2017年10月8日
こんにちは!ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の澤田りよです。
先日ある企業の役員の方が、「これからの時代はタイムマネジメントよりストレスマネジメントの方が重要である」ということを話していました。現代社会はストレス社会と言われるほどです。ストレスゼロの生活を目指すより、ストレスとどのように折り合いを付けて生活するのかを考える方が現実的なのかもしれません。
そこで今回は、ストレスと上手に付き合うための3つのポイントについてお伝えします。
実は、ストレスは必ずしも私たちにとって悪いもの、必要のないものとは言い切れません。ストレスには「悪いストレス(ディストレス distress)」と「良いストレス(ユーストレス eustress)」の2種類があると言われています。
私たちが普段「ストレス」と言っているのは、悪いストレスの方です。不快な思いをした時に感じたり、心理的な負荷を与えたり、また身体に疾患をもたらすこともあり得るものです。
一方、大事なプレゼンの前などで気が緩み切っていると、自分にとって最高のプレゼンはできません。ある程度、緊張感を保ち、気を引き締めることが必要です。このように目標達成やパフォーマンスの向上、自分を奮い立たせるための刺激となるのが良いストレスです。
よく「良い緊張」などと言われることがありますが、それも良いストレスを感じている状況と言うことができます。
また、ストレスの中には、良い、悪いのどちらにもなり得るものもあります。例えば運動や、仕事がそれに当てはまります。同じ行動でも人によって、異なる身体の反応を起こすします。
この違いをもたらす要因は、自分の価値観に合った行動かどうか、という点です。
ランナーである私にとって、ランニングは心地の良い運動で良いストレスを与えてくれるものです。一方で、ランニングに拒否感を抱いている人もたくさんいます。そういう人にとって、ランニングは疲労と苦痛をもたらす悪いストレスの要因でしかありません。
いくら健康に良いと言われていても、本人が不快を感じる行動をし続けることは精神的な負担を強いるだけでなく、継続するのも難しいでしょう。このような状況で、あえて自分を鼓舞して行動に移す必要はありません。
ストレスと上手に付き合うためには、自分にとっての悪いストレスと良いストレスを見極めることが大切です。
良いストレスと悪いストレスを見極める際、ポイントとなるのが、『自分の価値観に合っているのかどうか』という点です。
自分の価値観を満たした行動は、傍目には心身ともに辛いもののように見えても、当の本人にとっては心地良い疲労感と、程よい刺激を得られるポジティブなものです。それらを得ることによって、ますますモチベーションが上がり、ますます良いパフォーマンスがもたらされるきっかけにもなります。
一方、自分の価値観に合わないことには、悪いストレスを感じます。そして、感情的に落ち込んだり、視野が狭まりパフォーマンスや効率が下がるという結果をもたらします。
ここでのポイントは、世間一般で「良し」とされているものではなく、自分が大切にしているもの、つまり『自分だけの最高の価値観を満たすもの』が良いストレスをもたらす、ということです。
自分の価値観が分からない方は、無料メールコーチング講座の中で価値観を見つけるワークを行っているので、そちらもご活用下さい。
言葉遣いや思考のクセにより、自分の価値観を満たしている行動にもかかわらず、悪いストレスを感じている場合もあります。それは、その行動を「~しなければならない」、「~すべき」と考えたり、そのように表現してする場合です。
いかに自分の価値観を満たしていても、このような言葉を使ったり思考したりしていると、たちまち脳はそれを「辛いこと」と捉えます。その結果、良いストレスをもたらはずの行動であったとしても、悪いストレスに変わってしまいます。
ストレスをマネジメントするためにも、あなたの人生から「~ねばならない」をなくし、代わりに「~したい」で埋め尽くしましょう。
ストレス社会と言われて久しい昨今ですが、そんな中でいかにストレスを上手くマネジメントするか、今後ますます求められるでしょう。
ストレスマネジメントのポイントは
・良いストレスと悪いストレスを見分ける。
・悪いストレスをなくし、良いストレスにするには自分の価値観を満たす行動を取る。
・「~ねばならない」をなくし、代わりに「~したい」で埋め尽くす。
です。
これらを活用し、現代社会を上手く切り抜ける人材になりましょう。
ONは仕事、OFFは投資 ダブルで一生稼げる私になる 人生マネジメント塾主宰、人生デザインアカデミー協会認定講師。輸出入代行・海外展開コンサル事業コマビズ代表。
「今まで培ってきて知識を活かし、人々の経済的自立を支援する」というミッションのもと、東京と大阪の2都市を中心に活動している。
趣味はマラソンと登山。お酒も好きで大衆酒場からバーまで、どこでも馴染める。