こんにちは！
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の石部です。
10月に入って、ぐっと涼しくなりましたね。
学生たちにとっては、長い夏休みが終わって後期の授業が始まった頃でしょうか？
会社員でも、4月始まりのところでは、1年の折り返し地点ですね。
先週は、『目標設定』について書きました。
キャリア目標がなかなか決まらない…。そんな時に考えたい3つのこと。
1)終わりを想い描く
2)自分の感情を見つめる
3)今できる一歩を踏み出す
これが、目標設定の際に考えておきたい３つのことでしたね。
この３つはクリアしたので、後はやり切るだけ！と思っても、なかなか一歩が踏み出せない…、という方も多いのではないでしょうか？
新しい一歩を踏み出す時は、いつも不安になるものです。特に、自分にとって大きなチャレンジと思えるようなことや、絶対失敗したくない!!と思うようなことは、なおさらですよね。
新しいことに踏み出すときに、こんなことを知っていると自信を持って踏み出すことが出来ます、というポイントがあるのをご存じですか？
3ステップで誰でも簡単ですので、一緒に確認してみましょう。
人は、皆それぞれに『自分固有の価値観』を持っています。
『自分固有』という部分がポイントで、『他人の価値観』に引きずられていたり、そのことを『自分の価値観だ』と気付いていないと、ふとした瞬間に自分自身の決断や判断に自信が無くなってしまうことがあります。
また、１つの価値観しか持っていない、という方もたまにはいらっしゃいますが、多くの場合、人は複数の価値観を持っています。
その中で、どれが自分の『最高の価値観』なのか？が分かっていると、ひとつひとつの決断や判断に、自信が生まれてきます。間違いない！という確信が生まれるんですね。
なので、自分の価値観を知ることが、最初のステップになります。
新しいチャレンジをするときでも、「これをすると何となく良さそうだから～」とか、「得するかもしれないし～」くらいの動機であれば、ちょっとした躓きでも、「あ、やっぱりやめよう」となってしまいます。
一方、それをすることで「世の中にこんな価値を提供できそうだ！」とか、「こんな貢献に繋がるよね！」と思えることであれば、きっとそのこと自体に価値を感じられるので、『やめる理由が無い』ですよね。
世の中に貢献できること、これを我々は『大義』と呼んでいます。
それを行う意味・意義が明確であれば、やめる必要はないのです。
一歩を踏み出すことを、恐れる必要は無いんですよね。
だって、必要とされていることなのだから。世の中に貢献できるのだから。
ステップ2は、世の中に貢献できる『大義』を見つける、になります。
『自分の最高の価値観』に合っている、世の中に貢献できる『大義』もある、となると「あとはやるだけ！」となりますが、実はここまできても、「やっぱりやめようかな…」という気持ちになることがあります。
これこそ、『不安や恐れ』です。
どんなことでも、一歩踏み出そうとすると、「失敗するかもしれない…」とか「そんなに上手く行くわけないよな…」といった根拠の無い『不安や恐れ』がやってきます。
こんな時に役立つのが、『試練と支援は同時にやってくる』という自然の摂理を知っておくということです。
人は、ものごとの一面を見て、判断してしまいがちです。
例えば、道を歩いている人が、何かに躓いて転んでしまったとしましょう。
一般的に見れば、「ああ残念、ツイてないね」で終わるでしょう。
でも、自然の摂理では、もう一つの面が必ずあるのです。
もしかしたら、もう一歩踏み出すことで、もっと大惨事になったかもしれません。
躓いて転んでしまったことで、一旦家に帰ることになって、帰り道に偶然、会いたかった人に逢えるかもしれません。
ピンチはチャンス！という言葉があります。ある一面では、ピンチにしか見えないことも、他の一面では、チャンスにしか見えないことがあるんです。
こういうことを言うと、「自分を慰めても良いことなんか見つからないよう！」という方がいらっしゃるかもしれませんね。
でも、それぞれの出来事や関係性において、『試練と支援は同時にやってくる』ってことを知っているだけで、何かピンチがやって来たときに、心穏やかに対処出来るようになるのですから、心に留めておかない手はない！と思いませんか？
3つ目のステップは、『試練と支援は同時にやってくる』ということを心に留めておく、になります。
いかがでしたか？
それだけ？って思われたかもしれないですね。
これだけ、なんです。
でも、たったこれだけが出来ていれば、自分自身のチャレンジに、心穏やかに向かって進んで行くことが出来ます。
1)あなたの価値観の優先順位を確認する
2)世の中に貢献する大義を確認する
3)試練と支援は一緒にやってくることを知る
あなたの『人生デザイン構築』に、生かしてくださいね！
