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2017 年に米ギャラップ社が世界各国で実施した「社員の仕事への熱意度調査」によって、「仕事のやる気がある社員」は日本の会社員の６％しかいないということが明らかになりました。
これは調査を実施した139カ国中、ワースト7位の結果です。
日本人は勤勉で仕事に正確、と世界で評されていますが、当の日本人は仕事のやる気は低く、仕事をあまり楽しんでいないということが伺えます。

誰もがやる気がないのかというと、もちろん仕事のやる気がある人もいますし、今でこそ仕事のやる気がない人も学生時代や新人時代はやる気に燃えていた人もいるはずです。
なぜこのように、仕事のやる気が出る人と出ない人に分かれるのか。仕事のやる気を維持するためにはどうしたら良いのかについてお伝えします。

仕事のやる気が出る人、出ない人の違い

同じ仕事をしているのに、いつもやる気いっぱいで仕事に取り組む人もいれば、やる気が出ずにダラダラと仕事をする人もいます。

その違いは
・仕事へのモチベーション維持
・尊敬できる上司や仲の良い同僚の存在
・自分の頑張りに見合う評価や報酬
・安定した精神状態
・体調管理
などが関係しています。

仕事のやる気が出ない原因

仕事のやる気が出ない最大の原因は、その仕事をすることに価値を感じていないことです。無価値と思っている作業や出来事に、毎日やる気を持って取り組むのは難しいですよね。

責任感が強く、仕事に積極的に取り組んでいたのに、ある日突然、燃え尽き症候群のようにやる気が出なくる人もいます。
これも原因は同じです。
このようなタイプの人は仕事のやる気が高いように見えますが、その人が求めているのが、頑張りを評価され、承認される場合があります。
他者評価、他者承認に価値を抱いているということで、厳密に言うと仕事そのものに価値を抱いていないのです。

やる気を出すために大切な唯一の法則

仕事で自分の価値観を満たす

やる気が出ない原因は、仕事に価値を感じられないとお伝えしました。
では、やる気を出すために欠かせないのが、仕事で自分の価値観を満たすことです。

ここでの価値観は、
・自分が価値を抱いていること
・自分が大切だと思うこと
と定義します。

私たちの価値観には、最も価値を抱くものからあまり価値を抱かないものと、優先体系があります。
一番価値が高い価値観を「最高の価値観」と呼びます。

最高の価値観に生きている人は、免疫力が高く、滅多に病気になりません。
また、メンタルがやられることもありません。
これは科学的に証明されています。
その一つを紹介すると、最高の価値観を満たしている時、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンといった幸せホルモンが自然と分泌されます。
気分の浮き沈みが少なくなり、ストレスやイライラも軽減されます。
つまり、やる気が出る人とでない人の違いでみた、体調や精神状態を安定させることができるのです。

スキルを学ぶ、知識をインプットする、そんなことより、価値観に合ったことを仕事にしているかどうか。
今の仕事で自分の最高の価値観を満たす。
これが、あなた自身が迷いなく、納得し、やる気を出し続けるために欠かせないものとなります。

 

価値観と情熱、ワクワクを勘違いしない

自分の価値観を見つける時の注意点が情熱やワクワク感と勘違いしないことです。
情熱は一時的に感情が高まり、やる気が出るかもしれません。
ですが、感情の高まりの後には、その反対の落ち込みやエネルギーの枯渇も体験することになります。
これでは、やる気は継続しません。

自分が最高に価値を感じるものに向かう時、メラメラと燃える情熱のようなものやワクワクは感じません。
気持ちは、むしろ、穏やかです。

最高の価値観というのは、メラメラと燃える感情や興奮を感じるものではなく、精神の芯の部分で、穏やかに、感じるものです。
最高の価値観を満たした行動をしている時、没頭し、集中し、我を忘れ、時間と空間の感覚が無くなり、今ここに居る状態になります。
情熱的というより、むしろ淡々と、同じことをずっと続けられるものです。

まとめ

どんな職場で働くのか、どんなスキルを身に付けるのかも、仕事のやる気を出すために影響を及ぼしますが、仕事のやる気を出すために最も必要なのは「その仕事をすることに価値を感じる」ことです。

どんな仕事でもその中の要素に自分の価値を満たすものは必ずあります。
仕事で自分の価値観を満たせると、楽しい仕事はますます楽しくなりなり、楽しくなかった仕事にも楽しさを見出せます。

ぜひ、最高の価値観を明確にし、仕事の中でその価値観を満たしてください。
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