「自分が我慢すれば全てが上手く収まる」
そう思って、体調が優れないにも関わらず、仕事を休まずに頑張ったことは、ありませんか?
なぜ多くの人は、我慢してしまうのでしょうか?
今回は、つい我慢して頑張ってしまう心理と、遠慮せずに人を頼っていい理由についてお話します。
「誰かの手を煩わせたくない」
「お願いしたら迷惑をかけるかもしれない」
そんな風に思っていませんか?多くの人が体調不良を我慢してまで、仕事をしてしまう理由の大半はこれです。
でも実は、そんな心配をする必要は全くありません。その理由は3つあります。
あなたが休んでできなかった分の仕事は、もしかしたら後輩や同僚がやるように突然指名されるかもしれません。指名された時は、後輩や同僚は負担だと感じるかもしれませんが、新しい知識を修得できたり、これまでと違った視点でプロジェクトを捉えられたりなど、何かしらのプラスを受けとっています。
例えば、部署内ミーティングのファシリテーターを、いつもあなたがやっているとします。ある日あなたが体調不良で仕事を休み、1人の後輩が代わりにミーティングを回すことになりました。今までは、ミーティング中、受け身で人の話を聞いていた後輩は、ファシリテーターを担当することで、発言者の意図することを汲み取り、円滑に話し合いが進むよう自ら考えて動く機会となりました。さらに、この経験は後輩の自信につながりました。
できないと思い込んで避けていたようなことも、やってみたら案外すんなり出来ることはたくさんあります。あなたが休むことで、そういった気づきを、他者に与えることができるのです。
例えば、あなたが休んだ時に、他のメンバーがカバーできる体制が、構築できていなかったとします。
今回はたまたま、1日や2日休めば治るような症状かもしれませんが、急遽1週間入院になることも、十分に起こり得ることです。そうなった時、今のような状況では、あなた無しでは仕事が全く進まず、崩壊します。それはあなたの問題ではなく、マネジメントの問題です。
組織というのは、各タスクの俗人化を極力避け、メンバー同士で補い合える環境でなければ、成り立ちません。ということは、そもそも各メンバーのカバーする領域を見直す必要があります。
あなたが無理をせずに休むことで、そういった新たな部分に気付くこともできるのです。
また、組織に属さず、独立して働いている場合にも、同じことが言えます。
生きていれば、予期せぬことが起こりますよね。急に家族との予定が入ったり体調を崩しても、仕事が滞らないように、普段からリードタイムに余裕をもたせたスケジュール組みをしたり、定期的に休養をとったり、自分自身でマネジメントをしましょう。
このようにあなたが休むことによって、チームは支援(メリット)を受け取ることができます。
そして他にも、あなたが人を頼ることで、頼られる側にも多くのプラス面があります。
・責任感が高まる
・自発的な行動が増える
など、仕事の穴埋めといった普段とは異なる仕事をしたことで、日常業務では得ていなかったものを必ず得ています。
また、あなたが他の人を頼ることで、他の人もあなたに頼りやすくなります。完璧な人はいませんし、頼ることは決して相手に負担を強いることではないので、お互いに補い合い、助け合えばいいのです。
その時に大切なのは、感謝の気持ちをしっかりと伝えることです。直接会えるのであれば面と向かって伝え、リモートなどで会えない状況であれば、丁寧な文章でお礼をしましょう。
普段から規則正しい生活を心がけたりなど、最低限の体調管理は必要ですが、体調が崩れてしまったらそれはもう受け入れるしかありません。ですが、それは決してネガティブな出来事ではなく、あなたが体調を崩して休んだからこそ、得られるプラスも必ずあります。
具合が悪い時はしっかり休んで体調を整えることを堂々と選択していきましょう!
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