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こんにちは！ミッション・ミッケ人生デザイン研究所　研究員の澤田りよです。
みなさんはゴルフをされたことがありますか？私は趣味で20代半ばからゴルフをしていますが、あまり練習はしておらず腕前は遅々として上達しておりません。当然のことながらコースに出ても上手くプレーできず、4ホール目あたりから早くも不機嫌の頂点に差し掛かかり、周りのメンバーが気を使うという、なんとも精神的に幼いプレイヤーでした。
そんな困ったちゃんプレイヤーでしたが、人生デザイン構築学校で学ぶうちに、不思議とゴルフでのイライラが減り、ゴルフ自体を楽しめるようにもなりました。もちろん本校でゴルフについて学んだわけではありません。ここでの学びは人生の至るところで活用できるもので、それがゴルフでも活かされたのです。
一体どのような学びが活かされたのか、これについて詳しくお伝えしたいと思います。

精神の強化とは

身体の調子が良くない時（例えば風邪をひいている時など）は、本来持ち合わせているパフォーマンスを充分発揮できないのと同様に、精神状態が良くなければミスに過剰に反応したり、あるべき姿（正しいスイング）から遠のき、本来あるパフォーマンスを発揮できません。
スポーツは大なり小なり精神の強さが試されるものですが、その中でもゴルフほど精神状態に左右されるスポーツはないとも言われています。
ゴルフの腕の上達やプレーを楽しむためには、精神の強化も求められる訳です。
精神の強化とは、いかなる状況でも動じない心を持つこと、つまり常に中庸の状態にいることを指します。

プラスもマイナスもあって良い

人生デザイン構築学校では、この中庸の状態にいることの重要性を繰り返し学びます。
中庸の状態にいるとは、プラスにもマイナスにも精神の状態が傾いていない、自身の中心軸にいる（心をセンタリングする）状態のことを指します。この状態を極めたのが悟りの状態ですが、精神性がそこまで高まる以前でも、心を無の状態にし（無感情になるという意味ではありません）、自分の中心に居続けることで中庸の状態にいることにもなります。
全ての物事はプラスとマイナスの出来事が同時に存在しています。何か上手くいかなくてイラッとした時、そのような場合は往々にして片方の面（ここではマイナスの面）しか見れていません。
精神がマイナスの方にブレているため、物事の本質を正確に捉えられる状態ではなく、出来事を感情的に判断しがちになります。その状態がさらに精神の不安定を助長し、負のスパイラルを巻き起こします。
また逆に、プラスの出来事が起こった際、それを過剰に受け止め必要以上に喜ぶと、それも中庸の状態からブレてしまうので、安定した精神状態から離れてしまいます。
こう書くと、マイナスの出来事もプラスの出来事も不要の産物に思えるかもしれません。ですが、「失敗があるから成功がある」のように、私たちの精神は、この相反する出来事を両方経験することで徐々に視座が高くなり、精神的に成長し、中庸にいることができるのです。

中庸の状態を習慣づける

中庸の状態を保つために必要なこと、それは「全ての出来事にはプラスとマイナスが同時に存在する」ということを常日頃から認識し続けることです。ポイントは特別な場合だけでなく、日常生活の些細な出来事をもプラスとマイナスの両面で捉え、中庸の状態にいることを習慣づけることです。
習慣づけるということは、無意識でも精神のバランスを整え中庸の状態を保つということです。無意識でも行えているからこそ、日常生活のあらゆる場面で感情的にならず、物事を冷静に判断することが出来るようになります。そして、冒頭のゴルフの例のように、気づけば安定した気持ちでゴルフ自体を楽しめるようにもなるのです。

まとめ

人間は元来、精神的に弱い生き物です。なので、プラスにもマイナスにも大きく精神がブレるのは仕方がないことですが、あることを習慣づけることで精神性を高め、ブレを安定させることができます。
それが中庸にいるということです。
中庸にいるためには
・全ての物事はプラスとマイナスの両面が備わっていると理解する。
・マイナスの出来事が起これば、そこから得られるプラスの事を考える。
（プラスの出来事が起こっても同様です。）
・出来事に感情を乗せず、ただ事実として捉える。
・これ思考を日常生活の中で常に実践する。
これらのことが必要です。
精神的に豊かな生活を送りたい。そのような想いを抱いている方はぜひ、中庸にいることを習慣化し、精神性を高めることを目指しましょう。