こんにちは。
ミッション・ミッケの高衣です。
先週まで鳴いていた蝉が泣き止み、
夜には鈴虫が鳴き始め、
ようやく秋を感じられるようになりました。
9月の第3週、連休後の火曜日、
エンジンは、かかっていますか?
先週も書きましたが、
自分の価値観に合致した仕事をし、
それに合致した目標を立て、
気持ちや行動のベクトルを全てそちらに向けている人、
です。
あなたの中でも、「燃える」仕事と「燃えない」仕事があると思います。
あなたの回りにいる、「仕事ができる人」は、
仕事に心底燃えている、それが傍から見ても一目瞭然でわかる、
そんな人だと思います。
自分もそうなれたらいいな、と思うことがあると思います。
そうなるための方法論は沢山あります。
良く自己啓発本やセミナーなどで紹介されていて人気があるのが、
自分も既にそうであるように振る舞う、
そうなった振りをする、
そういう方の習慣を真似る、
といった、行動から変えて思考や感情を変える方法です。
思考が変われば、行動が変わる。
を逆手にとっているんですね。
これにも、それなりの効果はありますが、
これは、自分に「勘違い」をさせることで
自分を変えようとするものなので、
自分のコアの部分まで到達できません。
十二単の外側6枚〜9枚を変えたようなもので、
中の6枚、コアの3枚は変わっていないのです。
仕事に「燃える」自分になりたければ、
変わる必要は、ありません。
そうではなく、
自分が何に燃えるのかを発見して
仕事の中に「燃える」要素を発見すれば良いのです。
意識の拡大です。
発見するだけで、仕事に「燃える」自分の出来上がりです。
発見したら、あとは、行動しようとしなくても、
勝手に行動してしまいます。
こうしたらどうだろう、ああしてみよう、といつもアイデアが涌くあの人のように。
良くするための問題の本質を見抜ける、あの人のように。
行動が早い、あの人のように。
吸収力が高い、あの人のように。
燃えている状態にあるとき、人は、
自分が思っている以上の力が発揮できるようになります。
ならば、その状態になるのを、待っていないで
自ら創り出してしまえば良いのです。
仕事の中に、自分が「燃えてしまう」要素を発見するためには、
当然ですが、
自分は、何に燃えるのか、を知る必要があります。
仕事の中に、どんな要素があったら、あなたは「燃える」状態になるのでしょうか?
考えてみたことが、ありますか?
これは、
自分は何に感動するのか、
映画や本の中の、どんなポイントに感動するのか、
とも繋がっています。
そのためになら、パワフルに「動ける」自分。
それは、何でしょうか。
それこそが、あなたの、真の最高の価値観在る場所、
そして、モチベーションの源、です。
真の最高の価値観在る場所、というのは、
多面的な質問から導き出すことができます。
それが、ディマティーニの価値観を知る13個の厳選された質問です。
Dr. ディマティーニの40余年に渡る、人間心理と行動の研究、
そしてその実践と修正を繰り返した結果、出来上がった質問集です。
覚えておいてください。
自分のコア、真の価値観ある場所を明確に知って初めて、
仕事の中に燃える要素を発見する作業に入れるのです。
私は、これまで、古今東西、様々なモチベーションアップの
理論、方法論を学び、実践に取り入れ、効果を確認してきました。
これ以上に、効果のある方法を私は知りません。
真の最高の価値観を明確に知ったら、
どうしたら、仕事の中に発見できるのか、
その具体的な方法をお伝えしたいと思います。
その第一歩として、
あなたの本当の最高の価値観を発見しましょう。
そんなもの、知ってる、というあなたも。
十二単の一番内側の一枚、自分の「コア」を、見てみましょう。
もう何回か、取り組んだ、というあなたも。
最高の価値観は、人生のステージによって変わります。
また、回を重ねる毎に、自分のコアの到達できる場所が深くなっていきます。
どのようなレベルにいる方も、
やって得るものはあっても、失うものは何もありません。
より豊かに充実した人生のために、
一緒にトライしてください。
先週、ウオームアップとして、社会的理想主義と自分の価値観を選別しました。
今週は、いよいよ、コアの価値観を知るワークをご紹介します。
まず、13個の質問に答えます。
そして、13個の答えが出揃ったら、そこに流れる一つの鉱脈を探しにかかります。
それが、あなたが無意識に表現している、あなただけのコアの価値観を現しています。
今まで自分が、自分の価値観はこれだと思っていたものと異なることもあります。
特に、これまで自己啓発に積極的に取り組み、自分を成長させることに
真摯に取り組んで来た方に、多く見られる現象です。
そのような方は、既にどこかでご自分の価値観を見つめることをしていて、
わかっている方が多いのです。
ですが、そういった方ほど、このディマティーニの価値観を知るワーク(通称:価値観ワーク)を行うと、
これまで思っていたものと違うものが出て来ます。
そして、そうだ、これこそが、自分を突き動かす自分の真の価値観だ、
今までのは、浅かったなと、自分が「わかる」のです。
ディマティーニの価値観を知るワークがなぜ、このような効果を発揮できるのでしょうか。
その答えは、13個の質問の中に、隠されています。
パッと見ると、ただのなんてことない質問ですが、
これらの質問は、
無意識に私たちが日々取っている行動から、
私たちの心の底にある真の価値観を浮かび上がらせる効果があります。
今日は、この13個のうち、最初の3つをご紹介します。
ランチタイム、休憩時間、移動時間などに、考えてみて下さい。
それぞれの質問に対し、3つ回答してください。
39個の答えが全て1ページに入るように、
普段使っている手帳やノートの新しいページに書き留めて下さい。
このように⬇。
質問 1の答え: 1. 2. 3.
質問2の答え: 1. 2. 3.
では、質問です。
1.家やオフィス等、あなたのパーソナルな空間を占めているものは何ですか?
自分にとってさほど重要でないものは、物置や倉庫にしまい込まれているもの。
かつて収集したカードや写真集は、自分にとって価値の高いものであると思っていても、実際には自宅のクロゼットに積み重ねられた段ボールの奥底に眠っていて、普段見ることがないかもしれない。それはもはや今の自分には価値がないものであることを意味します。
今のあなたにとって、本当に価値のあるものや大事なものはオフィスや自宅の書斎やリビングなど、すぐに目につくところに置いているものです。家族の写真、ゴルフ大会で優勝したときのトロフィー、業界団体から送られた賞状、あるいは美しい陶磁器、イタリア製のソファ、海外旅行で買った思い出の土産物など。
あるいはジャズのCD、古い名画のDVD、歴代のプレステと名作ゲームソフトかもしれない。どんなものでもあなたにとって高い価値のあるものは、自分の身の回りに置いてあります。あなたの自宅やオフィスの空間を占める3つのアイテムは何でしょうか?
2. 何に時間を使っていますか? (睡眠以外の時間の配分の多いものから上位3つを書き出して下さい。)
人は、自分にとって本当に大事なことに優先して時間を使っています。そして、やらなければと思っていることでも、本当の自分にとって「どうでもいいこと」ならば、そのための時間は残っていません。これが、先延ばし、の根本的な原因です。
よく「やりたいことをする時間がない」という人がいますが、それは実は自分にとって本当に重要なことをやるのに忙しくて、「やりたい」と思っていることは、実はそれほど重要ではないことを意味します。
自分にとって重要なことなら、なんとしてでも時間を作るもの。私たち自身もそれをよくわかっています。
だから、何に時間を使っているかを考えれば、自分の本当の価値観が見えてきます。
ある人は、調査研究、執筆、出張、そして教えることに、殆どの時間を費やしています。
この4つが、この方の最高の価値観のトップ4なのです。
この4つは、全て「仕事」として括られてしまいます。
なので、「仕事」人間、と思われてしまいがちですが、彼は彼のしたいことをしているだけ。それ以外はしたくないのです。
そして、これらのことに忙しすぎで、料理したり、クルマを運転したり、その他の家事をするヒマがない。家事やクルマの運転は私の価値観の優先順位が低いのです。
人によって、自分の価値観のトップ3をすることで、報酬を得ている方と、得ていない方がいます。
それは、人それぞれ。
トップ3のことばかりやっていて、そこから報酬を得ている人は、決して仕事中毒であるわけではなく、ストレスが溜まるよりむしろ、どんどんエネルギーが湧いて来て、パワフルに充実していく人生なります。従って、「ワークライフバランス」も必要ありません。
どのように時間を作っているかが、あなたにとって何が最も重要かを示してくれます。
あなたが最も多く時間を割いている3つの活動は何でしょうか。
3.最もエネルギーが湧いてくるものは何ですか?
どんなに疲れていても、もう無理と思っていても、そのことになると、エネルギーが湧いて来て、出来てしまうもの。そんなものが誰しもあると思います。
人は、自分が心を動かれるもの、つまり最も価値を置くものに対してはエネルギーが湧いてくるものなのです。
あなたのコアの価値観の外にあるものは、あなたからエネルギーを奪いますが、コアの価値観の上位に来るものは、エネルギーを与えてくれます。
あなたが最もエネルギーを注げる3つのものは、何でしょうか?
お疲れさまでした。
次回は、次の2つの質問に取り組んでいきます。
今週も、目一杯、輝いてお過ごしください。
See you then.
高衣