ゴールデンウィークが終わり、仕事が本格的に再開されるこのタイミング。
多くの人が陥りやすいのが「燃え尽き症候群」という危険な状態です。
「燃え尽き症候群」とは、それまで仕事や学業に熱心に取り組んでいた人が、突然意欲や熱意を失ってしまう状態です。
怖いのは、その症状が知らないうちに忍び寄ってくることです。気づいた時には突然、心がぷっつり切れ、立ち直るのに長い時間を要することもあります。
しかし、日常から自分自身の状態を丁寧に観察し、早期にその兆候を捉えることで、この危機は未然に防ぐことができます。
ここでは、燃え尽き症候群に見られる11のサインと今すぐできる対策を紹介します。
さらに、応急的な対応に留まらず、その根本原因と解決方法にも触れていきます。
先延ばしが増える
共感ができなくなる
固まって動けなくなる
ケアレスミスが頻発する
いつも疲れを感じるように
物事の捉え方が批判的になる
突然、感情が爆発しそうになる
小さいことにイラつくようになる
無意識にスマホをずっとスクロール
一つのことを終えるのに時間がかかる
楽しいことも、義務に感じるようになる
そして最も深刻なのは、大切な人を大切にできなくなることです。
心の余裕がなくなり、本来、大切にしたい人との関係性さえも損なわれてしまいます。
3つ以上当てはまる場合:日々のタスクを見直し、本当に必要なことだけに絞りましょう。意識的に休憩時間を増やし、リラックスできる時間を作りましょう。
6つ以上当てはまる場合:思い切って仕事量を減らすことを検討しましょう。 抱え込まずに、周りの人に頼ることも大切です。 まとまった休暇を取り、心身のリフレッシュを図りましょう。
9つ以上当てはまる場合:すぐに休息をとってください。無理は禁物です。まずは心と体を休めることを最優先にしましょう。
上記の対策はあくまで応急処置です。真の解決には、燃え尽き症候群の根本原因に向き合う必要があります。
多くの場合、燃え尽き症候群は「価値を感じないことに多くの時間とエネルギーを費やしている」状態から生まれます。人間は自分が価値を見出せない活動に取り組むとき、通常よりも多くのエネルギーを消耗し、モチベーションが急速に低下します。
この状態で他人や組織の期待に応えようと頑張り続けると、知らず知らずのうちに自己犠牲的な生き方に陥り、最終的には心が「燃え尽きて」しまうのです。
燃え尽き症候群から真に自分を守るためには、自分の「最高の価値観」を明確に言語化しておくことが重要です。
価値観とは、人生で一番大切に感じているもの、その行動をしているときに充実感や幸福を感じるものです。価値を感じる活動に向かうとき、人は自然と集中力、注意力、持続力が高まり、内側からエネルギーが湧いてくる状態になります。
自分が何に本当の価値を見出すのかを知り、日々の選択にそれを反映させることで、燃え尽き症候群とは無縁の充実した人生を送ることができるのです。
私たちは―特に責任感が強い人ほど―、ついつい頑張りすぎてしまいます。そして、知らないうちに自分を犠牲にし、大切なものを見失ってしまうことがあります。
心当たりがある人は、まず自分の心と身体の状態を見つめ直してください。11のサインに当てはまる項目があれば、それは身体からのSOSサインです。十分な休息をとり、自分を労わる時間を作りましょう。
そして次のステップとして、自分の最高の価値観を言語化し、それに基づいた生き方・働き方を選択してください。それこそが、燃え尽き症候群から本当の意味で自分を守る鍵となります。
現在、価値観に基づいて生き、燃え尽き症候群とは無縁の働き方になるための、
『真のリーダーになるためのカリスマ性を呼び覚ます』
という3本の無料の動画講座を公開しています。自分らしい生き方を模索されている方は、ぜひご覧ください。