ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方(ドクター・ジョン・F・ディマティーニ)【書評】  

〜内容をきちんと理解して実践したい人のために〜

この本は、ディマティーニが世界で開催している1日研修プログラムから生まれた内容を、より幅広い世代の方々にも役立つように書き下ろした本です。書かれているのは、「人生の目的(=ミッション)の見つけ方と実現へのアプローチ」で、人生デザイン構築学校®の1丁目1番地の内容です。

ディマティーニが体系化した価値観、ミッションの見つけ方を具体的に知りたい人、そして研修の内容をじっくりトレースしたい人にお勧めの本です。

著者 ジョン・F・ディマティーニ

Dr. ディマティーニは、人間行動学のスペシャリストであり、国際的な教育者・講演家です。

彼は、小学生の頃、学習障害と診断され、一時はホームレス同然の生活をしていましたが、自分のミッションに目覚め、心理学や哲学、天文学など275以上の分野の知識を身につけ、その経験と知識を活かし、変容をうながす独自のメソッドを確立しました。

著作は28の言語に翻訳され、年間300日以上世界中を飛び回り、「どんなに困難な状況にあろうとも夢は実現する」と多くの人を勇気づけています。著書に『正負の法則』(東洋経済新報社)、『世界はバランスでできている!』(フォレスト出版)などがあります。

本書の概要

本のタイトルである人生の目的=ミッションの見つけ方は、実は第1部で完結し、残りの部分で、ミッション実現へのアプローチを具体的に示しています。第1部で特定したミッションを目指して、どのようにスキルを磨き、障害と成り得るかもしれない感情を克服し、人生を創造し、目指した分野でリーダーとなり人々に模範を示していくかまで書かれています。 

 本書の特徴は、実践の書であることです。つまり、解説に留まらず、ワークが適宜挿入され、アファメーションが各章末に設けられています。読者は解説の理解に終わることなく、ワークを行うことにより解説の内容を身に着け、アファメーションを唱える事により身に着けたものを確実なものとすることが出来ます。

 本書は、解説を読んだだけでは理解しにくかったり、信じられないと感じる所もありますが、必要な場所に実例がふんだんに挿入されています。読者はこれを手掛かりに読み進めることによって、ディマティーニが言わんとするところを具体的に理解することができます。

第1部:人生の目的=ミッションを知る

第1部では、文字通り、読者のミッションを知ります。

まず、ディマティーニがミッションを見出すに至った体験談を読むことにより、ミッションを知るとは具体的にどういうことなのかを理解します。

ミッションは、最高の価値観をもとに導き出すので、まず最高の価値観について学びます。価値観について書かれている書物は多いのですが、ディマティーニの価値観の特徴は、人生で欠落しているものが、実は価値観と結びついているという点にあります。私もこの点については驚きました。実際に価値観を出された人も、このことに気付いて感動される人が多いです。

それぞれの解説に続き、ワークが与えられていますので、ご自身の最高の価値観を特定してみて下さい。その次のワークで特定した最高の価値観を元に、ご自身のミッションを導き出して下さい。ミッションステートメントの例文もありますので参考にされると良いと思います。 

第2部:人生のスキルを磨く

第2部では、ミッションの実現に向けて、何に力を注げば良いのかを理解し、更に遭遇するであろう恐れなどのネガティブな感情に対処する方法について学びます。

まず、効果的なコミュニケーション能力について取り上げています。これは一般的に大切な事で、他にも書物がたくさんありますが、ディマティーニの場合は、相手の価値観に基づいて自分の価値観を伝える点が特徴です、「なるほどね!」と感じます。

次に、自分のミッションに合った好きな事をしてお金を稼ぐ方法を学びます。これって出来たら素晴らしいと思いませんか?でも本当にそんなこと出来るのでしょうか?なぜなら、ミッションは直接的にビジネスに結び付くものとは限らないからです。そんな疑問に対しても実例が3つ挙げられています。これを読み、「何となく出来るかもしれない」という気持ちにを抱いてからワークに取り組み、いきいきと働ける仕事を探す方法を見つけて下さい。ワークの後にも実例が紹介されていますので、これらを手掛かりにご自身の腑に落ちるまで探し続けることが重要です。

更に後半において、現在の仕事が価値観に沿っていない場合にも、その仕事を最高の価値観と結びつける方法を実例をヒントにしながら知ることが出来ます。該当する読者の方にとっては即効性と実益のある大変有用なツールになります。

最後に、ミッションに沿った本来の道を歩むことを妨げる可能性のある、恐れなどの9つのネガティブな感情について学びます。人がそれぞれの感情を抱く理由については、ディマティーニの長年にわたる研究から得られた、「人間の本質」をもとに理解することが出来ます。そしてワークによってネガティブな感情を1つ1つ取り除いて行くことができます。

第3部:自分の人生を創造する

第3部ではミッションを目指した人生を創造する方法を学びます。

まず自分自身が、既に、ある領域で成功していることに目を向け、ワークを通してその事を自覚します。私は「成功は実は価値観を反映している」というという点に驚きました。

次に、自分自身の中のヒーロー性を見つけ出し、ワークを通して、自分自身のユニークな天賦の才に気づきます。

次に、どんな状況でも存在するポジティブな側面とネガティブな側面をがあることを認識しこれを受け入れることを学びます。これはミッションを目指した人生を創造していくために必要なものです。

つづいて、最大の困難が最大の成果を生み出すことを学び、ワークで人生最大の困難が何であったかを確認します。困難を克服してミッションを生きることが大切と言われても「辛い!」と感じてしまうかもしれませんが、これは、子供の頃に感じた欠落感が財産を与えてくれ、最高の価値観と結びついていることと少し似ています。また、「試練に感謝出来れば情熱が生れるところへ導いてもらえる」というありがたい記述に納得してしまいます。

これらの下準備を整えた上て、人生の総合計画を立てるワークに取組み、大きな目標を小さな塊に分けて現実的に達成可能なものにする方法をワーク通して身に着けます。

最後に、ディマティーニは自分の望みを形にしていくためのマインドセット・鍵について伝えてくれています。私は「ディマティーニの秘伝」がここで余すことなく伝えられていると感じました。もしそうなら、「最初からこれを読めばいい」という気持ちも浮かぶかもしれませんが、ここまでの内容を理解せずにいきなりここを読んでも、なかなか腑には落ちないことでしょう

第4部:リーダーとしての資質に目覚める

第4部では、ミッションに生きた結果、リーダーシップを発揮して社会の見本となれるよう、リーダーの資質について述べています。

ここでいうリーダとは、各人のミッションを実現する仕事の分野でのリーダーという意味で、必ずしも誰もが社長になるということではありません。

まず、高い視点でビジョンをもつことの重要性を学び、時間的視野を広げることの重要性を認識して下さい。そして、偉大なリーダーに共通する7つの特性を理解し、更に、リーダーに必要な5つのSで始まる要素を理解します。最後に、ご自身の仕事の影響力を知り、ミッションが予想もできない高みにまで連れて行ってくれることを学びます。これらの目的は、世の中に手本を示すことにあります。 

本書を別の視点から見る

本書で述べられている、価値観、ミッションの特定方法、実現方法、想定される問題の回避方法などは、実は、人間の本質や宇宙の真理に裏付けられた科学的な手法であることが書かれています。これらは、ディマティーニの長年の研究、研修の体験などを通して得られたものだと考えられます。

この点に注目して、この本を、人間の本質・宇宙の真理を学ぶという観点から読んでみても大変興味深いと思います。私が、「なるほど!」と腑に落ちたものを以下にいくつかご紹介します。

  • 人生において欠落していると感じているものが価値観を生み出している
  • 最高の価値観、ミッションに沿っていると内なる素晴らしさが自然と発揮される
  • 人は必ず人生において成功しているものがある。
  • 人によって外側の在り方は異なるが、最も内側にある魂の本質は人による差はない
  • どんな状況でも試練と支援があり、宇宙は相対するものをペアとして宿している
  •  困難や挫折によって価値観が生み出され、現在、未来の自分が作り出されている

 人間の本質・宇宙の真理は本全体に散りばめられています。人間の本質・宇宙の真理に視点を当てたい場合は、本文の中の太字を拾い読みしインスピレーションが湧いたものについてその前途を読み直す方法がお勧めです。たくさんの有用な知識を得ることができると思います。

本書を使いこなしてミッションに向かって歩む

この本にはミッションのデザイン、それらの実現アプローチのための解説に加え、読者がそれらを会得するためのワークが適宜満載されていて、大変お得な本です。この本はただ読んで理解して終わりの本ではなく、ワークを実践し、更に各章の最後に挿入されているアファメーションを毎日唱えることにより、ご自身の心と体に確実に身に着けることができます。そして、貴方の本来の道を目指し、好きな事を仕事にして、大いなるリーダーシップを発揮していけるようになることでしょう。

お勧めの使いこなし方としては例えば、

  1. まず、通読して全体的な内容を把握する
  2. 第1部から4部の順番にワークを行って行く。先を急がず、ワークは腑に落ちるまで繰り返す。
  3. また、必要に応じて過去のワークを繰り返す。
  4. ワークが終わった章の章末のアファメーションから大切と思うものを選び出し、毎日(できれば朝と晩)となえる。

最後に

以上ご紹介したように、この本には知識、ノウハウ、具体的なワーク、そしてアファメーションと貴重な内容が余すことなく述べられていますが、皆さんはその理由がお判りでしょうか?それは恐らく、ディマティーニのミッションが「教える」だからなのでしょう。そんな彼が書いたこの本の読書を大いに楽しんで、ワークを実践してみて下さい。

ただ、一人で実践するためには高いモチベーションが必要です。また、何度読み返しても解消できない疑問が出てくることもあるかと思います。

より確実に、より効果的に、そして仲間と共に楽しく実践するためには、人生デザイン構築学校®に入学することがお勧めですが、まずは、ミッション・ミッケ人生デザイン研究所のコーチングメールで、学びを深めていただくことができます。13回に渡って、ワークが届きますので、ぜひ、トライされることをお勧めします。

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About 村井 秀和

ミッションミッケデザイン研究所 研究員                 人生デザインアカデミー協会認定コーチ、認定講師              【ミッション】皆が良く知らない事に気付き、難解な事・理解が難しい事を理解し、物事の真実・本質を見極めて、それらを人に解りやすく伝える。

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