こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の石部です。
突然ですが、『40歳の憂鬱』って聞いたことありますか?
無いですよね~。だって、今思いついて書いた言葉ですから。でも、言葉として聞いたことがなくても、自分や周りの人をみて、「あるある~」と思った方も多いはず。
孔子は『論語』の中で、『四十にして惑わず』と言いましたが、なかなかそんな境地にならないなあ、という声をよく聞きます。僕も含めて、40歳の前後には、なにか『今のままではいけない!』と思い、焦燥感にも似た『40歳の憂鬱』を感じているようです。
一度立ち止まることも、人生には必要とは思いつつも、何か為なければと焦ってしまうとき。
そんなとき、改めて地に足をつけて立ち、『40歳の憂鬱』を飛躍のきっかけにする考え方をご紹介しましょう。
えー、今『40歳の憂鬱』って言ったばかりなのに、わざわざ向き合うの?って思うかもしれません。
でも、これが遠回りなようで、1番近道なんです。世の中に様々ある仕事の中で、今この仕事を選んでいるのには、訳があるんです。
潜在意識のどこかで、自分の価値観と合致したものを選んでいるんです。それは、例外はありません。必ず、「これを選んで良かった」と思えるメリットがあるから、この仕事をしているんですね。
なので、まず最初にして欲しいことは、他の仕事や他のやりたいこと探しの前に、「目の前の仕事に向き合う」ことです。仕事を始めた頃はいろいろな想いを持っていたはずです。どんなことをやりたくて、実現したくて、達成したくて、この仕事を始めたんでしたっけ?振り返ってみてくださいね。
次に取り組んでみて欲しいことは、『自分の価値観との共通点を見つける』です。
1つ目の話の中で、『潜在意識のどこかで、自分の価値観と合致したものを選んでいる』とお伝えしましたが、じゃあどこら辺に自分の価値観と合致したものがあるんだろう?って探してみてください。
もしかしたら、『のんびり暮らしたい』と考えて働き始めたから、今のんびりペースの仕事になっているのかもしれません。『バリバリ働いて結果を出すぞ』と考えていたから、今休む間もなく働いて、へとへとになっているのかもしれません。『いつでもどこでも同僚と仲良くしたい』と考えていたから、人間関係の難しい職場の潤滑油になっているのかもしれませんね。
でも、人はついつい、それぞれの出来事のマイナス面にばかり注意を向けがちです。マイナス面が目につくと、『自分の価値観と合致している』とは気付きにくくなります。なので、プラスの面もマイナスの面も、両方について『自分の価値観と合致している』ものごとを探してみましょう。
最初は、マイナス面ばかりが思いついて、いやになってしまうかもしれません。でも、マイナスの面があれば、プラスの面も必ずあるものです。マイナス面と同時に起こる、プラス面に着目してみましょう。
もしかしたら、仕事が本流から傍流に代わったことで、成果を上げるという面ではマイナスですが、自分の時間を有効に使うという点ではプラスかもしれません。休む間もなく働いて、へとへとになって「もういやだ~」と思っている人は、仕事の成果を出すという点では、(本人はまだまだ納得が行かなかったとしても)客観的に認められているのかもしれません。ギスギスした職場の雰囲気を変えようと奮闘している人は、知らず知らずのうちに、誰も敵わないコミュニケーションスキルを身に付けているかもしれませんね。
そんなことに気付いたら、一つ一つについて『感謝』の気持ちが湧いて来ませんか?
『感謝の気持ち』を言葉にすることで、頭で分かっていることが、心に降りてきます。だんだん、自分がやっている目の前のことを認められるようになってきます。
先日、ふとつけたテレビ番組で、俳優の哀川翔さんが、高校生たちに、こんな主旨の話をしていました。
「仕事って、お金を貰うから仕事なんだよ。仕事をしてお金を貰うってことに、感謝して初めて、仕事が楽しくなる。俺これだけやってんのに、と文句を言う人もいるけど、仕事って、与えられているからお金が発生してるんだということを考えながら仕事すると、すごく感謝の気持ちが持てるんだよね。そうすると、いろんな人とのやりとりがスムーズになるんだ。結果的に人との距離が縮められる。」
金言だなあと、心に留めました。
1)目の前の仕事に向き合う
2)自分の価値観との共通点を見つける
3)感謝して取り組む
僕らも『40歳の憂鬱』を飛躍のきっかけにして、日々感謝の気持ちを持ちながら、真摯に仕事に向き合いたいですね。
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では、今週も素敵な一週間をお過ごしください!
ONは仕事、OFFは投資 ダブルで一生稼げる私になる 人生マネジメント塾主宰、人生デザインアカデミー協会認定講師。輸出入代行・海外展開コンサル事業コマビズ代表。
「今まで培ってきて知識を活かし、人々の経済的自立を支援する」というミッションのもと、東京と大阪の2都市を中心に活動している。
趣味はマラソンと登山。お酒も好きで大衆酒場からバーまで、どこでも馴染める。