こんにちは! (株)ミッション・ミッケ人生デザイン研究所の高衣紗彩です。 皆さんご存知の通り、トランプ氏が当選してから、株式市場は上昇が加速し、ドル円相場では円安(同110円台)が進んでいます。これは、ざっくり言うと、市場の焦点が一転して「トランプ大統領」に率いられる米国経済のデメリットからメリットに変わったことが原因です。 一転した背景には、トランプ氏自身が大統領として真摯に取り組む姿勢や、過激な政策に微修正を加える姿勢を見せたことで、過度に心配警戒していた市場が「心配したほどではないかも」との安堵感を得たことがあります。 この上昇相場を受けて、巷には、『一転』を表現する言葉が登場してきています。 ゲームチェンジ、ターニング・ポイント、オールチェンジ、リセット・・・。 そして、週末の日経ヴェリタスには、「一日10円で円安が進む。このままだと1ヶ月後には30円の円安になる。」 との銀行の通貨ストラテジストの言葉が紹介されています。 また、「年末には日経平均20,000円!」を予測する声や、「アベノミクスに乗れなかった人、大きく稼ぐチャンス!」などの記事も出てきています。某大手証券会社では、米大統領選挙の当日に下方修正した年末の日経平均予測を、翌日には大幅上方修正に変えました。 これらは、「今の動きがこのまま続く」との想定を元にしたものです。今の動きの延長線を予測するー。これであれば、素人でもできます(^^;)。確かに、相場には「モメンタム=弾み、勢い」というものがあり、一旦弾みが付くと、追随する者が現れるために(上がり出した、買おう!というトレーダー筋)、その方向性に勢いがつくことがあります。 なので、テクニカル手法を用いるプロのファンド・マネージャーの中には、コンピューターに上場企業の値動きを毎日インプットして(もちろん自動で)、毎週何パーセントの上昇を何週間続けたら「買い」というプログラムを組み立てている人たちもいます。それでやっていけているということは、それで結果が出せているということです。 ですが、だからと言って、個人投資家がそのまま真似できるわけではありません。彼らは、あることをわかってやっています。 それは、 「自分たちは、ファンダメンタルズから離れていく方向に短期的にベットしている(賭けている)」 ということです。 短期狙いのトレーディングなのか、長期投資なのか?「短期的に一方向に賭けている」んです。「あくまで短期ベット」と自覚して投資し、いつか相場がファンダメンタルズへと回帰を始めた時には、その兆候を即座にコンピューターで捉えて、反対売買をするシステムになっているのです。 今のこの相場は、どこまで続くのかでは、今のこの相場は、どこまで続くのでしょうか。その問いに答えるには、まず、「今の価格と現実(ファンダメンタルズ)のギャップを見る」ことが必要です。現実を詳細に分析するには、本来ならば、企業業績や経済指標の分析をしなければなりませんが、本業を持っている私たちにはそこまではできませんよね。 長期安定投資家としてすべきことこの局面で、長期安定投資家としてすべきことは、これまで通り、ドルコスト平均法で自分の決めた基本配分でのポートフォリオ運用をしっかり続けることです。 ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽―― ミッションを仕事にして死ぬ直前まで 人生デザイン構築学校®︎ |