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こんにちは。
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所　研究員の澤田です。
東京では既に木枯らし１号も吹いて、すっかり冬支度になりました。寒いとなにかと家にこもりがちになる人もいますが、ランナーにとってはシーズン到来です。
人生はマラソンに例えられることが多いですが、資産運用もマラソンに通ずることがたくさんあります。
そこで今回は、フルマラソンランナーでもある私の経験を基に、長期安定運用とマラソン完走に通ずるポイントを３つにまとめてお伝えしたいと思います。

１．具体的な数字で目標を設定する

マラソンを完走する。もちろんそれも、大切な目標ですが、多くのマラソンランナーが設定する目標は、「完走する」ではなく、「〇時間内に完走する」という目標タイムの設定です。この目標があるから、ランニングペースが決まり、そのペースを維持するためのトレーニングに励むことができるのです。
これは資産運用でも同じです。投資を始めよう。そう思って、藪から棒に商品を購入するのは危険です。それはどれだけリスクのある商品で、そのリスクは自分の許容範囲内なのかどうかという、運用の成否を決める肝の検証がすっぽり抜け落ちているからです。それは実は、なんのトレーニングもせずに全速力で走り始めるのと同じことになるかもしれません。そんな走り方が長続きはしないというのは、誰の目にも明らかです。
資産運用というマラソンを無事に完走するため、金融商品を購入する前の大切な準備運動は
いつまでに（運用期間）
いくら（目標金額）
何のために（目的）
を設定することです。特に、運用期間と目標金額は具体的な数字での設定が必要です。
例えば、2年後に300万円必要な人と、10年後に300万円必要な人とでは、取るべき行動は異なりますよね。
なので、まずは具体的な数字に落とし込んだ目標設定が必要です。

２．同じペースを継続する

具体的な数字目標を立てたら、次は逆算思考です。
いつまでに、いくら貯めたいなら、毎月の積立はいくら必要？リターンは何%に設定する？
こうして細かい数字にまで落とし込めて、初めて商品の購入となります。
そして、運用を始めたら、決めた毎月の積立金額に従って、黙々と同じペースで運用を継続する。ただそれだけです。
マラソン完走のポイントも同じペースを継続すること。よくあるパターンが最初のハーフを飛ばし過ぎて、後半のハーフはバテてリタイア。もしくは最初のハーフがゆっくり過ぎて、後半頑張るも目標タイムにいま一歩及ばず。これらの状況を回避して目標タイムを達成するには、目標タイムから逆算して出した一定のペースで走り続けることです。

３．楽しむ

人間は弱い生き物です。辛い、我慢の連続というようなことは継続できません。
ポイント２．で述べた「同じペースで継続する」と、頭で分かっていても継続するのがなかなか難しいという場面があるかもしれません。
例えば洋服を買いたいと思っても買うのを我慢して資産形成をする。
一見すると立派なようで、実は、この方法は長くは続きません。人間だからどこかで我慢している分を埋め合わそうとするからです。それも無意識に。そして、どこかでドカーンとお金を使ってしまったりします。
マラソンに至っては、辛いとしか思えなかったら、そもそも走り続けられないです。
では、どうするのか。それが3つ目のポイント「楽しむ」です。
マラソンにおいては沿道の声援、小さな一歩一歩の積み重ねが着実にゴールを近づけているという充実感、走りきったという達成感、その全てを楽しんでいます。そしてこの楽しみがあるから、どれだけ疲れていても、歩みを止めずにゴールに向かうことができるのです。
そして、資産運用を楽しむとは？
それにはポイント１で述べた、なんのための資産運用なのかという目的を自分のミッションと結びつけます。ミッションのためにお金を貯めると思うと、今までお金を使いたいなと思っていたものがなんでも色褪せて見えます。魅力がなくなるので欲しくなくなる。なので、我慢をせずに貯蓄にしても投資にしても、そちらにお金を投入できます。
ミッションのための行動は、外からのモチベーションがなくても、楽しんで、喜びを持って取り組めるものなのです。

まとめ

何事も長期で行おうとすると、継続するのが難しく途中で挫折する場合も多く見られますが、やはりそれは見切り発車で始めて、その行動そのものを楽しめていないからだと思います。
長期運用にせよ、マラソンにせよ、安定して継続させるには
１．　始める前に具体的な数字で目標を設定する
２．　目標からの逆算思考で決めた行動を、同じペースで継続する
３．　行動を楽しむ
が大切だと思うので、是非参考にしてみて下さい。
今日も良い一日を！