマイナスと捉えた出来事と同じ類のことが起きたとしても、既にプラス側が見えているため、もうマイナスと認識することがなく、感情が動かされることがありません。

感情に支配されることが減っていくので、不安や恐怖を感じたり、批判や非難をすることが徐々に無くなっていきます。これを繰り返していく内に、自分の中で許容できる出来事が増えていき、何が起こっても、心の中に平安が訪れるようになっていきます。

そして、不安や恐怖、批判や避難の気持ちを感じることが減っていくので、あなたが本来持っている自分の能力を発揮することに、時間とエネルギーを使っていけるようになります。

また、これを繰り返していくうちに何があっても動じない「あの人は器の大きな人だ」と周りから言われるような、どっしりとした精神性を育んでいくことが可能になります。

この中庸思考を私が素晴らしいと思うのは、「何があっても動じない人になる」「器の大きな人になる」という従来到達することが難しいと思われていた領域に、体系立てた理論と手法を用いて到達できるということです。

中庸思考®︎を身につけるには

では、この素晴らしい中庸思考を身につけるにはどうしていったら良いのでしょうか?

まずは理論について知識を入れていただくことはもちろんですが、それ以上に大切なのは、「恩恵(反対側)を見にいく」ワークをしていただくことです。

感情が大きく動いた時、「あいつのここがムカつく!」と思っているときに、その出来事から受け取った恩恵を見にいくことは中々できることではありません。

しかしながら、あなたにとっての恩恵を見つけにいける人は、あなた以外には他にいません。感情が昂っているときは難しいかもしれませんので、少し感情が落ち着いた頃を見計らって、その出来事から自分が実際に受けとった恩恵を書き出してみてください。

5、10、20、30個と恩恵が見つかったとき、あなたの心の中で感情が消え、愛と感謝だけが残る瞬間が訪れます。

私の体験談&まとめ

私も中庸思考を始めて4年が経ちましたが、感情が動いた多くの出来事を感謝の状態にする機会に恵まれました。

私が実際に得た恩恵は

・イライラしたことを引きずって、家族に当たることが無くなった
・家族に当たることが無くなったので、家族関係が良好になった
・職場で嫌いな人がいなくなった
・不安や恐怖がなくなった
・不安や恐怖が無くなったので、旅行時の持ち物が減った(無くても何とかなると思えるようになった)

などなど数えるとキリがありません。

中庸思考を学び、ブレイクスルーを経験する度に、様々なことに動じない自分にも出会えており、本当に一生モノの知識とスキルを得られたと感謝しています。

もし、更に詳しく中庸思考について知りたい方がいらっしゃれば、個別相談会を開催していますので、その中で相談されてみてもいいかもしれません。人生デザイン構築学校の認定講師・コーチがあなたの個別の事案に沿ってご案内させていただきます。

ご興味がある方は、こちらより日程をご調整ください。

個別相談に参加する前に、JDSの様子を確認してみたいな、と思われた方は、2022年12月に開催した総会の動画をご覧いただければと思います。個性豊かな仲間が共に楽しく過ごしている様子が伝わると嬉しいです。

人生デザイン構築学校では、個人が幸せな人生を自分自身でデザインできるようになるために、Dr.ディマティーニ開発の『価値観ミッケワーク』(正式名:バリュー・ディターミネーション)を行っています。このワークによって、これからの人生を幸せに生きるためのあなた自身の『最高の価値観』と『人生のミッション』が明らかになるのです。
『価値観ミッケワーク』の無料解説動画とワークシートはこちらから入手いただけます。
https://mmjdi.com/p/r/kAvYgCm2

自身の価値観についてさらに深堀りしたい方には、公認ファシリテーター(人生デザインコーチ®︎)があなたの『最高の価値観』の言語化をお手伝いします。マンツーマンでコーチの問いかけに答えることで、潜在意識に隠れているあなた自身の価値観、そして天才性が明らかになります。
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