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2016
07月12日

目標に縛られない!

目標に縛られない!

こんにちは!
幾つかご質問を頂きました。
1)自分の市場価値を高めることが、会社員
にとっても重要であることがよくわかりま
した。ですが、どのように高めていけばよ
いのでしょうか。また、何を高めれば市場
価値が高まるのか、その見極め方があった
ら教えてください。
2)自分の最上位の価値観と社会のニーズと
自分の無形の資産の接点が起業する領域と
は、目から鱗でした! 最近、他で目標設
定自体が間違っていると成功はできないと
聞いて納得していたのですが、間違った目
標設定が悪いのはわかるのですが、正しい
目標設定はどうしたら立てることができる
のか、疑問でした。この3つの接点を目指
せばいいということですよね! ありがと
うございます。
ここで一つ質問というか、疑問があるので
すが、人生のミッションは、ここでは出て
きませんが、この3つの接点であれば、
人生のミッションが達成できるということ
なのでしょうか。ミッションとの関係を教
えてください。
3)高衣さんに最上位の価値観とミッション
まで明確にして頂き、方向性が固まったの
で、起業コーチと一緒にUSP(自分独自の
強み)を出したのですが、目標を言ったら
色々と聞かれて、そんなことでは起業は無
理です、と言われミッションはこれではな
いのかと迷いが出てきてしまいました。
どう考えたらよいのでしょうか。

ご質問ありがとうございます!
今日はこの3つの質問を取り上げたいと
思います。
これらの質問の共通点は、目標設定をどこ
におくか、ということ、そして、設定した
目標に対してどう取り組んでいけばよいか
ということになると思います。
まず、一つめの質問ですが、まさしく、こ
の3つの接点が人生のミッションになりま
す。
起業というのは、ミッションに生きるため
の手段に過ぎません。起業は、あくまで、
中間目標ですね。
そして、USPについては多くの皆さんが
取り組んでいらっしゃいますが、その時に
確認したいのが『意志と覚悟』です。
意志があって覚悟があるか。その問いを
自分に向けた時に、これが自分の人生の
ミッションであると強く納得していれば、
YESと即答できます。
その時に揺らぐのは、次の二つの場合です。
1)ミッションが明確になっていなくて、
ただなんとなく起業したい、自分にできそ
うなのはこれかあれかと考えている場合。
2)ミッションは明確だけれども、それを
するには何かを犠牲にしなければならない、
という思い込んでいる場合。
例えば、起業して年収1千万を目指す、と
したら、家族を犠牲にしなければならない。
趣味の時間を犠牲にしなければならない。
1)の場合は、ミッションを見つければ
解決します。前回の3つを洗い出して
接点を見つけてください。
2)の場合はそれほど単純ではありません。
でも、解決できないことはないので安心
してください。この場合、
起業して成功したら、
得るものがあるけど失うものもある、
という思い込みがあります。
そして、その「失うもの」への価値観が
高い場合、「覚悟」が揺らぎます。
この場合、この部分の思い込みを
外すことが必要です。
起業して成功して1千万達成しても
家族や趣味を犠牲にすることはない。
となれば、覚悟は決まります。

この思い込みを外すには、さらにその
先にある思い込みを外す必要があります。
そうなんです、私たちは多くの思い込み
にかんじがらめになって生きているのです。
この場合、さらにその先にある思い込み
とは、
1)「1千万売上げをあげるには
家族の協力が必要」
というものです。
そして、
2)「1千万売上げをあげなければ
起業して成功したと言えない」
あるいは、「目的が達成できない」
という思い込みです。
この両方の思い込みを外すと、
どうなるか。
◯◯万なら家族を犠牲にしなくても可能
初年度◯◯万でも目的を達成できる
ということが、「見えて」きます。
両方が妥協点、そこに初年度の目標を
おけばいいわけです。
ここまでくるとさらに気づくことが
でてきます。
もしかしたら、当初思っていた額であっても、
家族の犠牲は必要ないかもしれません。
むしろ、あなたが犠牲と思っていたこと
それも思い込みで、家族はむしろ、起業
したあなたを誇りに思い犠牲どころか、
喜んで応援してくれるかもしれません。

数値化された目標は、確かに目標として
達成度合いが一目でわかる、目指し易い
ものです。
一方で、その数字に縛られてしまい、
何がなんでもそれでなければだめ、と
他の選択肢を考えられなくしてしまう
危険性をはらんでいます。
目標とは、最終的な目的を成し遂げる
ために今日取るべき行動を決めやすく
するために立てる
「一時的に目指す方向」
です。
そこに到達することに執着して
目指す方向性自体に疑問が湧く
のは本末転倒です。
なぜなら、それは、あなたの
最高の価値観が満たされ
人生で成し遂げたいミッション
を遂行することができる
キャリア・ビジョンだからです。
キャリア・ビジョンを適当に決めた
のであれば論外ですが、上記を満たす
ものをしっかり自分を内観して出した
キャリア・ビジョンであれば、
方向性は間違っていないはずです。
目標が達成できそうにないからと言って
それを目標にした目的自体を忘れては
なりません。
まとめると、
・目標は達成するために作るのではない。
・目標は、目的を達成するために
目指すべき方向を明らかにするために立てる。

目標を立てることは、目的を達成する
ために有益です。
ですが、目標を達成することに縛られ
目標を立てる目的(方向性を決めるため)
を忘れてしまうのは、
本質から離れてしまうことになります。
目標グレート、でも立てたら何がなんでも
その数値を達成しなければとこだわるので
はなく、状況に応じて調整したり修正した
り、柔軟に目指しましょう。
目標に縛られるのではなく、目標を自分の
ペースメーカーにしたいですね。
今日も輝く1日を!
高衣紗彩

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