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2024
06月07日

人間関係に悩まされない自分になるための唯一の方法

人間関係に悩まされない自分になるための唯一の方法

あなたは他人の言動や行動でイラっとすることはありますか?
全くないという方は少ないと思います。
職場や家庭で、怒るというほどでもないけどイラっとする、ムッとする。そんな些細な出来事はたくさんありますよね。

人間関係のストレスの多くは、このような些細な出来事の積み重ねによって生まれます。感情が動く時、多くの場合は、感情が動いた相手の行動や言動に原因を求めるのですが、そこには気が付きにくい落とし穴があります。

その落とし穴と日常で起きる人間関係のストレスと無縁になる方法をお伝えしていきます。

 

感情が動く時の落とし穴

認知の歪みが引き起こす怒り

相手にイラッとしたり、何かにムッとする時の原因の一つに、自分の認知の歪みがあります。認知とは、”その出来事を自分がどう捉えたか”ということですが、多くの場合、私たちの認知は真実を正確に把握していません。

私たちはみんな独自の色眼鏡をかけていて、その眼鏡を通して出来事を見ていると考えてみてください。実際には真実とは違う色を見ているのに、それが真実だと思い込んでいる状態です。これが認知の歪みになります。

例えば小さい頃、近所の男の子に自分のカバンを「変なの!」と言われ、それをあなたは自分が「バカにされた」と思い、ムッとしたとします。でも、それは真実でしょうか?その男の子は、あなたのカバンには特に関心はなく、あなたの気を引きたくてちょっかいを出しただけかもしれません。
「バカにされた」というのは、あなたの歪んだ認知だったのです。

過去の記憶が引き起こす怒り

潜在意識に溜まった過去の思い込みが、原因となるケースもあります。

Aさんが外出している際に、ある男性に「そこをどいて!」と、大きな声で言われたとします。その時Aさんは、「怒鳴られた」と感じ、相手に怒りの感情を抱きました。でも実際には、その男性は、”彼女が立っていた場所は車が通るので危ない”ということを伝えたかっただけで、怒鳴ったわけではないかもしれません。ではなぜ、Aさんは怒鳴られたと感じたのでしょうか。

それは、過去の経験との紐付けが原因です。Aさんは昔、理由もなく通りすがりの男性に怒鳴られて怖い思いをした経験があり、その記憶が今回声をかけてきた男性と重なったのです。

 

ストレスと無縁になる方法

中庸に戻る

他人の言動に怒りの感情を抱く時、私たちはつい相手の中に原因を見出そうとします。
「なんであの人はあんなこと言ったんだろう」
「どうして彼にあんなことされなきゃいけないの」
というフレーズ、よく耳にしますよね。でも、それは不毛な質問であり、答えは一生見つかりません。なぜなら、自分の認知の歪みや潜在意識に過去の思い込みを抱えたまま、相手の中に答えを探しても、真実は見えないからです。

では、真実を見るにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、あなたの感情が動いたことについて、一つひとつ確認してみましょう。小さなイライラやモヤモヤをなかったことにせずに、誰のどんな言動に、どういう感情を抱いたのかを深堀りしてみてください。そして、それは真実なのか、色眼鏡をかけて出来事をみていないか、過去に同じように感じたことがなかったか、自分に問いかけてみましょう。

認知の歪みや過去の記憶から来る思い込みのフィルターを取っ払って、真実が見えた時には「なんだ、こういうことだったのか」と、あなたが抱いていた負の感情はすっと引っ込みます。これが中庸に戻るということです。

例えば、あなたがSNSで投稿した内容について、とある人から「もう少し分かりやすく書いてください」というようなコメントがあったとします。真実はただ「もう少し分かりやすく書いてくださいとコメントをもらった」だけなのに、多くの人は「クレームを受けた」「否定された」などと認知し、そこから怒りや悲しみの感情が生まれます。でも、もしかしたらこの人は、あなたの投稿の内容に興味を持ったがうまく理解できない部分があり、もう少し知りたいと思っただけかもしれません。もしくは、あなたとコミュニケーションを取りたくて、気を引くようなコメントにしたとも考えられます。様々なフィルターを除いて、真実と認知を切り分けられると「クレーム」も「否定」も真実ではなく、ただ自分がその出来事を「クレーム」や「否定」と捉えただけだと分かります。

つまり、その感情の元になったのは、自分の認知の歪みであったことがわかり、怒りや悲しみの感情も消えていくのです。

まとめ

感情が揺さぶられても中庸に戻るための手法「中庸思考®」をマスターするには、いま自分が見ている世界は「実際ほとんどが真実ではない」と気が付くことが、まず第一歩です。1人で行うのが難しいと感じたら、誰かと対話しながら進めるコーチングも試してみるといいかもしれません。

あなたが思っているより、この世は愛と感謝に溢れていますよ。

 

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