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2018
05月19日

パーキンソンの法則で時間もお金も自由にコントロールする

パーキンソンの法則で時間もお金も自由にコントロールする

2018年5月19日

こんにちは!ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の澤田りよです。
すぐできる仕事だからつい後回しにして、結局期限ぎりぎりに完了したという経験をしたことはありませんか?小学生の頃の夏休みの宿題を夏休み最終日にするのも同じです。これらは全て、「パーキンソンの法則」に則った行動と言えます。
今日は、「パーキンソンの法則」についてお伝えしたいと思います。

パーキンソンの法則とは

パーキンソンの法則とは、『時間や空間は、必要分を超えて大きな塊を準備したとしても、全部埋まるようになっている』と言う法則です。この法則には、第1法則と第2法則があり、次のような表現で表されています。
第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。
第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。
例えば、第1法則の場合、3日で仕上がる仕事があったとして、余裕を見て5日のスケジュールを組んだとします。そうすると、2日間は何か他のことで埋められたり、その仕事そのものがいつもよりはかどらなかったりして、結局5日かかってしまう、というケースです。
5日見ておいた中の最初の3日で終わらせて、あとの2日はゆっくりしようと思っていても、そうはならない、というものです。皆さんも、経験があるのではないでしょうか。
第2法則は、これのお金バージョンです。必要経費としては、1万円だけど、余裕を見て2万円お財布に入れて出かけたら、何かしら支払いが発生して、ちょうど2万円を使い切ることになってしまう、というケースです。
いずれにしても、与えられたカラの時間と空間は、カラのままでは存在し続けず、早晩何かしらで埋められることになる、というものです。
これは、1958年、英国の歴史・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンが発見提唱した法則で、彼は、英国の官僚制を幅広く観察し、イギリス帝国が縮小していたにもかかわらず、殖民地省の職員数は増加していたことに気づき、この法則を提唱しました。

パーキンソンの法則の影響

この法則を具体的に一つずつ見ていきましょう。

パーキンソン第一法則:時間の場合

大切な時間を自分にとって大切なことで埋めずに空白にしておくと、何かしら「自分にとって大切でないこと」で埋められてしまいます。
『7つの習慣』の著者スティーブン・コヴィー氏が、「自分にとって重要なこと=大きな石」を最初にスケジュールに組みなさい、と教えています。最初に組み入れないと、あとから雑多なもので時間が埋められるからと伝えていますが、これも、この法則によるものです。

パーキンソン第二法則:お金の場合

大切なお金を自分に先に支払わず、最後に残ったら貯金や運用をしようと思っていると、何かしら使うことが発生し残らなくなります。
給与の先取り貯蓄が推奨されているのも、この法則が根底にあるためです。毎月残ったお金で貯蓄をしようとしても、貯蓄額を増やすことは非常に難しいのです。

パーキンソンの法則に則った効率的な資産形成とは

人間行動学の権威と言われているドクター・ディマティーニは、最初に自分に払うことを提唱しています。ここで言っているのは、上述の先取り貯蓄と少し異なります。
毎月「貯蓄」あるいは「投資」する額を予め決め、お給料が入ったら、どの支払いよりも真っ先にそれを支払う、それを習慣づけるのです。その貯蓄額は、「毎月この金額を貯蓄すれば(または、投資し○%で回せれば)○年で幾らになる」という長期計算をベースに逆算して、毎月貯蓄または投資『したい』金額を決めます。それは、これとこれにこれ位必要だからこれ位貯蓄できるかなという『可能な』額を決めるのとは異なります。
とりあえず、〇円から貯蓄をしよう、〇円先取り貯蓄した方が良いかなといった、なんとなくのイメージでするのではなく、自分が決めた「将来」の貯蓄額に向けて、「今」できる最善の貯蓄・投資を行うのです。
純粋に○年で○円にするために毎月○円貯蓄または投資したい、と思う額を決め、実際にそれを最初にお給料口座から引き出し、最初に支払います。そうすると、なぜか、月末には帳尻が合ってしまうのです。実際には、難しいかなと思っていても、なぜか合ってしまいます。
これは、パーキンソンの法則を逆に取ったものです。つまり、支出は自分に支払った後に残った金額の範囲内に自然に収まるのです。
資産形成においては、自分が決めた将来の資産額に向けて真っ先に実現していき、同時に日常生活でもお金の不足といった問題に直面することなく、バランスの取れた生活を送ることができます。

まとめ

時間の使い方にせよお金の使い方にせよ、パーキンソンの法則は、人生の様々な所でとても役に立つ「人間が発見した知恵」です。
第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。
第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。
自分の人生を自分でコントロールできる人生にするために、この2つの法則に基づいたパーキンソンの法則を日常生活の中で活用していきましょう。

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    投稿者澤田 りよ

    ONは仕事、OFFは投資 ダブルで一生稼げる私になる 人生マネジメント塾主宰、人生デザインアカデミー協会認定講師。輸出入代行・海外展開コンサル事業コマビズ代表。
    「今まで培ってきて知識を活かし、人々の経済的自立を支援する」というミッションのもと、東京と大阪の2都市を中心に活動している。
    趣味はマラソンと登山。お酒も好きで大衆酒場からバーまで、どこでも馴染める。

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