体験講座・
セミナー

オウンドメディア Owned

2024
10月01日

行動記録がつくる快適生活

行動記録がつくる快適生活

みなさんは自分の記録を取っていますか?
程度の差はあれ何かしら取っているのではないでしょうか。
会社のタイムカードに始まり、日記をつけたり、スケジュールを管理したり、フィットネスアプリで記録を取ったりなどなど。意識するしないに関わらず、私たちは多くの記録を取っています。


一方で、行動記録に限定するとどうでしょうか?1日の中でのスケジュールを決めて、何時に何をする、次は何と何を、と決めて実践している方は多いですが、その結果を記録している方は少ないかと思います。
どんな記録でも振り返ると発見がありますが、特にこの行動記録には、普段私たちが見落としている有益な情報が隠されています。ですが、ただ記録しているだけではそれに気がつけません。

まずは、私たちの無意識からくる行動の原理を知ることが大切です。
今回は、行動記録について、認知の特徴という観点から考えてみたいと思います。

良し悪しの判断基準

1日を振り返って、「今日は良い日だったな」「今日は最悪な日だった…」など、思うことがあると思います。その良し悪しの判断基準は、自分の価値観に大きく左右されます。


例えば、あなたが「家族と仲良く過ごす」ことに最大の価値を感じているとしたら、家族で出かけたり、団欒に時間を費やすことができたりした日は「良い日」、一方で家族とケンカをしたり、急な仕事で出かける予定が中止になってしまったりした日は「悪い日」と思うでしょう。ただしこれは、「家族と仲良く過ごす」ことに価値を感じているあなたの認知であり、この良し悪しは真実とは言えません
私たちは、自分が価値を感じていること以外は、意識が向きにくいので無視してしまいがちです。しかし、実際は他にも様々なことが起こっているのです。

真実を見る

さて、冒頭でお話した行動記録ですが、1日にあったことを、その時の没入度合いや感情なども含めて細かく書き出すことで、つい見過ごしがちな出来事も、「あ、そういえばこんなこともあったな」と思い返すことができます。そしてそこから、気づいていなかった自分の価値観を発見することもあります。


例えば、昨日の午前中に新商品のプレゼン資料を作成していたら、いつの間にか部内ランチミーティングの開始時間が過ぎてしまっていたとします。仕事をする上で、もちろん時間管理は必要です。しかし、時間を忘れるほど、その資料作成に没頭していたという事実にも着目し、なぜそこまで集中していたのか、ということを掘り下げて考えてみます。
すると、「プレゼンする新商品がもたらす新しいビジネスモデルを想像してテンションが上がっていた」、「プレゼンの視覚的効果によって、商品の魅力をより効果的に伝えることに熱中していた」など、自分が面白い・楽しいと思える分野を新たに発見することができます。一方で、どうしても集中できず、時間がかかっていたことがあれば、自分が苦手な分野も明確にすることができます。


それらを明確にするためにも、一つひとつの行動に、没入度合いや感情などを3または5段階評価したものも書き添えて、データを蓄積させてみましょう。

快適な働き方の確立

行動記録を取ることにより、自分の得意・不得意などが明らかになったら、あとはモチベーションがより湧いてくるような働き方を確立させていきます。没入度合いが強く、得意だと感じる仕事で固め、集中力が続かず不得意だと感じる仕事は、なるべく他の人に振ることを考えましょう。


サラリーマンの方で、「協調性が大切なので、やりたいことだけやるわけにはいかない」とおっしゃる方が多いのですが、工夫次第で大きく変わります。例えば、組織やチームで働いていると、誰の担当分野にも当てはまらない仕事が、ぽっと出現することが多々あります。誰もやりたがらない中で、その仕事がもし自分の得意分野なのであれば、率先して手を挙げましょう。そうすることで、今自分が担当している中で苦手な仕事を、他の方に振る正当な理由が得られます。

自分が苦手だと思う仕事でも、それを得意とする人は必ずいますし、得意な仕事が増えることは相手にもプラスになり、誰もがハッピーで快適な働き方に近づいていきます。

まとめ

行動記録は自分の価値観や得意・不得意な分野を明確にしてくれます。
さらに、感情や没没入度合いを一緒に記入することで、これまで気がつかなかった自分を発見できるかもしれません。
ぜひ行動記録をつけて、あなただけの快適な働き方を確立していきましょう!

 

行動記録をつけるために最適なツール
「セルフコーチングジャーナル」の2025年版の販売が始まりました!

購入はこちらから

一覧に戻る
アーカイブ