体験講座・
セミナー

オウンドメディア Owned

2017
03月13日

一段深い成長のために・・自分を受け入れるための3ステップ

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
皆さんは自分が好きですか?自分に自信を持っていますか?即答でYes!と答えられる人もいれば、好きな自分と嫌いな自分がどちらもいるという人、全然自分が好きではないし、自信も持てないという人まで様々かと思います。
一見即答でYes!と答えられる人が良いようにも思えますが、もしそれが、自分の悪い面なんて一切ないと思っている、あるいは悪い面を見ることを恐れた故のYes!であれば、今後更に深い成長をしようと思った時には、実はこの即答でYes!と答えた方が、一番時間がかかるかもしれません。
真実は、一人の人間は世間一般で言われている良い面(優しい、明るい、頭が良い、社交的、柔軟、等々)も、悪い面(冷たい、暗い、臆病、嫉妬深い、頑固、等々)も、全て持っています。そしてその両面を、様々な経験を通して自分の中に発見します。その経験が、良い面を発見しやすい経験だったのか、悪い面を発見しやすい経験だったのかによって、現在の自分に対する認識が人それぞれ違うわけなのですが、人として深く成長していくためには、どちらの面も自分の中に発見し、受け入れていく経験が必要です。
特に世間一般で悪いと言われている面については、自分がその悪い面を持っているということが受け入れられないために、自分が好きになれず、自信を持つことができない原因に繋がっていることが多いです。そこで今回は、自分が持っている悪い面にも向き合い、そんな自分も受け入れて、自分を好きになるための3ステップをお伝えします。

1.怒りや嫌悪感を感じることを振り返る

ここ最近(あるいはこれまでずっと)で、許せない!腹が立つ!など、怒りや嫌悪感を感じたことを振り返ってみてください。例えば、暴言を吐くパワハラ上司、自分の期待に応えてくれないパートナー、自慢話ばかりする同僚、ニュースや新聞などで見る事件の加害者や、某大国の大統領(!?)など、いくつか(あるいはたくさん)出てくるかと思います。そして、あなたが怒りや嫌悪感を感じるそれらの特性は、自分自身も持っているなんて絶対に受け入れられない、と感じるものばかりだと思います。
しかし、冒頭にお伝えした真実に照らし合わせると、それらの特性は間違いなくあなた自身の中にもあります。現時点では全く理解できないかもしれませんが、ここは一旦騙されたと思って、是非、次のステップに進んでみてください。

2.過去自分が同じようなことをしたことがないかを振り返る

ここでのポイントは、怒りや嫌悪感を感じた行為そのものだけではなく、その行為に駆り立てたであろう感情を想像してみて、その感情を自分も過去感じたことがなかったかも含めて、振り返ってみるということです。どういう行動に出るかは人それぞれなので、自分も同じことをしていた場合もあれば、同じ行動はしていない場合もありますが、恐らく同じような感情を感じたことはあるはずで、その感情を経験したことがあり、その感情が受け入れられなかったからこそ、その感情に裏付けられた他人の行為に怒りや嫌悪感を感じるのです。
例えば、暴言を吐くパワハラ上司の場合、その行為の裏には、舐められたくない、自分を大きく見せたい、など、そうしていないと潰されてしまいそうな、何かに対する恐れの感情があることが想像できます。恐らくそういう恐れの感情をあなたも抱いたことがあるはずですが、そういう感情を感じている自分を受け入れてこなかった可能性があります。程度の差はあれ、何かを怖いと感じた場面が思い浮かべられたでしょうか。そうしたら、そう感じた自分を、情けない、とか、もっとしっかりしなきゃ、などと責める気持ちは横に置いて、そうだったんだな~と、そのまま受け入れてあげてください。

3.自分の中の矛盾を受け入れる

以上のステップ1と2を実施すると、実は自分の中に矛盾があるということに気付くかと思います。許せない!と感じる誰かの行為を、実は自分も過去誰かにしていたり、絶対ああはならないぞ!と思っていた人と同じような感情を自分も抱いていたり・・・。ただ私たちは、こういう矛盾は良くない、そういう感情は感じるべきではない、と思ってきたために、なかなか自分のありのままの感情を受け入れるということをしにくいわけです。
それでも感じる、ということは自分の意思で止めることのできるものではなく、感じた感情は受け入れなかったとしても消えるわけはないので、心の奥深いところに残ってしまい、何らかの形(大抵は悪い形)で人生の表面に現れてきます。
自分の中の良い面ばかり感じていると、悪い面を感じた時に矛盾を感じて、その矛盾を正そうとしてしまいがちですが、真実は、良い面も悪い面も両方が自分の中にあって、その両方を感じる、つまり自分の中の矛盾をも受け入れることが、更に深い成長へと繋がっていきます。
自分の中に矛盾はあって良いのだということ、そして、それは、矛盾のように見えるけれども、実は矛盾しているわけではなく、私たち人間は、時と場合によって出す特性が違うだけで、自分の中に全ての特性を同じ量ずつ持っている、ということ、一個人の中で、良い面も悪い面も含め、そのままのあなたで完全にバランスが取れていること、が真実であることを、ぜひ、知ってください。そうすると、これまで理解できなかった自分や他人の行動に説明がつき、理解できるようになり、むしろ矛盾は消えていきます。

まとめ

今回は、自分を受け入れて更に深く成長していくための3ステップ
1.怒りや嫌悪感を感じることを振り返る
2.過去自分が同じようなことをしたことがないかを振り返る
3.自分の中の矛盾を受け入れる
をお伝えしました。
私自身は長い間、自分の悪い(と世間では言われている)特性や感情を受け入れてこなかったために、いつからか自分を好きになれず、自信を持てなくなってきていました。感じているのになかったことにされた感情は、恐らく知らず知らずのうちに蓄積して、じわじわと自分を侵食し始めるのだと思います。
しかし、一旦その存在を認めて少しずつでも受け入れてあげることができると、良い面も悪い面もバランス良く統合されて、地に足の着いた自分を感じることができるようになってきました。そして何より、一方的な怒りや嫌悪感を感じることが少なくなり、相手に共感できる場面も増えてきた気がします。
最近イライラすることが多かったり、色んなことが空回りしたり、一見上手くいっているけど何だか苦しい、という方は、是非一度今回ご紹介したステップを試してみてください。
今週は、どうぞ穏やかな一週間をお過ごしください!
(ただし、怒ることがあったとしたら、そんな自分も認めてあげてくださいね!)

    メルマガ登録

    無料メールコーチング講座

    投稿者松野 麻由子

    「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

    本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

    この投稿者の投稿一覧
    一覧に戻る
    アーカイブ