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2016
09月01日

今スグできる!理想の上司の見つけ方

今スグできる!理想の上司の見つけ方

こんにちは。ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の井上翔太です。
世の中で働く多くの人にとって「上司」という存在は重要な存在ですよね。特に新社会人の人たちにはより重要な要素になると思います。また、新社会人ならずとも、テレビやドラマの影響で「松岡修造や天海祐希が上司だったらよかったのに…」などと思いを馳せることも少なくないと思います。
一方でその上司との関係に悩んでいる人も多いのも現実です。色々なところで上司の愚痴をこぼす人の声を聴きます。そんな時に、みなさん「理想の上司」というものに憧れを抱き、その人の下で働いたらどんなに幸せだろうと思うことはありませんか?
今日はそんなみなさんのために、今すぐにでもできる「理想の上司」の見つけ方をお伝えしたいと思います。

あなたが思う「理想の上司」の属性を書き出しましょう

まずは「理想の上司」の正体を探ります。今現在、あなたが思う「理想の上司」の特性を書きしてみてください。
いつも的確な指示を出してくれる人、困ったときに助けてくれる人、部下の長所を引き出してくれる人、などいくつか挙がると思います。
書き出した後、そのリストを見ながら、以下の2つの質問をご自身に問いかけてみてください。
・私にとっての理想の上司の属性とはこれで全てだろうか?
・これらが全て揃ってさえいれば「理想の上司」だと断定できるだろうか?
多くの人は、「これで全てとは言い切れない」、「断定できるとは言い切れない」と答えるのではないでしょうか。
そうなんです。みなさんが追い求めている「理想の上司」とは、実は明確に定義・断定できず、ぼんやりとはわかっているものの、正体は霞がかかっている人物像なんですね。
もし仮に、これで全てだと断定できる場合は、そのリストを三か月後ないしは半年後に見直してみましょう。もしくは新人の頃を思い出して比べても良いです。新人の頃にも今と同じリストを書き出すことができたか?と。きっと書き出した特性は違うと思いませんか?
このことから、今あなたが書き出した属性は、“今のあなたが考えうる範囲”での属性であって、時とともに変化し固定できるものでは無いことがわかりますね。
つまり「理想の上司」の正体は、霞がかかっていて且つ常に変化し続けるものなんです。

松岡修造、天海祐希はみんなにとっての「理想の上司」でしょうか?

次はまわりの人が考える「理想の上司」を調査します。親しい友人や同僚に直接聞いてもいいですし、検索エンジン等でWEBで掲載されている意見を集めても良いと思います。
あなたと全く同じ理想の上司像を持っている人はいたでしょうか?みんながみんな松岡修造もしくは天海祐希を理想の上司として挙げたでしょうか?きっといないのではないかと思います。それは、仕事内容はもちろんのこと、置かれている状況や職歴、組織の体制など仕事環境はみんな異なり、その人の価値観も異なるためなんですね。
つまり、あなたにとっての「理想の上司」とは唯一無二のあなたオリジナルの像なんです。

「ダメな上司」「嫌な上司」の特性を書き出しましょう

最後は志向を変えて、逆の“理想でない”上司の特性を書き出しましょう。みなさん、こちらの方が多く出るかもしれないですね。出来るだけ具体的に書きましょう。
部下を信頼せずアレコレ口出ししてくる、部下には厳しく上にはヘコヘコする、などなど挙がるかもしれません。
書き出した後はその特性をよく見てください。あなたと重なるところはありませんか。表面化している形は違うにせよ、きっとあるのではないでしょうか?
これの理由の一つにRAS(Reticular Activating System)があります。人間の脳には、自分にとって重要だと判断される情報しか認識しないというフィルター機能があります。もしあなたが直したいと思っている短所があった場合、そのRASが働いて脳はその短所に関する情報を集めます。つまり、数ある上司の行動の中から、自分が直したいと思っている短所を表現した言動が目につき、人一倍気にするようになる、という仕組みです。
そうなると、あなたは「“理想でない”上司」の一部を体現していることになりますね。

まとめ

あなたにとっての「理想の上司」とは、他の人とは違うオリジナルな人物像であり、霞がかかっていて且つ常に変化し続けているもの。こう見ると、「理想の上司」なんて見つけられるわけないじゃん!と思うかもしれません。そうなんです。会社をはじめとしたあらゆる組織において「理想の上司」は見つけられないんです。
見つけられるとしたら、それは“将来のあなた”なんです。
なぜならば、あなたが考えうる範囲で定義し変化し続けていて且つあなたオリジナルな人物像を、他人に求めるのは難しいですよね?ましてや、その対極にある「“理想でない”上司」があなた自身としたら、まさに「理想の上司」を追い求める行為というのは、自分自身の成長に置き換えることができるのではないでしょうか。
つまり「理想の上司」を見つける最良の方法は、毎日自分自身を成長させ自分でそれを体現することなんです。決して外部に何かを求めることではありません。
いずれ、あなたも出世して自分の理想を体現する「上司」になったとしても、その部下が思う「理想の上司」とは異なるはずなので、今のあなたと同じような悩みを抱えるかもしれません。
そうは言っても、明日顔を合わせる上司が苦手、嫌だ、性格が合わないので仕事がツライ、、、と思っている方が多いのが現実です。そんな方のために、次回は苦手と思っている上司の攻略法を紹介したいと思います。お楽しみに。

投稿者井上 翔太

サラリーマンとして会社の中でいかに生産性を上げて成果を出していくか、そして自分の人生をいかに輝けるものにするか、ということをリーダーシップという観点で研究し、多くの人に展開している。好きな映画はStarWars、MARVEL、007。3児のパパ。

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