こんにちは。ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の澤田りよです。
最近読んだ大前研一さんの著書にこんな言葉がありました。
いちばんいけないのが、「他人の人生」を生きることである。親の期待する人生、先生の言った通りの人生、上司の期待する理想の部下、などなど。それで楽しければ今はいいかもしれないが、問題がある。それは、いつか自分の人生ではないということがわかる「真実の瞬間(The Moment of Truth)」が必ず訪れるからである。
出典:大前研一洞察力の原点
良い大学を出て、一流企業に勤めることが人生の成功だと、親の期待する人生を生きてきた私にとって、この言葉はとても深く胸に響きました。この記事の読者の中にも、まだ「真実の瞬間」が訪れていないがために「他人の人生」を生きている方がいらっしゃるかもしれません。妻や旦那の価値観を優先して本当に自分がやりたいことを押し殺してはいませんか?本当は今の職場になんとなく満足感を得られなくて転職したいけど、幼い子どもがいてもう自分ひとりの人生ではないんだしと、やりたい事や挑戦してみたい事を想像してはその可能性を即座に打ち消していませんか?
そこで、今日は「自分の人生を生きる」ことについてお伝えしたいと思います。
私たちが知らず知らずのうちに「他人の人生」を生きている大きな原因の一つに承認欲求があると思います。この承認欲求は「マズローの欲求5段階説」では5つの欲求(生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求)のうち4番目の欲求に位置付けられ、「他者から認められたい、尊敬されたい」と願う気持ちのことを指します。
この承認欲求を満たそうとするため、無意識で自分よりも他人を優先し、他人の価値観を満たす「他人の人生」を生きることに繋がるのです。
いやいや、私はそんなことありませんと、思う方もいるでしょう。しかし、そういう方に限って、仕事が嫌で仕方がなかいのに我慢したり、上司や部下とのコミュニケーションを上手く取れない気苦労な中間管理職で気をすり減らす毎日を送っていたりします。なんのための我慢、気苦労なのか、それがまさに他人から承認されるためなのです。
自分の人生を生きるためには、他人の顔色ばかり窺う日々とは決別して、もっと我がままになれば良いのです。会社が嫌なら転職するなり、独立起業するなりすれば良いのです。計画的に資産を構築して50代でセミリタイア生活を送るということもできるのです。
「マズローの欲求5段階説」の5番目の欲求は自己実現の欲求です。他人からの承認欲求の段階で留まらず、自分に我がままになり、自己実現の欲求をも満たすことが、自分の人生を生きるためのステップになるのです。
我がままになると言っても、子どものようにダダをこねることではもちろんありません。そこはやはり大人らしく倫理観、道徳観を兼ね備えた行動が必要です。
では、何をするのか。それは、あなたの最高の価値観を満たすことです。
最高の価値観は、親の期待でもなく、パートナー、上司・部下の期待でもなく、あなたがあなた自身の人生に期待していることを反映しています。それは既にあなたが気付いていることかもしれないですし、無意識に行っているがために気付いていないことかもしれません。最高の価値観を満たしている行動は、あなたの強みとして外に現れます。特に意識していないのに、常に人より抜きんでた結果・成果を残しているのが、まさにそれです。
他人からの承認などは求めず、ただ、最高の価値観を満たすことを自分の好きなように我がままに行う。そうすることで自ずと本当の自分の人生を生きることに結びつきます。
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たくさんの先人が死に際に言った言葉として
「もっと自分を大切にしてあげればよかった」
「もっと素直に気持ちを表せばよかった」
「自分自身に忠実に生きればよかった」
などの、後悔の言葉たちをよく挙げられます。これら全て、自分の人生を生きてこなかったことへの後悔と言い換えることもできます。
先人たちの偉業も失敗も継承していくのが、私たち後世の人の役割の一つだと考えています。なので、先人たちの「最後の後悔」を活かして、私たちは他人の人生ではなく本当の自分の人生を生きるため、自分に我がままに、最高の価値観を満たした日々を過ごしましょう。
ONは仕事、OFFは投資 ダブルで一生稼げる私になる 人生マネジメント塾主宰、人生デザインアカデミー協会認定講師。輸出入代行・海外展開コンサル事業コマビズ代表。
「今まで培ってきて知識を活かし、人々の経済的自立を支援する」というミッションのもと、東京と大阪の2都市を中心に活動している。
趣味はマラソンと登山。お酒も好きで大衆酒場からバーまで、どこでも馴染める。