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2017年9月4日

こんにちは！ミッション・ミッケ人生デザイン研究所　研究員の澤田りよです。
当研究所では、自分の最高の価値観を明確にし、その価値観を世の中に価値として提供するキャリア構築を推奨しています。価値観を世の中に価値として提供する形態は、会社員や副業、起業と様々なものがあります。いずれの形態でも共通しているのは、その価値提供の（サービス）内容を全くのゼロから自分一人で作り出したものではなく、それまでの経験や学びを通して培ってきたもの、ということです。
そこで、今回は、「自分が理想とするキャリア」を構築する過程で、忘れてはならない重要点についてお伝えします。

「学ぶ」は「まねぶ」

私たちは生まれてからこのかた、周りの環境や出会った人から新しい知識を学んでいます。それは幼少時の家庭生活を通しての学びから始まり、学生生活を通しての学び、そして社会生活を通してさらに多くのことを学び、またそれらの経験を通して、心身ともに人間性を育んでいます。
この「学ぶ」という言葉は、「まねぶ（学ぶ）、まねる（真似る）」と同じ語源と言われています。ここから分かるように、学びの基本は、既にある知識（先人達が確立した学問等）をアウトプットしたり、自分が真似したいと思う人のやり方を「まねぶ（真似る）」ことから始まります。
しかし、いつまでも真似ているだけでは、自分のオリジナリティを発揮することはできません。最終的には、自分で考えアレンジを加えることで「まねぶ」から卒業し、独自のサービスを提供するに至ります。

オリジナルと模倣は紙一重？！

何か新たなサービスを作り出した時、全くのゼロからの独自に作り出しているようで、それまでに学び身に付けた様々な知識を織り込んでいます。つまり、既存の知識を多少なりとも模倣したものを作り上げています。
現在の発明王とまで言われ、偉大な発明をしたとされているスティーブ・ジョブズでさえも、“ジョブズは発明ではなく盗作の天才だった”　と言われています。つまり、発明家として素晴らしい才能を発揮したのではなく、むしろ人のものを上手に盗む（真似る）ことにおいて長けていた、ということです。
まっさらのゼロから全くのオリジナルで何かを作り上げるということは現在ではほとんど存在しないでしょう。仮にあったとしたら、それこそノーベル賞や何かの賞を受賞するほどの快挙です。
よって、何か新たなサービス等を生み出した時は、それらの基になった知識があり、大なり小なり既存のサービスや商品を模倣してることを忘れないようにしましょう。

「学び」の源に感謝する

自分のサービスが素晴らしいものとして評価されると、そのサービスを提供する基になった知識、経験を忘れてしまうかもしれません。若さが故に自分の力を過信してしまう時もあるかもしれません。
しかし、世界の全ての出来事はポジティブとネガティブ、メリットとデメリットが同時に存在しています。自らの力を過信し自分の”ポジティブ”と思われる方向に大きく傾くと、”ネガティブ”に大きく傾く出来事が訪れます。
そのような事態にならないために必要なこと、それは「感謝の気持ち」を忘れないことです。自分のオリジナリティを発揮するに至るには、模倣していた「学び」があり、それを提供していた人、環境があります。それら全てがなければ今の素晴らしいサービスも生み出せなかった訳で、それら全ては忘れてはならない存在であり、感謝し続けるものです。
そして、この感謝の気持ちがあれば、自分を過信して過度のポジティブに傾くこともなければ、その反動でネガティブな出来事に見舞われることもなくなるでしょう。

まとめ

新たなモノ、サービスを作りだした時、全くのゼロから作りだされたものはほとんどありません。そこにはほぼ必ず基になる知識、経験があり、多少なりともそれらを模倣し、そこにオリジナリティを加えて新たなものを生み出しています。
価値観を価値として提供し続け、理想のキャリアを構築するためには
・価値提供をするに至った、基の学びや知識の存在を認識する。
・その知識や学びを伝えてくれた人、環境に感謝する。
この2点を忘れず、常に感謝の気持ちを抱きながら、自分の理想とするキャリアビジョンの構築に励みましょう。
 
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