こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
以前の記事「育児ノイローゼになる前に・・育児が育自である理由」でも少し触れましたが、子どもが生まれるとそれまでの生活が激変します。
特に第一子出産後は、全てが初めての経験で、本当に色んな予測できない事態が発生するため、その事態に常に振り回され、育児ノイローゼなる方も少なくないようです。
そんな生活の中で、特に母親については、これまで旦那さんに対して割いていた時間や心が完全に子どもに注がれるため、今までは許せていた旦那さんからの要求が突然無茶なものに感じられたり、これまでは自分でこなしていたことを、なぜやってくれないのか、と不満を感じるようになったりして、そういう感情が積り積もって、最悪離婚という選択に行きついてしまうことも少なくないようです。
私自身は、出産後1年経った今、ようやく出産直後を冷静に振り返る余裕も出てきましたが、出産後半年間くらいは、やはり何度か、「もう離婚だ!!」と考えたことはありました^^;
今考えると、旦那さんにとっても、これまで受け入れてもらっていたことが、子どもが生まれた途端受け入れてもらえなくなるので、その変化についていくのは大変だろうな・・と思えるようになりましたが、目の前のことでいっぱいいっぱいの時は、なかなか相手の視点に立つことは難しいものです。
そこで今回は、私自身も無理くりにでも実践してきた、旦那さんに不満が積り積もらないようにするための3つの方法をご紹介したいと思います。
自分自身がいっぱいいっぱいの時は、「感謝する」ということが、意識しないとなかなかできません。
なので、「無理やりにでも」という言葉を付けてみました。
特に相手にイライラしている時には、不満で心がいっぱいなので、なかなか感謝することなんて思いつかないかもしれませんが、どんな些細なことでも、今の生活とは全く関係ないことでも、全然感情的には納得できなくてもいいので、1つや2つくらい、書き出してみます。
無理やり出した場合は、その時は何も感じないかもしれませんが、再度不満が出てきた時にふと、あ、あれはやってくれているんだった、と思い出して、イライラを軽減してくれることもありますし、何よりも感謝というのは、それを少しでも感じるだけで、自分の心を落ち着けて、本来の自分に戻してくれる最良の方法です。
どうしても相手に対しての感謝が出てこない場合は、相手とは全く関係のないことでも構わないので(例えば、近所のおばさんに子どもをかわいいと言ってもらえた、など)、不満で心がいっぱいになったら是非感謝できることを無理やりにでも探してみることをお勧めします。
相手に不満がたまるのは、何かを期待していて、それに応えてもらえていないと感じている時ですが、それが積りに積もると、一体何を相手に求めているのかが明確にわからないまま、負の感情だけが先走ってしまうことがあります。
そうならないためにも、何がどうなったらいいのかを、一度書き出してみることをお勧めします。
例えば、洗濯物が溜まっているのを見たら洗ってほしい、とか、ご飯の支度中に子どもが泣いていたら子どもの面倒を見ていてほしい、など、具体的に書留めます。
そうすることで、頭の中が整理され、感情的ではなく、建設的な話し合いの土台を作ることができ、お互いにとって良い方向に話が進みやすくなります。
相手に対してイラっとした態度や行動があったとしたら、それと似たようなことや、同じようなことを自分も誰かにしたことはないかを考えてみます。
例えば、労いの言葉が足りない!と思っていたとして、自分も誰かから労いの言葉が足りない!と思われているような場面がなかったかどうかを考えてみます。
絶対自分はそんなことしてない!と思っていても、よく考えると1つや2つは同じようなことを思われているであろう場面を思いついたりします。
そうすると、相手へのイライラが少し収まるのと、他人の視点から自分を振り返るので、客観的に今の自分を見つめることにも繋がり、感情の波に飲み込まれるのを防ぐことができます。
今回お伝えした3つの方法は、
1.感謝という手段を使って自分の心の状態を整え、
2.自分の気持ちを書き出すことで頭の中を整理し、
3.客観的に自分を振り返って心を落ち着ける
というものでした。
相手を必要としない方法なので、今すぐにでも実践していただけるかと思います。
自分の感情を感じられるというのはとても大事なことですが、感情に流されてしまうと、自分の望まない結果に辿りついてしまうことも少なくありませんので、まずはどんな状態の時でも、自分の心を整え、頭の中を整理することから始めると、その後の話し合いや行動も良い方向に繋がりやすくなりますので是非試してみてください。
それでは今週も心躍る1週間をお過ごしください!