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2015
12月27日

堅実な投資に必要な前準備と条件

堅実な投資に必要な前準備と条件

2015年12月27日

今日は、確実な投資を行う上でのマインドセットについてお伝えします。

米国の有名な投資家に、Warren Buffett(ウォーレン・バフェット)という人がいます。バークシャー・ハサウェイ社会長兼CEOで、ビル・ゲイツに次いで世界第2位の純資産総額470億ドルを持ちながら、生活は極めて質素であることから、「オマハの賢人」と呼ばれています。

彼は「投資による十分な利回りを得るためには投資のエキスパートである必要はない」と言います。

ただし、「エキスパートでない場合は、すぐに収益が挙げられる大物を狙ってはいけない。自分の実力に見合った収益を堅実に求める道を選択することが大切。」とも言っています。

投資、特に紙の資産に投資する際には、特に重要なことがあります。

それは、スキルセットを得る前に、正しいマインドセットを身につけておくことです。

株を買うということは、将来値上がりしそうな銘柄を選んで投資することとは違います。

株を買うということは、その会社がこれから世の中に提供していく価値(今まで提供してきた価値ではなく)に賛同し、その経営を「資本提供者」として応援し、その会社と一緒に同じ夢を見るということです。

そして、そのお給料として配当を得るということです。それをまたその会社に再投資すれば、そのお給料は会社の成長と共に更に増えることになります。

これから世の中に提供していく価値に賛同するためには、自分の価値観を確立していなければなりません。

自分の価値観がぶれてしまうと、「上がりそうだ」「どこかが大量に買っているらしい」という本当ともガセとも判断がつかない情報に踊らされてしまいます。

また、市場が暴落した際にも、「持っている大義」がないため、不安に負けて底値で売ってしまって損失を出してしまうことがあります。

その会社が提供する価値に賛同して購入すると、そういったことで心は動揺しません。

自分の最高の価値観がわかると、人生に迷いがなくなるのと同様、投資行動にも迷いがなくなり、一貫性が出ます。

私は、ある程度の資産ができるまでは、パッシブファンドでの長期国際分散積立投資から始め、リスク許容度が高まるに従ってアクティブファンド、個別銘柄とリスクを高めていく「高衣式リスクアップメソッド」を提唱しています。

アクティブファンドに入る前に、自分の最高の価値観を特定し、それに合ったファンド、合った(自分の価値観に照らして応援したい)銘柄を購入する(もちろん、企業価値の分析もしつつ)ことで、一貫したブレない投資行動をすることが可能になります。

資産運用で、一番大切なのは、投資規律を守り、一貫した投資行動を取ることです。

企業は、価値を提供した見返りに顧客から「ありがとう」という意味の支払いを受け、それが企業収益となり、企業価値が上がり、株価は上がります。 

バフェット氏も言うように、企業の「将来の生産性」に注目し、対象とする資産が将来どのくらい利益を生むかを考え、おおまかな試算をして購入先を選別すること。それができないのであれば、その資産を買う実力がまだないので、それには手を出さないことが賢明です。

例えば、海外のオフショア・ファンド、海外に限らず保険などで投資を任せるということをするならば、どんな投資哲学で運用しているのか、何に投資をしているのか、どの程度のリスクを取っているのか、どの程度のコストがかかるのか、リバランスはどのようなルールで行なっているのか、などを全て数値で把握できていることが必要です。

それらがわかっていない状態で投資をするということは、バフェットが言う「なんだかわからないものに投資をしている」ことになり、早晩大きな損失を抱えることは、目に見えています。

そして、これらに引っかかる方は、金融リテラシーが高いと「勘違い」している、自称投資上級者に多いです。

これらを販売している販売業者は、勧誘をする際に、上記について説明してくれることはありません。買いたいのであれば、自分から中身の開示を求め、返ってきた答えがうやむやな場合、突っ込んで議論できるくらいの「本物」の金融リテラシーが必要です。

過去の実績だけでなく、過去の投資先、現在の投資先、過去何から収益が発生したのか、何で損失を出したのか、そういうことも理解する必要があります。

そのようなこともわからずに投資をすることは、どこに行くか行き先がわからない、経路もわからない、鉄でできているのか、木でできているのかもわからない船に乗るのと同じです。

木の船で太平洋は渡れません。そんなことは誰もしません。が、こと、投資になると、実に多くの人がそれと同じことをしてしまっています。そして、何度も言いますが、それをする方は、「投資上級者」を自認している方に多いです。

下手をすると、売っている販売業者もわかっていないことがあります。通常、販売業者と実際に運用する人(会社)は別会社です。販売会社は、投資のプロではないので、聞かれても答えられず、不安をなんとか収めようと、色々なことを言って安心させようとします。

ですが、問いたい答えにはなっていません。なんとなく、丸め込まれて買わないように、自分の金融リテラシー、実力を正確に知り、過信せずに、自分の実力に見合った投資先、つまり「本当の意味で理解できるもの」を選びましょう。

投資の最初はインデックスファンドから、と言っているのもそのためです。インデックスファンドは、日経平均やトピックスなどの指数(英語で言うとインデックス)の構成銘柄と同じ銘柄に同じ割合で投資をします。なので、その指数とほぼ同じ動きをし、ほぼ同じリターンが得られます。

インデックスですから、何に投資をしているのかは明白です。いつどれからリターンが出たのか、何がマイナスの要因になったのかも、色々とデータがあり、解説も出ているので、容易に理解することができます。

バフェット氏は、こうも言っています。

「多くのプロの投資家や学者たちが、毎日の株価に一喜一憂しています。しかし、株価やマーケットの動向を、毎日、毎週、毎月追うことで、投資が成功するとは、私は考えていません。株はそのビジネスの一部分でしかないからです。注目すべきは、株価ではなく、事業そのものでなくてはなりません。

将来の生産性ではなく将来の価格変動を当てにしているとしたら、それは投機というものだ。悪いことではないが、私自身は投機は成功しないと思っている。

常に株券ではなく、ビジネスを買うという投資姿勢が必要です」」
                         -プレジデント12/2より

投資とは、何をする行為なのか、投資をする前に、しっかり心に刻み込んでください。

そして、それをするためには、前準備として何をしておく、知っておく必要があるのか、どの情報が必要なのかをはっきりさせ、それらの情報を得て、準備をしっかりしてから望むことです。

私個人は、この前準備がしっかりできて初めて自分の投資哲学というものが出来上がり、投資哲学があって初めて、投資で長期に渡り収益を上げることができると考えます。

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