今日から、また”リーダーシップ”に話を戻したいと思います。
前々回、「人は誰でも何かの分野でリーダーである」というお話をしました。
あなたがリーダーシップ性を発揮できる領域は？
そして、2015年の最後の１ヶ月で、2016年からの人生、自分はどこでリーダーシップを発揮するか、したいか、できるか、を考えてみてください、とお願いしました。
今日は、それを考えるためのTips、ちょっとしたヒント、をお伝えしたいと思います。
リーダーシップを発揮できる、ということは、その分野に「才能」があるということです。
なので、「何でリーダーシップを発揮できるか、と聞かれてもなー、そんなもの自分にはないよ。あったらこれまでの人生で発揮されているはずじゃないか。」と思ってスルーされた方！や、
「高衣さんはそう言うけど、この世には、リーダーとフォロワーという『人種』がいて、リーダーは生まれつきリーダー、フォロワーは生まれつきフォロワー。それが入れ替わることはない！」と反論が浮かんだ方！もいるかもしれません。
ここで少し、小学校や中学校の時を思い出してみてください。大人しくて目立たない子が、何か一つのことにかけては、とてつもない能力を隠し持っていることに驚いた、という経験はありませんか？
成績は全くパッとしないのに、車のことになるとやけに詳しい（やけに、というより、その程度は『異常』と思える位）、とか、ヒーローものに出てくる怪獣のことについては、何に弱い、とか、好きな食べ物まで知っているとか（笑）、ひところ前に有名になった「さかなくん」もそうですよね。どこかの大学の教授になってしまったと思います。
さかなの生態について、一般人で彼以上に詳しい人がいるでしょうか？ 確認したわけではありませんが、あそこまではいなさそうです。いないならば、さかなのことに関することがテーマになる会話やプロジェクト、仕事の場合、彼は放っておいてもリーダーになるでしょう。
ただ、それは自分にとっては当たり前すぎるので、自分ではなかなか気づかないかもしれません。いえ、多分、気が付いていないことが多いのです。
そんな時は、「才能を探す」という切り口から探してみると、探しやすくなります。巷にある、「才能を発掘するための質問」なども参考になると思いますし、本も沢山出ていますね。
私のメンターである、ドクター・ディマティーニは、
『リーダーシップ性や才能が発揮されるのは、自分の「最上位の価値観」がある所』
と言っています。
最上位の価値観がある所では、人はリーダーシップを発揮できるのです。そして、そこにはまだ見ぬ才能が眠っています。
つまりは、リーダーシップ性は才能を開花させたいと思った場合、最上位の価値観を特定し、そこに時間、エネルギー、労力など、あなたが持つ全てのリソースを投入すれば、嫌でもそれらは発揮されます。
リーダーシップは、身につけなくて良いのです！
言い換えると、リーダーシップや才能とは、特別な能力ではなく、あなたはすでに持っているものです。
それがいつ発揮されるかというと、あなたの最上位の価値観を持つものやことにあたる時、です。それに向かっていると、あなたのリーダーシップは『自然に発揮される』ことになります。
・気になって仕方がない
・時間が経つのも忘れて没頭する
・長い時間やっていてもストレスにならない
・苦にならない
・それどころか、やればやるほどエネルギーが湧いて来て、益々没頭する
・努力しなくても、人よりできる
・努力しなくても、入って来た情報が自分の中で自然に体系立って整理される
そして、そして、
・インスピレーションが湧く（それもあなた独特の）
・なんだかわからないけど、これで合っている、という感覚がある
このようなことを経験したことがあれば、それこそが、あなたの才能が眠っている場所、そして、リーダーシップ性が発揮される場所です。
それが何かを自覚し、そこに、人生の目的やゴール、目標を設定すると、あなたは、より「できる自分」を経験し、自分自身への自信や確信が高まり、「わかる」「こうだ」「できる」といった思考や感覚を持つようになります。
こうして、あなたの生来のリーダーシップ性が覚醒します。
逆に、人生の目的やゴール、目標を、これらからずれたところに設定していると、思いどおりの生き方ができず、なんでこうなるんだ、本当は自分はこんなものではないのに、と歯がゆい思いで日々を過ごすことになります。
そして、自分自身への不信感、不安が深まり「わからない」「無理だ」「できない」といった思考と感覚を持つようになります。こうしてフォロワーとしての性質と自覚と自己イメージを高めていき、どんな領域においても、フォロワーとして生きることになってしまうのです。
今日から週末、これらを参考に、才能がある場所、リーダーシップ性が発揮できる場所、つまり、あなたの最上位の価値観がある場所、を特定してみてくださいね！ そして、来年以降の目標を、その上に設定しましょう。
