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2018
01月18日

真の自己肯定感を育むための正しいステップとは?

                                                                                                                                 2018.01.18
こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。

2018年が始まり2週間ほど経ちましたが、新年に立てた目標に向かって着実に進まれていますでしょうか?私自身は、実はまだ詳細な戦略にまでは落とし込めていませんが、高衣学長が毎週配信しているポッドキャストを聞いて、2018年のテーマだけは決めました。
新年の目標のこと、忘れてた・・、そもそも目標立ててないな〜・・と思われた方も、テーマを決めておくだけでも、毎日の行動への意識がだいぶ変わるのでお勧めです!ちなみに、私の今年のテーマは、「余」(予定を詰め込みすぎず余裕を持つ)と「今」(今に集中する時間を持つ)です^^
さて、2018年最初の記事は、最近リーダーシップに関するビジネス書などでも目にするようになった「自己肯定感」について取り上げてみたいと思います。自己肯定感とは、その名の通り、自己を肯定できる感覚のことです。この自己肯定感が高いと、積極的に行動でき、他者も肯定できるため、リーダーには大事な要素だと言われています。
また、自分を肯定できることは、直接日々の幸福感にも繋がるため、幸せな人生を送るためにも必須の要素だとも言えます。日本人の子どもはこの自己肯定感が低く、日本人全体の幸福度が低いことにも繋がっていると言われており、文部科学省が昨年発表した新学習指導要領にも、自己肯定感を育むことの重要性が盛り込まれています。
幼少時代に育った環境から、自己肯定感があまり高くないという自覚のある方は、自己肯定感を高めない理由はない!となるわけですが、自己肯定感を高める上で、とても気をつけなければいけないことがあります。それは、できないことを、できる!と自分に暗示をかけて、無理矢理信じ込ませるような、ニセ自己肯定感にならないようにするということです。
きちんとしたステップを踏まないと、このニセ自己肯定感に陥ってしまい、それは逆に自己否定感を増幅してしまうことにもなりかねません。今回は、真の自己肯定感を育むための正しいステップをお伝えしていきたいと思います。

自己肯定感を育むステップ1:あきらめる=明らかに見る

ステップ1からいきなり「あきらめる」??と感じた方もいらっしゃるかもしれません。どちらかというと「あきらめる=負け」というようなネガティブな印象で、抵抗を感じる方も多いかもしれませんが、ここでいうあきらめるは、「明らかに見る」という意味で使っています。
「明らかに見る」とはどういうことかというと、自分にできることとできないこと、自分が変えられるものと変えられないものをきちんと認識し、できないこと、変えられないものについてはあきらめる(執着しない)、ということです。
自己肯定感が低い人は、この「明らかに見る」ということをせずに、他人や社会の「こうあるべき」という基準と比較して「自分はダメだな・・」とダメ出しをする傾向があります。常に社会の中で、「こうあるべき」という基準や、他人との比較で評価されるシステムの中で育ってきた方が殆どだと思うので、意識しないとつい他者と比較し自分を否定する方向に向かってしまいがちです。
この「あきらめる」というステップができるようになると、必然的に、自分ができること、変えられるものにフォーカスするようになります。つまり、日々の生活の中で、自分ができることの占める割合が増えるため、自然と自分に対して肯定できる場面が増え、真実の自己肯定感が高まっていきます。
この「あきらめる」については、こちらに詳しく書いてありますので、是非こちらを参考にして、自分にできないこと、変えられないものに執着していないかどうかを振り返ってみてください。
http://missionmikke.com/detail/mat034/

自己肯定感を育むステップ2:自己受容する

そして、ステップ1の「明らかに見る」を実践した後に非常に重要なのが、ステップ1の中で出てきた感情をしっかり受容するということです。
ステップ1の「明らかに見る」という作業は、自分のできないこと、変えられないものについて直視する必要があるため、悔しかったり、情けなかったり、残念だったり、時には嫉妬や怒りを感じたり、感じたくない感情を感じる場面が出てくるかと思います。
この感情をしっかり受容できないと、「あなたにできないことは何もない。願ったことはすべて叶う」というようなメッセージが含まれている自己啓発本や自己啓発セミナーにはまり、冒頭でお伝えしたニセ自己肯定感に陥りやすくなってしまいます。
自己受容する際のポイントは、どんな感情が出てきたとしても、ジャッジ(判断)しない、ということです。「こんなことで落ち込むなんて・・」とか、「こんな風に感じるべきではない・・」というような考えは横に置いておいて、まるで他の誰かを観察するように、自分は悲しいのか・・悔しいのか・・そりゃ残念だよね、というように、自分に「共感」してあげます。

自己肯定感を育むステップ3:何ができるか考え、実践する

ステップ2までが、なかなかしんどいステップではありますが、この2ステップを乗り越えられれば、ステップ3は非常に楽しいステップになるはずです。
ステップ1で、自分にできること、できないことがわかり、ステップ2で、自分がこれまで見て見ぬ振りをしていた感情にも向き合い受容することができると、自然と、「じゃあ自分にできることは何か?」という考えに辿り着きます。
その結果、自分で考えて辿り着いた「自分にできること」を日々実践するようになります。そうなれば、例えそれがどんなに小さなことでも、他人からは気づかれないような変化でも、間違いなく自己肯定感は上がっていきます。
その日々の実践の小さな積み重ねが、自分への自信に繋がり、積極的に行動できたり、他人も肯定できる自分に繋がっていきます。
ポイントは、他人軸ではなく、自分軸で決めたことを日々実践できているかどうかです。たとえ、誰もが羨むような成功体験を経験しても、それが他人からやらされた他人軸で行動した結果であれば、真の自己肯定感はなかなか育まれません。そして、幸せではありません。
自分で考えて辿り着いた「自分にできること」の実践の繰り返しが、自己肯定感を高めるために外せないポイントなのです。

まとめ

今回は、真の自己肯定感を育むための正しい3ステップ
1.あきらめる=明らかに見る
2.自己受容
3.何ができるか考え、実践する
をお伝えしました。
今回紹介したステップは、かなり地道で地味な作業なので、ついついステップ3だけ取り組んでみたり、ステップ2は飛ばしてみたりしたくなりますが、付け焼き刃ではない、真の自己肯定感を育むには、この全てのステップを順番通りに行うことが重要です。
現在2歳児の子育て中の私にとっては、子どもの自己肯定感をどう育むか、ということを考えさせられる毎日です。そして間違いなく、親である自分自身の自己肯定感が高いかどうかが、子どもの自己肯定感にも関わってくるということを実感しています。
私自身、2017年は、ステップ1、2の「明らかに見る」と「自己受容」を実践した日々だったので、2018年は、自分にできることを考え、実践するステップ3に進めそうです。
まだまだ厳しい寒さが続きますが、今週も充実した1週間お過ごしください。

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    投稿者松野 麻由子

    「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

    本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

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