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2016
11月04日

人間関係を劇的に改善する、相手と自分の価値観を同時に満たすコミュニケーション

人間関係を劇的に改善する、相手と自分の価値観を同時に満たすコミュニケーション

こんにちは!(株)人生デザイン研究所、所長の高衣紗彩です。
今日は、コミュニケーションについて、お伝えしたいと思います。
先日、高衣が主催する「人生デザイン構築学校」のアドバンスコースにて、『相手も自分も』尊重するコミュニケーション手法、を5時間かけてみっちり腑に落としました。そこで、今日は、そのエッセンスを、ブログの読者の皆さんにもお届けしたいと思います。

人間関係の問題の大半は「あちらを立てれば、こちらが立たず」

まず、皆さんは、以下のような概念を持っているでしょうか? この概念を持っている、というものに、○をつけてみてください。
「あちらを立てれば、こちらが立たず」
「相手を立てるためには、自分は我慢」
「自分を通すためには、相手を負かさなければ(コントロールしなければ)」
「○○のために、自分のことは犠牲にしなければならない。」
(○○には、会社、社会、家族、子供、などが入ります。)
ありがとうございます。幾つ○があったでしょうか。
結論から、言います。
これらは、すべて、『幻想』です。
つまり、思い込みで、真実ではありません。

コミュニケーションにおける新しい概念「あちらを立ててこちらも立つ」への更新

このブログのタイトルの通り、相手を満足させて、自分も満足させる、そんなコミュニケーションが、どんな状況においても、可能です。誰々を満足させる、という場合、いつも言っていますが、「何がどうなったら満足なのか」をまず明確にする必要があります。
人間は、自分の最高の『価値観が満たされたら』幸せを感じ、満足します。満たされた気持ちになります。そこが、ないがしろにされると、自分は「取るに足らないもの」のように扱われた、という感覚が生じ、それが「怒り」や「悲しみ」という感情になって現れます。
私たち人間はそれぞれ、異なる価値観の優先体系を持っています。世界60億人の人口があったら、60億個の価値観の優先体系があります。そのうちの、任意の2つを取り上げて、この2つはトレードオフ(一方が上がれば一方が下がる)の関係にある、と考えるのは、了見が狭すぎると、思いませんか?
60億の価値観のうち、2つを同時に満たす「解決策」は、必ずあります。
「あちらを立てて、こちらも立つ」
「相手を立てて、自分もハッピー」
「自分の意見が通ったけれど、相手もハッピー」
「○○のためになる、そして、自分のためにもなる。」
(○○には、会社、社会、家族、子供、などが入ります。)
こういったことを、現実のものにすることは、可能なのです。
そして、思い出してください。
物事は、私たちの頭の中で、一番最初に起こります。
頭の中で起こっていないものは、現実界にも起こりません。
なので、まず最初に、
「あちら立てればこちらが立たず」の概念を捨て、
『あちらを立てて、こちらも立つ」の概念に、『更新する』ことが必要です。
つまり、それが可能だ、と信じる、ということです。相手が誰でも、です。上司しかり、同僚しかり、部下しかり、ビジネスパートナー、奥さん、旦那さん、子供、地域のコミュニティー・・・。全ての状況で、可能です。

相手のために自分を犠牲にすることは、目指す方向性ではない

・自分を犠牲にして、人を立ててしまいがちな方、
・別に自分はあまりこれがいい、あれがいい、といったものはないので、我慢しているわけではない、と思っている方
・自分を犠牲にしているという自覚なく、気づくといつも自分を後回しにしている方・・・
こういう方々は、別に自分を犠牲にしているわけではない、とは思っていても、どこかで、小さく小さく、「自分は今我慢しました。」「○○さんのために引きました。」と思っています。 そして、その記録は、自分の中、そして宇宙に刻印されます。「自分が犠牲になった」という刻印は、自覚するとせざるとにかかわらず、事実として蓄積されていくのです。
それが、自分の器一杯になったとき、あなたはあなたらしからぬ言動を発し、周囲をびっくりさせます。そして、その、「あなたらしからぬ言動」の矛先が向かうのは・・・・、
あなたが自分を犠牲にしてまでも大切にしようとしてきた、あなたの一番大切なその人です。
その先は、あなたらしからぬ感情のチャージが入り、澄んでいたはずの心は曇り、自分の本質からますます遠ざかることになります。
私たちは、常に自分の本質にあるためにはどうすれば良いか、を常に考えて生きる必要があります。本質、つまり中庸にいるときは、私たちは素晴らしい能力を発揮します。素晴らしい人格者です。臨む人生、充実した人生を送ろうと思ったら、本質にある、中庸にいる、ことは必至です。
自分を犠牲にして誰かのため、に行動する、ことは、その目指すべき方向とは逆に行っていることになります。決して、褒められた行為ではありません。 それを、ぜひ、肝に銘じて欲しいと思います。
マザー・テレサは、自分を犠牲にしていたわけではありません。彼女は、自分がしたいことをしていただけです。貧しい人々に何かすることが自分にとっての喜びだった、だからしていたのにすぎません。彼女は良い家柄の出でしたから、大きな家、豪華な生活が幼少の頃からあり、それらで満たされる人生は自分が望む人生ではない、つまり彼女の価値観ではない、ことがわかっていたのです。
ですが、彼女のしたことは普通ではできないことなので、彼女の行いは、
『自分を犠牲にして人のために尽くす』
人間の模範となるべき例として、人々の心に刻まれてしまったのです。
ですが、彼女こそ、相手の価値観を満たし、同時に自分の価値観を満たす、ことを理解し、実践していた一人です。

まとめ

これまでのコミュニケーション上の問題、人間関係の問題、それらの大半が、この「相手も立てて自分も立つ」コミュニケーションに変えるだけで、解決します。まずは、自分の中の古い概念を更新して、新しい概念を吹き込んでくださいね。「そんなことできるの?」と少しでも疑いを持っている場合は、うまくいかないので、自分の中で、しっかり腑に落としてから、行動してみてくださいね。
古い概念を新しい概念に更新するのに一番有益な方法は、実際に体験することです。なので、アドバンスコースでは、実体験するワークを沢山行います。
その様子は、ミッション・ミッケ人生デザイン研究所の「新着情報」でレポートされていますので、ご一読くださいね。
新着情報
また、ミッション・ミッケ人生デザイン研究所の、斎藤研究員がブログに書いてくれています。こちらは、彼の切り口で書いてくれていますので、また違った理解の仕方ができると思います。
斎藤研究員の記事
これからも、こういったことをブログでも少しずつシェアしていきますので、ぜひ、「自分が納得する人生」を、自分がリードして創造するために、『毎日の生活に』取り入れてみてください。
それでは、今日の残りも、納得する時間をお過ごしください!
高衣紗彩

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