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2016
09月06日

株式投資 知らないと怖い初心者をはめる罠!

株式投資 知らないと怖い初心者をはめる罠!

こんにちは!人生デザイン研究所、研究員の斉藤です。
「普通預金に預けていても、ほとんど増えず投資も視野に入れた方が良いのかな?と思い始めました。私にもできる初心者におすすめの運用商品があれば教えてもらえますか?」
このような投資に関するご相談を承ることが年々増えています。マネー雑誌などでも「初心者向け」と銘打った投資情報の特集が数多く組まれていますね。
みなさんも「まずは何から始めようかな?」と悩んだりしたことはありませんか?
今日は最初でつまずいて「やっぱり投資は怖い」とならない為のポイントをお伝えしたいと思います。

「初心者向けの運用商品がある」という考え方は危険

初心者に向けた情報提供に耳を傾けるのは良いですが、「初心者向けの商品がある」という考え方は運用商品の売り手である金融機関が演出する作り話です。
特集記事に記載されている、『はじめの一本にはバランスファンドが最適』などと紹介されているのを目にしたことはありませんか?
「忙しい人向けにも手軽でほったらかしでもOK」とか「国内外の株式・債券にほどよく分散投資している」「NISAに向いた商品だ」などと意味不明で曖昧だったり、明らかに誤った内容もあるのですが、「そうなんだー」とよく理解していない状態で購入してしまうと痛い目をみますので、気をつけてください。
この種の商品は、資産配分の決定やリバランスと呼ばれる配分調整を、ファンドの運用側であるプロが行ってくれる事を売りにしているので、初心者向けと紹介されます。
しかし実際は、運用の中身がどうなっているのか把握するのが困難な場合が多いのです。それはすなわち自分が「どれくらいのリスクを取っているのか把握するのが難しい」という事を意味します。決して初心者向けではないのです。

販売する金融機関や雑誌の記者は、初心者がリスクの把握を放棄することを前提として、このような「おまかせ商品」を初心者向けと薦めているのだと私は感じています。

まずは肝に銘じておく、たった1つの約束

ご相談にお越し頂く、クライアントの多くの方は投資について「資産の増減に一喜一憂して心配したくない。」「そんなに大きなリスクを取らず手堅い運用をしたい」とおっしゃいます。その考え方自体は良いのですが、考え方とやっている事がかけ離れてしまっている方が大半です。
それは・・・
一体どうした事か、投資ではなく投機になってしまっているのです。
投機というと何か怖いイメージがありませんか?乱暴な言い方ですが、わかりやすく言うと投機とは、ギャンブルと言い換えても良いかも知れません。もちろん自分がギャンブルをしているとは皆さん思ってもいません。資産運用というと「怖い」「損する」「胡散臭い」というイメージの原因はここにあります。それでは投資と投機の違いは何でしょうか?
実はこれには様々な定義があり、個々の価値観や判断で変わってきますので、投資と投機の明確な線引きはありません。
しかしここで出会った皆さんには、ギャンブラーではなく投資家でいたいなら忘れてはいけないたった1つの事をお伝えします。
それは「リスクをコントロールする手段を持って臨むのが投資」それ以外は全て投機と心得てください。単に今後成長が期待できる企業の株を、長期で保有すれば投機ではなく投資になるのではないという事です。日本を代表する大企業が、スキャンダル一つで数千億円の赤字を計上して株価が半分になったりしますからね。

初めて投資にチャレンジする為の3ステップ

ステップ1.まずは自分に投資をする

投資や経済についてまったく知らない人が、いきなり何かの金融商品に資産を投じることほど無謀な事はありません。ある商品を初心者が買っても、プロが買っても結果(収益率)は同じなのが投資の世界。その意味では、金融商品投資の世界はとても平等なのですが、プロと初心者が同じ土俵で勝負をしなければならない厳しい世界でもあるのです。
まずは読書やセミナーなどに参加し資産運用のイロハを学ぶことで知識と正しい方法を身につけましょう。

ステップ2.貯蓄の目的を明確にする

これは初心者向けの記事に必ず載っていますが、これにより目的別に運用商品を購入してしまう方が大変多いと感じています。学資保険や○○年金などが代表格で、売り手が巧みに資金使途別のニーズに沿っているかのようなネーミングをつけて販売している作戦にはまってしまうのです。
目的が決まると目標額や期間が決まります。本来は運用全体のリスクを見積もり、資産の配分をするために目的を決めるのです。運用したあとの使い方は関係ありません。

ステップ3.少額から始めて経験を積み、得意分野を養う

正しい順序と方法を学んだら、少しずつで良いので実際に運用します。自分で取れるリスクをコントロールしながらマーケットに参加する事で、世の中のお金の流れについて真剣に考えるようになるはずです。そんな貴重な経験を積み重ねる事で、いずれ好きな得意な分野が見つかりますので金融リテラシーがますます高まり、あなたのリスク許容度も高まります。

まとめ

本日のポイントは、「理解できないものには投資をしない」という事です。利益や損失が出る意味や仕組みを理解できれば、投資は「運」ではないと断言できます。初心者でもリスクとリターンは自分の想定の範囲内に入れることができるのです。正しく学んで、プロと同じ土俵に上がっても勝てる領域で生きていけいきましょう。
もちろん人生デザイン構築学校でも、本物の投資とお金との向き合い方を深く学べます。
本日はお伝えできませんでしたが、実は他の投資の学校では教えていない「投資を始める際に大事なステップゼロ」もあります。ここから始めると自分の運用にとても愛着がわき、多少の事ではブレない軸ができます。それはまた別の機会に譲りたいと思いますね。

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