入学や入社、異動など、4月は多くの人の環境が変化するシーズンです。チームのリーダーに抜擢された、初めて部下を持って教育を担当することになったなど、新たなステージを迎えた人も多いでしょう。
チームのリーダーには、集団をまとめて目的を達成する力、リーダシップが必要になりますし、部下を持つ人にはコミュニケーション力や、部下のやる気を引き出す力が必要です。
立場が変われば、新たな能力(スキル)を身につける必要性が生じます。
今の時代、スキルを高めるための手法もその学習方法も様々です。
自己啓発本やビジネス書を読む。各種動画配信を視聴する。またJDSのようなスクールで学ぶ……。ですが、どのような方法で学んでも、学んだことが自分のスキルとなって身につく人と、単なる知識を得ただけで終わってしまう人がいます。
学びをスキルとしてしっかり自身のものにするためには、どうすればいいのでしょうか。
今回は学んだスキルを身につけるための方法についてお話します。
新しい物事の捉え方や手法を学習して、これは面白いと思ったとき、皆さんはどうするでしょうか。
学習したポイントをノートに書きこむ人は多いと思います。書くことで記憶に定着しますし、後で見返すこともできるので、これは大切です。
問題はその後です。
ノートに書きこんで、満足してノートを閉じて終わり。明日からはまた昨日と同じ行動を繰り返す――これではせっかくの学びも知識として脳内にインプットされただけになってしまいます。
今日、今まで考えたことがなかったようなやり方を習った。その方法をこれまでの自分に照らし合わせると、自分のやり方は違ったみたいだ。では、教えてもらった方法を使うと、どうなるのだろう。
そう考えて明日から自分の行動にその方法を取り入れてみる――この行動が重要です。
ですが、習ったことを取り入れて行動しても、最初は思った通りにはなりません。
昨日の話からするとうまくいくはずなのに、そうならない。どうしてだろう――行動によって湧いてきた疑問は自分自身のものなので、これを解決するためにさらに情報を得ようとします。
そして新たな本を探したり、別の情報を検索したりして、自分なりに答えを見つけて、見つかった解決策を実行してみる――この繰り返しがスキルアップにつながります。行動を繰り返して微調整を重ねることで、スキルが自分のものになっていくのです。
このとき、人生デザイン構築学校(JDS)のようなスクールで学んでいると、浮かんだ疑問は講師に質問して、すぐに次のアドバイスを受けることができます。そして次の日にはそれを取り入れることが可能なので、自分の行動がどんどん変わっていきます。自分自身の変化のスピードが早くなることが、スクールで学ぶことの利点です。
学んだことを取り入れて自分の行動を変え続ける――これによって、あなたを取り巻く世界が大きく変わってくるのです。
もうひとつ、学んだことをノートに書いただけの人と、すぐに行動に移す人の中間に位置する人がいます。それは、行動の前に頭で理屈を全て理解しようとする人です。
行動する前に、今回習った手法はAの場合にはあてはまるかもしれないけれど、Bの場合はどうだろうか。Cの場合もあるのではないか。それはAでもBでもCでも適用できる手法と言えるのだろうか、もっと適切な手法があるのではないかなどと、自分の理解できる範囲ですべて理解した後でなければ行動しようとしない人です。
このような人は、自分で自分の可能性に蓋をしてしまっています。
視野が拡大するとは、今までの自分には見えていなかったものが見えるようになるということです。ですから拡大する前の視点で、一段高い視座に立つ人の考え方を完全に理解することはできません。
よくわからないけど、そんな考え方もあるなら、とにかくやってみようか。そう考えて行動に移す人は、体験によって自分の視点を変えることができます。視点が変わると、今まで理解できなかったことにも考えが及ぶようになります。
ですから完全に理解できていなくても、ちょっと引っかかることもあるな、と思っても体験してみることが大切なのです。
完全に理解できるまで動かないという姿勢では、自分の世界を広げることはできません。新たなスキルを自分のものとして身につけることはできないのです。
一人で学んでいても、行動し続けることでスキルを身につけていくことはできますが、コミュニティの中で仲間と情報をシェアすると、より早く自分のスキルを高めていくことができます。
岡目八目という言葉があるように、自分のことでは解決策が見いだせない状態でも、他者の問題点や解決策は見えるものです。気づいたことをお互いにアドバイスし合うことで、それぞれのチームメンバーが、一人で学んでいる時よりも早く解決策が見出せますし、深く学ぶことができるのです。
JDSでもこの方法を採用しています。JDSでは受講生はchatworkというコミュニケーションツールを使って、いつでも何回でも高衣学長や担当の講師に質問することができます。
そして受講生は年齢や社会的地位に関係なく、フラットな関係性を保つために、お互いをニックネームで呼びあうことにしています。これはとても重要で、縦社会の縛りの強い日本では、自分の立場を気にしてなかなか自由に発言することができません。
ニックネームを使って日常とは異なるフラットな関係性を築くことで、受講生同士が自身の体験や考えを気軽に語りあえるのです。
このようにチームで学習を進めるやり方は、能力を向上させる上でとても効果的です。これが、巷に多くの本や動画が溢れていても、ビジネススクールが盛況である理由です。そしてチーム内での意見交換が活発になるように工夫されている点は、JDSの特徴でもあります。
学んだことを実行に移してみる。そして疑問がわいたときには質問して、得られた解決策をまた実行する。この姿勢がスキルを身につける上では重要です。
このことを頭にいれて、明日からの自身の行動を変えてみてください。
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