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2021
01月27日

在宅勤務でも最強のチームを作る 〜リーダーのための ベストプラクティス

在宅勤務でも最強のチームを作る 〜リーダーのためのベストプラクティス

2021年1月27日(水)

再びの緊急事態宣言が出て、再在宅勤務日が増えた方もいらっしゃると思います。

今回は、特にチームリーダー、管理職の方のための、在宅勤務で『チームとして成果を上げる』ためのベストプラクティスをお届けします。

そのために、力を入れたい領域を、以下の4つに絞ります。

1 知る
2 支える
3 ストレスを軽減させる
4 自主性を引き出す
5 コミットメントを高める

それぞれの具体的な方法は、以下の通りです。

1 知るためにープロジェクト毎にダイレクターを置く 

リーダーとして、外してはならないのが、全員の現状把握です。これは、リモートでなくても同じですね。

チームが分散し、業務が細分化されている場合、プロジェクトの進行状況など、全体を把握している人が誰なのかわからなくなる可能性があります。

その場合、チームミーティングや1on1のやり取りをリーダーが増やして補強しようとしがちです。ですが、リーダーが多くのプロジェクト案件を抱えている場合、全てのプロジェクトの全ての状況をリーダーが把握しようとすると、リーダーがキャパ超えしてしまい、船頭の仕事がうまくできなくなってしまいかねません。

それを回避するために、実行において采配を振るう『ダイレクター』を、チームリーダーとは別に設定することをお勧めします。ダイレクターとは、日本語では、『ディレクター』と言った方が馴染みがあるかもしれません。

物事を進めるには、1戦略を立てる、と 実行する を分けて行うと、スムーズにいきます。

戦略を立てるのはチームリーダーの役割ですが、ダイレクターは、全体を「見る」そして「指揮する」ことが主な仕事です。現場指揮監督、と言っても良いかもしれません。

ダイレクターが、実行段階において、全員の進捗を把握し、遅れを取っている人、先に進んでいる人の間のスピードの調整等をすることにより、リーダーが直接采配を振るっていた時と比べ、プロジェクトをスムーズに進めることが可能になります。

また、ダイレクターは、問題が発生したら、あるいは、問題が発生しそうな芽を見つけたら、リーダーにすぐに報告します。そうすることで、リーダーに常に最新の情報が上がってくる仕組みを作ることができ、早めに問題を回避する対策を考えることができます。

ダイレクターというタイトルは、会社組織では聞いたことがないと思いますが、フリーの個人事業主がプロジェクトのために集まって、プロジェクト単位で仕事をする起業家の間では、広く知られたタイトル(職種)です。

会社の正式な職種としてはなくても、チームリーダーとして、メンバーの誰かをダイレクターに指名して、オペレーションを指揮してもらうと、自分は戦略を考えることに専念することができます。

戦略を考える、と、実行実践する、とは、自分の中でも時間で分けることをお勧めしていますが、人の人との間でも、それぞれの専門を分けることで、どちらかに専念することができ、また、そうでなければ一構成員に過ぎなかった若手にも、ダイレクターに『抜擢』し新たな責任を持ってもらうことで、自主性やコミットメントを引き出すことができます。

できることなら、全ての構成員に何かしらのプロジェクトのダイレクターになってもらうと、チーム全体のチームワークや士気が高まり、プロジェクトの進行スピードが早まり、質も向上させることができます。

 支えるためにー「カフェタイムトゥギャザー」を設定する

チームミーティングは、定期的に行っていると思いますが、オンラインだとミーティングが終わったら、「じゃ!」と言って、すぐに退出してしまうことが多いものです。

そこで、有益なのが、仕事のことを全く話さない「カフェタイム」を一緒にする時間を設けることです。

会社に行くと、ベンディングマシーンにコーヒーを買いに行った時など、たまたま一緒になった人と立ち話をすることあります。仕事の話をするかもしれないし、先週行ったゴルフとか、週末のイベントとか、プライベートの話にもなっていたと思います。

それが、気分転換になったり、気持ちのリセットになったり、無駄なように見えて、プラスの効果をもたらしていたんですよね。

そういった場が、在宅勤務、テレワークではなくなってしまいました。無くなったら、自分で作る! ということで、「カフェタイムトゥギャザー」をお勧めします。

チーム内でも良いですし、他部署の人にも声をかけても良いですし、気になる人がいたら、1対1でも良いですね。

じゃあ、あの人も呼ぼうか、という話になったら、急遽呼んでも良いですし、誰が始めても良いし、入退出自由。その代わり、上司からの誘いであっても、気が乗らない時には理由なく断って良い、という緩いルールを予め共有しておくと、継続することができます。

特に、在宅勤務が長く続くと、メンタルがやられるという問題も多くなっています。人は、ネガティブな感情の中で『孤独』が一番しんどく、孤独は免疫機能も低下させます。しんどくなって「僕は、いいっす」と言われてしまう前に、「目的なく自分の状態を吐き出せる場所」を作ってあげましょう。

吐き出してもらうことが目的ですから、カフェタイムでリーダーがガンガン語ってしまってはダメです。「聴く」と「キャリブレーション(観察する)」に専念しましょう。そして、何か異変があったり、リーダーとしてサポートできることがあれば、即対応します。

聞くに専念、と言っても、質問ばかりしてしまっては逆効果です。心地よく話ができる空間を作ってあげましょう。中間管理職としては、上司に交渉に行くことになります。会社として、それはできないとの回答になるかもしれません。その場合は、予算の範囲内で整えられる情報を探して、共有するなど、できることをします。

会社の回答がNOだったとしても、ダメ元で交渉に行ってくれ、一緒に考えてくれたあなたへのメンバーの信頼度は高まるはずです。

3  ストレス低減のためにー 環境を整えてあげる

2で何かストレスになっているかを把握したら、リーダーとして何ができるかを考えます。

自宅でのWifi環境、デスクや椅子、といった物理的な問題がストレスの主な原因であることも多いようです。

これらは、お金をかければすぐに解決できる問題です。本来、個人に委ねるものではありますが、在宅勤務においては、それでパフォーマンスが上がるのであれば、会社が持つことを検討するのも有りだと思います。

4 自主性を引き出すためにーフィードフォワードをする

チームミーティングでは、必ず最後に、『フィードフォワード』をしてあげましょう。

フィードフォワードとは、コーチングのスキルの一つで、フィードバックの中の「励ます」「次なる行動をしたくなるような言葉がけをする」部分だけを取り出したものです。

ミーティングでは、改善指示や時には本人にとって耳が痛いことも言う必要があると思います。

それらが終わった後、それではこれで、と終了する前に、この1週間でやったことに対して、労いと受容の言葉をかけ、今日からの1週間、これをやろう! あれをやろう! と自発的に動きたくなるような言葉がけをします。

自主性がないと感じているリーダーの方は、自分の引き出し方がなっていない、と考えてください。

自主性は自分で出すものだ、と言う考え方が日本では広く受け入れられていますが、何百人のビジネスコーチをしてきて思うのは、リーダー、メンター、上司、の「言葉」と「姿勢」一つで、これまでに全く見られなかったような自主性を引き出すことは可能です。

うちのチームメンバーは自主性が足りない!と嘆く前に、「どうしたら彼らの自主性を引き出せるか?」を考えてみましょう。

5コミットメントを高めるためにー毎回チームミッションを確認する

そして、最後に忘れてはならないことは、何のために、このプロジェクトがあるのか(目的)、どこがゴールなのか(目標)、それが達成されたらどのような世界が待っているのか(ビジョン)を、そして、チームとして、このプロジェクトを通じて、どんな役割を、会社に対して、社会に対して担うのか(チームミッション)を、ミーティングの度に、全員で確認することです。

その時、チームメンバーの思考パターンに合わせて、使う言葉を変えていけると、良いですね。

その際に、有効なのが、LABプロファイルと言われるものです。ポッドキャストで紹介していますので、聞いてみてくださいね。 

ポッドキャスト『人生戦略会議 – 人生を豊かにする時間とお金の幸せな選択』
95.影響言語、あなたはどっち?プロセス型?orオプション型?
そして、さらに前のめりのコミットメントを引き出すためには、
そのメンバーそれぞれの『最高の価値観』が、仕事を通じて満たされることを確認します。そして、彼ら一人一人の『人生のミッション』に、仕事を通じて生きることができる、この仕事、このプロジェクト、この役割を担うことが、自分個人のミッションに生きる機会を与えてくれるものである、ということが認識できると、人は驚くべきパワーを発揮します。
人間行動学は、私たち人間は、自分のミッションに関しては、とても前のめりになる、とても強くなれる、忍耐強くなれる、他のことでは発揮されなかった自分独自の才能・天才性が発揮されることを教えてくれています。
ぜひ、活用したいですね。
個人の『最高の価値観』と『人生のミッション』は、人間行動学の世界的権威、Dr.ディマティーニ開発の『価値観ワーク』(正式名:バリュー・ディターミネーション)で明確にすることができます。
無料のワーク解説動画とワークシートはこちらから入手いただけます。
http://www.jinsei-design-univ.org/9steps/lp/
人生デザインコーチ®︎と、よりしっかり深堀りをしたい方は、公認ファシリテーターがコーチング技術を駆使して、より深い、あなたが本当にしっくりくる『最高の価値観』の言語化をお手伝いする『価値観ワーク』をどうぞ。
https://www.jinsei-design-univ.com/blank-2
価値観とミッションを明確にすることの効用、それをどう人生に活用していくのか?をより詳しく知りたい方は、『一日入門講座〜初めての人生デザイン〜』にご参加ください。
http://jinsei-design-univ.org/jdsr/tp_round/

I 一日入門講座  2月開催分
自分独自の最高の価値観とミッションから
貴方が望むオリジナルの人生を
キャリア、資産形成、精神性の向上
(中庸思考®︎)の三つの柱で構築するー。
人生デザイン構築メソッド®︎入門編
~初めての人生デザイン~
<2月の日程>
7日  (日)14:00 -17:00(満席
23日(火)18:30 -21:30(残席2)

<ご感想>
『入門編とは思えない内容の深さに驚き感謝しつつも、メソッドの内容となぜ成果が上がるのかが理解でき、自分にもできると思え、今後の人生への期待が高まりました!』

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