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2014
11月11日

忙しい時に陥る悪循環とは?

忙しい時に陥る悪循環とは?

11月も第2週目になりました。

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋。

秋の深まりと共に、人もそれぞれの活動を深めて行きます。

動物も獲物の収穫に精を出し、来る冬に備えますから、

人というより動物の本能的な生理サイクルなのかもしれませんね。

さて、仕事の方も、秋に深まり、大きく進捗することが多いようです。

それと共に、忙しさもピークになるのが、10月中旬から12月中旬にかけて。

今は、その佳境の時期にあたります。

皆さんの場合は、どうでしょうか。

 

忙しくなると陥ってしまうパターン

私たちには、忙しくなると、

陥ってしまいやすいパターンがあります。

1. 仕事の優先順位を付け間違う

2. 気持ちの余裕がなくなる
→ 物事を俯瞰する視点を失う
→ 人を思いやる余裕がなくなる
→ イライラして集中力に欠けるようになる

3. 食事や睡眠等の自己マネジメントが疎かになる
→ 集中力や持久力が低下する
→ 頭の働きが鈍くなる
→ 感情のニュートラル化ができず、外部環境に左右されるようになる

4. やらなければならないことが沢山ありすぎ、何から手をつけたら良いのかわからなくなり、いつもより効率が悪くなる

5. いつもより雑用も増える気がする

6. 物事を俯瞰する視点を失う

7. 細かいけど重要なことに気を回せなくなる

8. プロアクティブではなくリアクティブになる
(主体的ではなく、受動的に動くようになる)

9. 目の前の仕事をとりあえずこなすことに精一杯になり、戦略的な思考や時間配分ができなくなる

10. アイデアやインスピレーションが湧かなくなる

11. イライラした波動が同様のエネルギーのものを引き寄せる

12. その結果、プライベートやボランティア活動など、他のことも上手く回らなくなる。

13. 疲弊する。

というような、悪循環に陥りやすくなります。

 

負のサイクルから抜け出す

このような負のサイクルに陥ってしまった場合、そこから抜け出すために、何をしたらよいでしょうか。

通常は、忙しさから解放されるまで、

「何かに走らされている感覚」

から抜け出せないまま、走り続けることになります。

スキーを履きたての頃、怖くて体重が後ろに残り、滑り落ちるスキー板に乗せられている感覚です。
少し上達すると、体重を前にかけることができるようになり、自分が板を使って滑っている感覚になります。

ですが、急な斜面に入り、自分の技術ではコントロールできない速さになってしまうと、再び腰が後ろに引けて、

「滑らされている感覚」になってしまいます。


そうなった場合、あなたなら何をしますか。

もし、走りながら体制を立て直そうとしても、それは、きっと不可能です。

それができるならば、元々体制を崩すことはないでしょう。
今の速度や斜面は、自分がコントロールできる領域を超えているから、体制が崩れたのです。

これは、スキー板に滑らされている状態です。
こうなったら、そのまま走り続けて転ぶしかありません。

そうならないために、できることが一つだけあります。

それは、

————————

「自分で止まる」

————————

どんなにスピードがついてしまった場合でも、自分で止まることができる人は、決して転びません。

仕事も同じです。

忙しくて、目の前のタスクを次から次へと処理しているような場合、

もっと行動、もっと走る、もっと早く、もっと・・・

スケジュールに追いつこうと、
自分を行動に駆り立てることになりがちです。

ですが、スキーと同じように、そのまま走り続けていても、自分がコントロールしている状態には戻れません。

走りながらでは、無理なのです。

一度、止まって、体制を立て直して、再度走り始める。

そうしない限り、負の連鎖は断ち切れないのです。

「活動が減れば、秩序が増す」

これは、熱力学の第2法則です。

世界60カ国のリーディングカンパニーのCEOにコーチングを行い、

「リーダーシップ・エクセレンス」誌により「思想リーダー10人」に選ばれたケヴィン・キャッシュマン氏は、

その著書、The Pose Principle(直訳:立ち止まりの法則、邦題「優れたリーダーはなぜ立ち止まるのか」)の中で

次のように語っています。

・・・・・・・・・・

「立ち止まる」とは、自分に対しても他者に対しても意識的に一歩引くプロセスのことである。
それは、真正さや、目的意識や、献身性を伴って先へ進むことを可能にする。

・・・・・・・・・・

それは、価値創造の力を高めることになり、より詳細な分析、より高次の論理展開、合理的な分析、
より深く問いかけること、より深く耳を傾けること、人間性の向上、より広い視野の獲得が可能になり、         様々な考え方や情報に対してよりオープンになる。

そして、結果的に、よりインパクトや影響力のある
イノベーティブな行動につながっていく。

・・・・・・・・・・

                              
…─…─…─…─…─…─……─…
忙しい時ほど、立ち止まりましょう。
忙しい時ほど、ペースを落とします。
…─…─…─…─…─…─……─…

忙しい時ほど、一歩引いて自分を見つめ直し、
人と繋がりを持つことを大切にし、
人生で大切なことを思い出しましょう。

 

立ち止まって行うこと

忙しい時に、立ち止まることの重要性は、わかった。
でも、「自分を見つめる」って何をしたら良いの?

人生で大切なことって?

人生で大切なこと。

それは、何でしょうか。

人によって違うよ・・・。

と思われた方もいるかと思います。

実は、私たちには、全員に共通している

『充実した人生を送る上で大切なこと』

があります。

それは、

=====================

自分の最上位の価値観に沿って生きることです。

=====================

立ち止まって、自分を見つめる」際に、具体的に、何をすべきか? ですが、

以下の質問を自分に投げます。

◼︎ 今翻弄されている仕事は、自分の価値観に沿ったことだろうか?
・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━

◼︎ 今の現状をどうしたら自分の価値観に沿った形にしていけるだろうか?
・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━

次回以降、これについて、詳しくお話していきたいと思います。

今は、立ち止まって、「自分を見つめる」ときに、

あなた独自の自分の見つめ方に加えて、この二つの質問を自分に投げてみてくださいね。

忘れないでください。

どんな時でも、あなたがすべきは、あなた自身を輝かせることだということを。

コメント、質問、ご感想など、以下のフォームから、お待ちしています。

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