2015年12月25日
人生には、ときに、とても辛い瞬間がありますね。辛すぎて、こんなこと、耐えられない!と思うような瞬間です。
それは、本当に辛すぎて、もう前に進めない、と思うことかもしれません。
でも、人生には、楽しい、嬉しい、幸せなことと、辛い、せつない、悲しいことが同居しています。だから、辛いことのあとは幸せが待っているはずだから、それを信じて、今を乗り越えよう!
・・・?
これだと、辛いときは、とても辛い。辛いまま。乗り越えられなかったら、その後に来るはずの幸せも享受できなくなります。
これだと、幸せは、辛いことを乗り越えだ者だけが受け取れる、ご褒美のよう。いえいえ、宇宙は、そんなにアコギではありません(笑)。
辛いことのあとに、幸せは・・・。
待っていません( – – )…。
真実はー。
辛いことの後に幸せがやってくるのではなく、辛いことと幸せなことは、同時に起こっています。
ポジティブとネガティブは、交互にやってくるのではなく、いつも必ず、同時に、同じ量だけ、やってきています。
しかも、これ以上ないと言う、完璧な形で。
どう完璧かというと、自分が脱皮するために、完璧な形、量、タイミングという完璧さです。
そう、それは、成長と言うには、あまりに壮大過ぎて。成長をひとっ飛びして、『脱皮』です。
そういう時が、人生には何度かあります。
それは、いつ訪れるのか? それは、あなたに脱皮のタイミングが来たら、やってきます。脱皮のタイミングとは、いつなのでしょうか?
それは、あなたが『脱皮したい』と思ったときです。それは、あなたは意識していないかもしれません。あなたの顕在意識ではそんなことはつゆとも思っていませんが、あなたの深層心理(潜在意識)が魂レベルで、成長を望んだ時、です。
それは、卵の殻を内側からつつくヒヨコのようなもの。私たちがつついたら、親(宇宙)は、あ、今ね、と外からつついてくれます。
なので、私たちが、「脱皮の時がきた」と思ったら、それー人生でとても辛いことーは、やってくるのです。しかも、今の自分がネガティブと認識する形で。耐え得るギリギリのものがやってきます。
でも、ラッキーなことに、それは、いつも、同じだけのポジティブとセットなんです。
二つは、いつも一緒。いつも同時。いつも同じだけの量。これは、宇宙の摂理なので、例外はありません。
ネガティブを経験しているとき、そのポジティブに気づくと、「それとセットなら耐えられる!」ことに気づきます。セットでしか、耐えられないことにも気づきます。
これまでも、私たちは、ネガティブに直面したとき、そこに同時に発生していた、同じ量だけあるポジティブに助けられて、乗り越えてきました。
ただ、あまりに辛すぎて、ポジティブには気づけなかったのです。ですが、確かにそれは、そこにあったのです。これを、スコトーマ(盲点)と言います。目の前にある鍵が見つけられないのと同じです。
私たちは、その時は気づかなかったけど、同時にもたらされたポジティブに助けられて、脱皮してきたのです。そして、今があります。
本当は、ポジティブもネガティブもなく、今の自分がどちらかに感じるというだけで、時が経てば、そして、盲点が見えれば、認識も変わります。
過去に、その時にはネガティブと感じていたことも、あとから振り返ると、あれは脱皮するために一役買っていたな、つまり自分にはポジティブな出来事だったんだな、ということがわかったりします。
しかも、かなり重要な一役です。
この真実に、あとから振り返って気づくのではなく、起こってるその時に、リアルタイムで気づくと、人生は変わります。
でもー。
言うは易し、行うは難し、ですね。
そこで、
リアルタイムで気づくために、有益な自分自身への質問をご紹介します。
目次
その質問は、こちらです。
「今自分が経験している、辛いこと、悲しいこと、悔しいこと、損したと思うこと、やってられないと思うこと、それらを経験することは、自分が脱皮するのにどう役立つだろう?」
辛い最中に、そのように現実を俯瞰することは、なかなか難しいですね。
この質問を、もっと簡単にしてみましょう。
これは、
「その試練を乗り越える過程で得られるメリットは何か?」
と言い換えることができます。
メリットー。それは、往々にして、自分の「アンバランス」な部分の、バランスが取れるようになる形でやってきます。
そこに気づかないと、自分にとってのメリットを見ることができません。
アンバランスがバランスを取るようになる、とは、例えば、
人の気持ちがわからない人は、わかるようになる。
自分が常に正しいと思っている傲慢な人は、謙虚になる。
逆に、謙虚すぎる人は、自分に自信を持つようになる。
自分を犠牲にし過ぎる人は、自分のことを尊重するようになる。
このような「アンバランス」、「行き過ぎ」な部分をちょうど良いバランスの位置に戻してくれるような出来事ー。それが、私たちが経験する「辛いこと」=「試練」です。
そこのバランスが取れると、今の自分の次元を超えて、別の次元に成長することになります。それが、本人にとっても、周りにとっても、あたかも別の人間になったように感じるので、しばしば、経験者はそれを「脱皮」と形容します。
ただ、悲しい哉、私たちは、それを経験している最中は、このように俯瞰はできないので、辛いことに出会うと、不運だった、との認識だけで終わってしまいます。
そして、「辛かったけど、〜を学んだから良かった」と、本当は納得などしていないのに、「学び」を得たことを持って、良しとしてしまうのです。
これは、ネガティブな出来事を、自分の中で無理やりポジティブに取っているだけで、心の中にある、その出来事に対する「不運感」は、全く変わっていません。
この出来事を経験することによって、「何かを学んだ」のではなく「脱皮ができた」。そこが見えると、その出来事に、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。
すると、その出来事をもはや「不運な出来事」とは取っていない自分に気づきます。
これができると、「ポジティブな出来事にだけ感謝して、ネガティブな出来事には頑張って耐える」人生から、ネガティブな出来事にも感謝ができる人生に変わります。さらには、ネガティブな出来事を自分にもたらした張本人にさえも、感謝の気持ちが湧いてきます。
これは、「嫌な出来事だったけど、これを学んだから良かったんだ」と無理やりネガティブをポジティブに転換することとは異なります。
何しろ、自分に脱皮をもたらした出来事なのですから、それとの出会いに心の底から感謝ができます。
今の自分がネガティブと認識したことにも今すぐ感謝できる、その世界は、ポジティブにだけ感謝する人生より、とってもラクチンな世界。
それは、ネガティブを無理やりポジティブと思うようにすることとは違います。ネガティブでいいんです。ネガティブに取った上で、そのネガティブが「ネガティブという役割」を通じて自分の脱皮にどう役立つかを見るようにするのです。
そうして感謝できることを、本当に感謝をして毎日数えていると、明日も、明後日も、感謝できることがやってきます。感謝できることで溢れた人生になります。ネガティブがなくなるわけではありません。それをひっくるめて、感謝できるようになります。
感謝しているときの心の状態は、オープンでニュートラル、自分の中にある神性 ー それは、誰に向けたものというわけではなく、ただただ「全てのものをあるがままに受け入れ、全てのものに対して愛を持って接することのできる状態」 ー が覚醒します。
万物に対する愛と感謝に溢れた状態です。その愛を、他者に対して送れるようになるばかりでなく、自分自身も受け取れるようになります。愛と感謝は、感情ではなく、バランスが取れたニュートラルな時の心の状態なのです。
その状態にある時、私たちは、最高の自分を発揮することができます。最高の自分を発揮するためのチャンスを呼び込むインスピレーションが湧くようになります。自分が本当に大切に思っていること、価値を感じていること ー最高の価値観ー に満たされた人生になります。
毎瞬を自分の最高の価値観に生きるとき、私たちは、幸せです。
聖夜に、Dr John Demartiniの言葉を送ります。
Those who are grateful have more blessings and fulfillment in life than those who do not. This is a simple principle, yet it has the power to change your life.
Keep a gratitude diary and take note of what you have to be grateful for each day. You will be amazed how this shifts your perspective and actions.
感謝の心を持った人は、そうでない人より、より祝福と充実感で満たされた人生になります。
感謝日記を毎日つけましょう。これが、あなたの物の見方・捉え方、そして行動をどんなに変化させるか、あなたはびっくりすることでしょう。
ポジティブにもネガティブにも感謝ができると、感謝できることが2倍になります。
2倍の感謝日記をつけると、人生は本当に様変わりします。信じて行動したもの勝ち(^^)/です。
素敵な聖夜を。
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🌈働くを楽しく、人生をもっと面白く🌈
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人生デザイン構築学校®︎
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