こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
人が感じたくない感情の1つに、孤独感があります。恐らく殆どの方が人生のどこかで感じたことがあるのではないでしょうか?親しい人と喧嘩した時、別れた時、物事がうまくいかない時、新しい環境に身を置いた時や、家庭環境によっては幼少時からいつも感じていた、という方もいらっしゃるかもしれません。
孤独感を感じる時というのは、たいてい、誰かとの繋がりを感じられない時かと思います。「誰も味方がいない、気にかけてもらえない・・」という被害者意識に苛まれることも少なくありません。孤独感を一度感じてしまうと、どっぷり深みにはまってしまうことも多々ありますので、今回は、孤独感を感じた時に、孤独感を和らげてくれる方法をお伝えしたいと思います。
誰しも毎日何かしらのモノを使っているかと思います。PC、定期券、ハンカチ、洋服、トイレットペーパーや水やガスなどのインフラまで、ありとあらゆるものに囲まれています。当たり前過ぎて普段意識することはあまりないかもしれませんが、これらのモノにも、必ず「誰か」が関わっています。そのモノを作るために、例えばPCであれば、企画する人、設計する人、外部へ製造を依頼する人、工場で実際に作る人、それらの人が働く場を提供する人等々、繋がりを辿りだすと、どこまでも繋がっていきます。
つまり、例えどんなに「世界中から見放された・・」という状況であっても、今の社会で生きている限りは、必ず誰かしらのお世話になっていて、必ず誰かしらと繋がっているということです。逆も然りで、例え仕事をしていなかったり、ずっと1人で家にいます、という場合でも、自分自身も必ず誰かしらのお世話をしていて、誰かしらと繋がっています。繋がりというのは、顔が見える誰か、だけではないので、自分の身の回りのモノからちょっと思いを馳せてみてください。
これは私自身、子どもができてから良くわかるようになったことでもありますが、この世に生まれて数年は、間違いなく、誰かのお世話にならないと生きていけません。そのお世話の質という面では家庭によっても人によっても違ってくるかとは思いますが、誰かのお世話を受けずには、今自分がこうして生きていることは不可能です。私自身、記憶がある年齢(恐らく3歳くらい)からは、寂しかったことや、悲しかったことの記憶が多く、どこかでいつも孤独感を感じて育ったのですが、記憶がない0歳~2歳くらいまでの間については、間違いなくつきっきりでお世話になっていたんだな~と、自分が子どもの世話をすることで感じるようになりました。もちろん、3歳以降も、実際は親や親以外の人からもたくさんお世話をしてもらっていたのが真実なのですが・・。
つまり、孤独感を感じている時というのは、物事の一面しか見れないようになってしまっている時なので、これまで考えてみたこともないような、記憶のない過去についても思いを馳せてみることで、新しい一面に焦点をあてることができ、孤独感を和らげるきっかけになるのではないかと思います。子どもがいなくて良くわからない、という方は、ネットの情報や本屋さんの育児本などで、生後3カ月までの母親のお世話スケジュールなどを見てみると、その大変さが少しでもわかるかもしれません。笑
今回は、孤独感や寂しさを和らげるための方法として、
・身の回りのモノから繋がりを考える
・記憶のない幼少期について考えてみる
という2つをご紹介しました。
実は、今回の方法は、孤独感や寂しさを和らげるだけではなく、感謝の気持ちにまで繋がる方法でもあります。人生デザイン構築学校では、毎日の日課として、朝は感謝で始まり、夜も感謝で終わるという方法を伝えています。そうすることで、毎日の感情のブレが中心に戻ってきて、自分の本質に立ち還ることができ、翌日のパフォーマンスに影響を与えるからです。その際、今日は感謝できることなんてなかったよ・・という時でも、今回お伝えした方法まで思いを馳せると、たくさんの感謝できることが出てきます。
孤独感や寂しさだけでなく、怒りや嫉妬、不安や焦りなど、あまり感じたくない感情に苛まれた時は、それは物事の一面しか見れていない時だということを思い出して、是非今回ご紹介した方法を試してみてください。
あっという間に桜は散ってしまいましたが、これからの新緑の季節を楽しみに、どうぞ心穏やかな1週間をお過ごしください!
「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。
本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。