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2016
07月21日

セルフプロモート7つのステップ(2)〜自分の実績や達成を嫌味なくスマートに伝える〜

セルフプロモート7つのステップ(2)〜自分の実績や達成を嫌味なくスマートに伝える〜

昨日から組織におけるセルフプロモート(自分で自分のプロモーションを仕掛ける)のための7つのステップをご紹介しています。
自分の価値観に合った仕事を自分の手で得るためには、自分の可能性が上司や周囲にしっかり伝わっている事が大切です。
ですが、まだやったことがない仕事において自分の可能性を伝えることは、難しいものがあります。根拠になるものがないためです。
その際に、根拠にできるのは、今携わっている仕事において出した実績や成果です。
この仕事でそういった才能や特性が発揮できたのなら、これを任せたらこういう才能を発揮してくれるのではないか、と思ってもらう。
これが、社内においてやりたい仕事をするためにまず、必要なことです。
と、ここまでを前回お話ししました。
今日は、その「実績や達成したこと」を嫌味なくスマートに周囲に伝えるための(コツ)をお伝えしたいと思います。

1. 今の仕事でクオリティの高い仕事をする

とにかく、これが重要です。このブログでも何回かお伝えしていますが、今の仕事がつまらない、自分のやりたいことと違う、自分に合っていない、むいていない、からと言って今の仕事に意欲を失ってしまう。
特に、自分の価値観を出された方は、その後自分の価値観に今の仕事が合っていないことが明らかになり、目指す方向は定まったけど今目の前の仕事に意味や意義が見出せず、やる気を失ってしまいがちです。
ですが、それだと、今の仕事で結果を出すことはできません。今の仕事で結果を出せなければ、こいつに別のもっと難しい(と人は思うけど、自分はそうは思わない。価値観に合っているものには、多分、自分これできる、という、周囲に言わせたら『根拠のない自信』があるので)仕事を任せようとは思わないものです。
今の仕事で「自分の可能性を見せる」ことに意味を見出し、誰よりもしっかりやりましょう。

2.  周囲に実績や達成したことを嫌味なくスマートに知らせる

しっかりと結果を出したら、それをきちんと周囲に知らせましょう。営業職の方は、数字の報告をする機会があると思いますので、自ら動かなくても周りは知ることになると思いますが、それ以外に、できることがあります。
例えば、上司に報告のメールを入れる際に、クライアントさんから頂いた感謝のメールを転送する形で行います。そして、その転送の目的を「こんな風に感謝されました」とするのではなく、
「こんな風に感謝を頂きました。これを見て気づいたのですが、◯◯を行うにあたっても⬜︎⬜︎なアプローチを取ることで、もっとお客様に喜んでもらえると思いました。次からはこうしてみようと思います。」という風に、
議論の焦点を
「クライアントから受けたポジティブなフィードバック」
から
「より改善のために活用する提案」
の体裁にすり替えます。
気づいたことをシェアする、というイメージです。
ですが、ちゃんと、「自分がしたことでクライアントさんはこんなに喜んでいます」ということは伝わっています。
周囲に実力を知ってもらうには、数字に出ない成功こそ、きちんと伝える必要があります。
その際に、重要なポイントは、上司や同僚に協力して貰ったこと、それがなければ感謝のメールは貰えなかったこと、を必ず付け加えることです。
自分の達成を報告する際には、必ず、この「周りへのクレジット」を忘れないようにします。

周りにクレジットを与える

「クレジット」とは、信用という意味ですが、誰々のお陰、とか、誰々の功績、と言うときに
英語で『This is his credit」とか『The credit goes to him」という言い方をします。
自分の担当の仕事の成功のクレジットを周囲の上司や同僚、協力してくれた全ての人につけます。
何か賞を取った際に、著名人が言っている「皆様のおかげでここまできました」を、常に常に発信するのです。
常にそれをしようという心で仕事をしていると、見過ごしがちな「他人からの協力」や当たり前と思ってしまっている、ちょっとした小さな「やってもらったこと」にも意識が向くようになって、本当に、「ああ、この人たちのお陰だな」という気持ちになるから不思議です。
そして、この人たちがいなかったらこの成功はなかったな、と本当に思えるようになります。
すると、自分の成功をしっかり胸を張って上司や周囲に伝えることができるようになります。
なにしろ、これは、Aさんの手柄なんです!と言うわけですから、何をはばかることがあるでしょうか。
自分の業績や達成したことを報告する際に、「周囲へのクレジット」をその2倍、3倍、報告することを、常に、どんな時も心がけます。
上司に対する1対1のメールやミーティングでも然り、全体にシェアするときはもっと大々的に。
これをしていると、自分がはっきりと明確に自分の成功を事実として報告できるばかりで
なく、今後についても周りの協力を得ることが容易になり、チームとしてお互いに協力する動きが自然と生まれ「全員で結果を出す」雰囲気が醸成され、今後の結果にも繋がってきます。
もうやっているよ、という方は、もっと意図を持って、まだやったことがない方はぜひ、やってみてください。
ちょっと難しそう、と思うかもしれません。が、やってみると、以外と簡単にできます。
ぜひ、今日、トライしてみてくださいね!

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