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2017
07月20日

多様性社会に適応するために。誰かの言動に「あり得ない!」と思った時にできる3つのこと

多様性社会に適応するために。誰かの言動に「あり得ない!」と思った時にできる3つのこと

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
最近色々なところで耳にする「多様性」という言葉。ビジネスの世界では、英語をそのまま使って「ダイバシティ」と言ったりもしますが、「これからは多様性を受け入れる社会や会社にしていこう!」というようなメッセージとして耳にされることが多いのではないかと思います。
では、多様性を受け入れるとはどういうことなんでしょうか?
わかりやすい例で言うと、
・国籍問わず、様々な人種がいるインターナショナルな環境
・LGBT(性的マイノリティ)の人たちも当たり前にいる環境
・健常者も障害者も一緒にいる環境
等々・・が思い浮かぶかと思います。つまり、自分とは違う人たちと共生していくこと=多様性を受け入れる、という形で表現されています。
そこまで明確な定義で考えると、自分には関係がないことと思うかもしれません。ですが、実際には、今自分が属している家族や学校、職場や地域などでも、肌の色や話す言葉は同じでも、自分とは違う様々な考え方をする人と接する機会があるかと思います。
それもまた多様性であり、その人たちと共生を図っていくことも、多様性を受け入れるということなのだと思います。
そう考えると、実はこの社会で生きていくということ自体が、多様性を受け入れていくということになります。
多様性を受け入れると一言で言っても、自分と違う人を受け入れて共生していくというのは簡単なことではありません。一番身近な家族という小さな単位の中でさえ、お互いの違いを受け入れて共生することができずにいがみ合ったり、離婚したりというケースが非常に増えているのも事実です。
そこで今回は、多様性を受け入れ、共生ししていくためにできる3つのことについてお伝えしたいと思います。

1.自分の中の多様性に気付く

多様性と聞くと、他者に目が行きがちですが、実は他者の多様性を受け入れるためには、まずは自分の中にも多様性があると気付く必要があります。
優しい自分・いじわるな自分・ポジティブな自分・ネガティブな自分・・など、自分の中にも様々な矛盾する自分がいます。
よく、「本当の自分」という言葉を耳にしますが、その場合、「今のこんな自分は本当の自分じゃなくて、もっと違うすごい自分がいるんだ!」というようなニュアンスで語られることがありますが、「今のこんな自分」も、本当の自分です。そして「もっと違うすごい自分」も、本当の自分なのです。

2.自分の中の多様性を受け入れる

私たちは、様々な経験を通して、様々な自分を発見します。
例えば、私自身の場合、最近では特に子育てという経験を通して、良い面も嫌だなと思う面も、どちらの自分も新たに発見しています。
特に嫌だなと思う面については、「本当の自分はこんなはずじゃないんだけどな~」と思い、最初のうちは受け入れることがなかなかできませんでしたが、例えばイライラが抑えられず、ものに八つ当たりしてしまう自分も、これまでの経験では出てこなかっただけで、実はそんな自分も自分だったんだな~と少しずつ受け入れることができるようになってきました。
ただ、そんな自分を受け入れると言っても、ものに八つ当たりすることを良しとするのではなく、その背景にある想い(悲しい・寂しい・辛いなど)を受け入れてあげることで、自分が嫌だなと思う行動をせずに済むようになっていきます。

3.他者に見る違いは自分の中にもあると認識する

自分の中の多様性に気付き、受け入れることができると、誰かに自分とは違う部分を見つけた時も、「あり得ない!」と切り捨てることがなくなります。「あり得ない!」と思う時には、ほとんどの場合、怒りがセットになって湧き上がってきますから、それが理由で怒りにさいなまれることはなくなります。
そして、その行動の背景にある、その人の想いを想像したり、その人と同じような行動はしていないけれど、同じような思いならば自分も持ったことはある、表し方も、違いこそすれ、50歩100歩と気づけたりします。
そう気づくと、自分とは違うと思って受け入れられなかった身近な人を受け入れることができるようになり、ひいては社会の中の多様性を受け入れることにも繋がっていくのだと思います。

まとめ

今回の記事では、多様性社会に適応するためにできることとして、
1.自分の中の多様性に気付く
2.自分の中の多様性を受け入れる
3.他者に見る行動の源は自分の中にもあると認識する
というステップをお伝えしました。
私自身はずっと、自分の中の矛盾をなかなか受け入れることができず、自分が良しとしない自分は、無視・・か、無理やりポジティブな視点で捉えようとしたりと、随分ないがしろにしてきました。
しかし、自分の中には色々な自分がいてよくて、どんな自分も本当の自分なんだと思えた時、不安や恐れが和らぎ、とても心が穏やかになりました。
是非、皆さんも、色んな自分を受け入れて、認めてあげてください。そんな自分もいていいんだよ~と伝えてあげると、きっと「ほっ」とくつろげるはずです。
いよいよ夏本番!仙台も東京に負けないくらい暑くて溶けそうですが、太陽のパワーをいただき、元気な1週間をお過ごしください!

投稿者松野 麻由子

「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

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