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2023
03月27日

お金に支配されない生き方について考える

お金に支配されない生き方について考える

私たちはこれまでの教育や、社会の常識から「お金があった方が幸せ」との思いを強く持ち、「より多くのお金が得られること」を基準に、モノゴトの判断をしています。

例えば

・どこで購入すると一番安く買えるかな?
・手っ取り早く稼げる方法ってある?
・やりたいことはあるけど、お金にならないから。。
・ついつい、損得を考えて行動しちゃう!

などは、その代表的な例かと思います。

お金がなければ生活をしていくことはできないので、お金を得られるかどうかはとても大切なことです。

私自身、お金を基準に判断していることはたくさんあるな、と振り返ります。

ですが、見方を変えれば「お金」を基準に判断をしていることが多ければ多いほど、自分の人生を「お金に支配されてしまっている」ということにもなってしまう訳です。

今日は先日、人生デザイン構築学校(以下JDS)の卒業生コミュニティ「高衣ゼミ」にてテーマになった「お金に支配されない生き方」について、読者の皆様と一緒に考えていきたいと思います。

お金に支配されない生き方について考える

高衣ゼミとはJDSの卒業生たちが月に1回集まって、様々なテーマについて講義を受けたり、ディスカッションをしたり、自分を見つめる機会を得たりするコミュニティのことです。

2023年3月のゼミでは、外部から特別講師をお招きし、約100名の卒業生達がリアルタイムで集まりました。

講師紹介

 新井和宏⽒ (あらいかずひろ) 1968年⽣まれ。東京理科⼤学卒。1992年住友信託銀⾏(現・三井住友信託銀⾏)⼊社。 2000年バークレイ・グローバル・インベスターズ(現・ブラックロック・ジャパン)⼊社。 2008年11⽉、鎌倉投信株式会社を元同僚と創業。2010年投資信託「結い2101」の運⽤責任 者。鎌倉投信退職後の2018年9⽉、共感資本社会の実現を⽬指して、株式会社⾏eumo(ユー モ)を設⽴。2020年7⽉共感コミュニティ通過eumoをリリース。著書に『持続可能な資本 主義』(ディスカバー・トゥエンティーワン)、『新しいお⾦の教科書』(⼭川出版社)、 『投資は「きれいごと」で成功する』、『幸せな⼈は、「お⾦」と「働く」を知っている』 (イースト・プレス)など。 

講義は、新井さんの生い立ちから始まり、お金に関する哲学的な思想の話から、実践的な話まで盛り沢山の内容でした。

その中で、今回のテーマでもあるお金に支配されない生き方について、読者の皆様にもその一部をご紹介します。

幸せとはお金の奴隷にならないこと

新井氏が考える幸せとは、

・お金の奴隷にならないこと

・自分が幸せを感じる最低水準の富を大きくしすぎないこと

とハッキリ言われていました。

これをもっと具体的にすると、「お金を儲けること」「お金が増えること」だけに着目し、それを目指すようになると、次第にお金の奴隷になってしまう自分をつくり上げてしまうということです。

最低水準の富とは「生活レベル」と置き換えられると思いますが、自分の生活レベルを高くしてしまうと、今まで幸せを感じていた近所のレストランでの食事が、楽しくなくなってしまうなどの症状として生活に現れてきます。

「もっと」「もっと」を目指して、最低水準の富を大きくしすぎてしまう。すると、いつの間にかお金を儲けることが目的化してしまい、気づいた時にはお金の奴隷になってしまっているということです。

では、お金の奴隷にならないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?

最低基準の富を自分で決める

お金の奴隷にならないためにはまず、「最低水準の富を自分で決めることが大切である」と新井氏は言います。

自分は何をしていたら幸せを感じる人なのか、何があれば満足なのか、その定義が明確になっていると、「意外とお金って必要じゃない」ということにも気づける、とお話しされていました。

そして、この最低水準の富を自分で決める時に大切なポイントは、「誰かと比べない」ということです。

誰かと比べた瞬間に、その選択は難しいものになる、とも伝えてくれました。

この新井氏の考え方は、JDSが受講生の皆さんにお伝えしていることと合致するのですが、JDSでは「自分が幸せを感じる価値観に沿った生活をするには、月にいくら必要なのか?」ということをシミュレーションしていきます。

このシミュレーションをする際に着目するポイントは

今まで誰かと比べて「こうした方がいいよね」と思って使っていたお金を除いて試算してみる

ということです。

例えば、
・あまり乗らないけど車はあった方がいい
・旅行はあまり好きではないけど、みんな夏休みには旅行に行っているから
・月に1回くらいは、家族で外食にいくか…

このようなものも、人によっては自分の価値基準に照らした時に、不要なお金の使い方かもしれません。

自分の価値基準に合わないものを、ひとつずつ減らしていき、自分の幸せを感じる生活に必要な金額を出してみると、意外と少なかったりします。

これが新井氏の言う「最低水準の富を自分で決めること」に当たります。

今まで、自分のお金の使い方が、自分が幸せを感じる人生に通じるものになっているかを考えたことがない方は、ぜひ考えてみてくださいね。

分かりやすさが優先順位を変えてしまう

そして、もうひとつお金の奴隷になってしまう理由としては、「分かりやすさが優先順位を変えてしまう」ということです。

本来、幸せとは比較できないものであるはずです。

・出世をした方が幸せな人
・家事をしながら家族をサポートすることが幸せな人
・一生独身でいることが幸せな人
・子どもを持たず、パートナーと二人で過ごすことが幸せな人

など、幸せを感じる基準は人それぞれで、比較することは難しいものです。

ですが、お⾦は客観性があり⽐較可能であるため、「相⼿をねじ伏せるパワーがある」と新井氏は言います。

例えば、年収400万円の人と、1000万円の人であれば、1000万円を稼ぐ旦那さんの方が良いと考えるようになりますよね。

周りの人たちも、1000万円の方が良いと言うでしょう。このような意見を聞いてしまうと、400万円の人に魅力を感じていたとしても、曇って見えてしまうこともある訳です。 

この分かりやすさが、自分が本来感じている優先順位を変えてしまい、お金の奴隷になってしまうということです。

参加者の声

ではここで、今回のゼミに参加された方の参加者の声をお届けします。

・本当に自分がなりたい状態とは?価値を自分の中で定義できているか?
自分が本当に喜ぶことは何か?お金の話のはずなのに、ぶれない軸をもつ大切さや幸せとは人と人との関係性が続くことの話から、ぶれていた在り方・生き方を考える時間になりました。

・学校教育の中でも、一般化標準化を目的として、社会に適合するように、私たちのフレームワークが作られたのだと言う事や、お金にならない事をしても、意味がないと教育されてきたことで、 自分の価値を感じて生きることに蓋をしてきたんだなと、 新井さんの講話の中から感じ取ることができました。

・お金に対しての知識が覆った感じです。
お金のことで不安になることが多かったのですが、その解消の仕方もとてもわかりやすくて生きたお金の使い方、そして自分がしたい未来への投資をしていきたいと思えました。

・お金はツールと頭で分かってはいても自分の価値観が不明確だと、知らないうちにお金に驚され、他人の価値観をベースにした相対価値の中で生きることになるという点が、JDSで学んでいる「自分の価値観に生きる」ことがいかに大切なのかという点と繋がり、とても興味深く感じました。

まとめ

いかがだったでしょうか?今日お伝えしたことは、今回の講義のほんの一部でしたが、何かの気づきになり、あなたがお金に支配されない生き方の一助になれば幸いです。

高衣ゼミではこのように、JDSを卒業された方々が学びを継続していく場でもあります。

もし気になる場合には、まずは学校の様子をご自身の目で確認されてくださいね。

こちらの動画は、2022年12月に開催した総会の様子となります。個性豊かな仲間が共に楽しく過ごしている様子が伝わると嬉しいです。

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