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2024
05月31日

悔しさをバネにすることの落とし穴

悔しさをバネにすることの落とし穴

悔しいと感じた経験、誰にでもあると思います。

成功した多くの経営者が、失敗した経験、裏切られた経験、コンプレックス、これらの悔しさをバネにしてエネルギーに転換して、頑張ることができた、その結果、成功したと語っています。

悔しさを感じるということは、確かにエネルギーになったり、そこからモチベーションが高まったりします。

「そのお陰で、さまざまなことを達成した」
「だからこそ、今がある」

というのも、その通りだと思います。
ただ、ここに、大きな落とし穴があります。
その落とし穴とはー。

悔しさから得られるエネルギーは一時的なもの

結論から、先にお伝えすると、その落とし穴とは、

「悔しさから得られるエネルギーは一時的なもの」

であるということです。さらには、

「そのエネルギーは枯渇する」

ということです。

たとえば、「自分をバカにした◯◯を見返してやる」という悔しい気持ちを原動力として走り続け、結果として見返したい相手より出世し、お金を稼ぐことが出来たとします。

たどり着いた時には、達成感や爽快感はあります。「ザマアミロ!」と気分爽快になると思います。

ただ、この時、同時に、疲労感がどっと押し寄せていることに、気づいているでしょうか。

しばらくーそれが1日なのか、2週間なのか、3ヶ月なのか、2年なのか、それは人それぞれですがー、逆にモチベーションが上がらず、どうも次へのコミットメントができない、ということにもなってしまいがちです。

これは、なぜなのか。
考えたことがあるでしょうか。

あまりいないと思います。ただ単純に、達成するまで、とても頑張ったから、その疲れが出たんだろう、少し休めば、またパワーが出てくるだろう。
とやり過ごし、深く考えることなく、自分からエネルギーが出てくるのを待ちます。

ですが、出てこない。そうなると、次へのパワーの源泉を新たに作り出さなければなりません。そこで、無意識で行う行動があります。

それは、「新たな悔しさのタネ」を見つけること。
新たに、「自分より成功しているヤツ」を見つけて、悔しいという思いを湧き上がらせ、それをエネルギーに転換して、頑張る、ということをします。

または、無意識に、無理やり自分よりさらに成功している人を見つけて、その人を越えようとします。
あるいは、自ら「悔しい」思いをする出来事を引き寄せたりします。なぜなら、あなたはそれがないと、生きていけないことがわかっているからです。

このような状態にいると、常に「悔しさ」を感じることになり、常に「地団駄を踏んでいる」状態になります。

この状態は、決して幸せではないですよね。
そして、再び頑張って、何かを達成する。

その瞬間は喜びに溢れるけれども、それは一瞬の話。
また走り出すためには、また「悔しさのタネ」を見つけて、「悔しい!」と地団駄を踏まなければなりません。

悔しさのタネには、さまざまなものがありますが、多くの場合、「恥」が該当します。そこから、悔しい、と感じ、場合によっては、怒りや恨みといったより強烈な感情に変化することもあります。

この時、意識レベルは非常に低い状態にあります。

悔しさの意識レベル

この意識レベルを、測定することに成功した人がいます。David. R. Hawkins (デイビッド・ホーキンズ)という精神科医ですが、意識レベルを20から1000までで表現しています。

意識レベルとは、エネルギー場のことです。この世の全ての形あるものは、特定の周波数を発生し、エネルギー場というものを形成しています。
人間の心のあり方で、その人の発する周波数が決まり、その人のいる場所に、その周波数のエネルギー場ができる、ということです。

このエネルギー場の周波数を測ることで、その人が今、どのような意識レベル(心のあり方と同義と思っていただいて結構です)を測定することができます。

先ほどお伝えしたように、悔しさのタネにある、「恥」は、この意識レベルの一番下になります。

「恥」が心にある人は、完璧主義で偏狭な性質を持っており、物事の真実を見ることができません。そして、自分の無意識に持っている「恥」を相手に投影し、相手を批判、非難、攻撃します。 - David. R. Hawkins 『パワーか、フォースか』より

常に他人を攻撃していますが、自分ではそれを攻撃とは気づいていません。ここが厄介なところです。自分を正当化する確固たる「理由」を持っているからです。

ですが、その源泉は、「恥」であり、それに基づく「悔しさ」である。それは、David. R. Hawkins博士によれば、「一番低いエネルギー場の住人である」ということです。

そのエネルギー場の住人になると、そのエネルギー場に合った人、合った出来事で人生が埋め尽くされます。 より恥を感じ、より悔しさを感じる人生になります。

悔しさのバネを手放すために

「悔しさからエネルギーをもらった」
と認識していると、悔しさをいつも感じる(場合によっては、無意識に自分から求める)人生になります。

人生にたった何回かの達成感の喜びに翻弄され、長い時間をこの『一番低いエネルギー場』で人生を送ることになります。

この場合、自分の本領は発揮されません。
才能や天才性は、発揮されないままです。
また、人を非難し続けるので、愛と感謝に満たされる人生からは、ほど遠くなります。

幸せとは縁遠い人生になるということです。

実際、成功している多くの経営者は、初期こそ、悔しさをバネに頑張った人も、人生のどこかの時点で、大病や事故に遭うなど大きな「不幸(と通常なら認識されるもの)」に見舞われて、その経験から、悔しさをバネにすることに意味はなかったと悟り、周囲に感謝をし、愛に満たされる心の状態ーそのエネルギー場を発する状態ーに、転換されています。

この転換がされていない状態の方は、表向きうまくいっていても、内面ではネガティブ感情で心が一杯になり、葛藤と戦って、非常に辛い状態にあります。
結果を出し続けているけれども、鬱ギリギリで頑張っている、という経営者も、本当に多くいらっしゃるのは、これが理由にあります。

悔しさをバネに―。

これでこれまでの人生を生きてこられた方は、新たな時代の変わり目に、ぜひ、そのバネを捨てる選択をしていただきたいと思います。
捨てると言っても、どうしたら良いのか、わかりませんよね。
それを、3日間の動画講座でお話しさせていただいています。

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