コミュニケーション力をつけるには? スキルより原理原則から始めよう!

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こんにちは!ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の斉藤です。

ベストセラーになった『嫌われる勇気』で扱うアドラー心理学では、人の悩みは深く探求していくと「全ての悩みの根源は人間関係によるものである」と説いています。そして人間関係と聞いて真っ先に、コミュニケーションの悩みを思い浮かべる方も多いと思います。

皆さんも仕事やプライベート、どんな場面でも「もっと理解してもらいたい」「もっと相手に心を開いてもらいたい」「もっと関係を良くしたい」「苦手な人を克服したい」など、「コミュニケーションがもっと上手くなったらなぁ・・・」と考えたことが、あるかも知れません。コミュニケーション能力の向上は、より自然に楽しく自分らしさを発揮して成功しているイメージを連想させるのではないでしょうか?

各所で開催される講座やセミナーでも学べる「コミュニケーションスキル」と言われる様々な「やり方」も大事ですが、実はそれだけでは悩みまでは解決されません。コミュニケーションスキルは土台となる「原則」の上に成り立っています。

今回は、スキルを学んでいる人も、そうでない人も、コミュニケーションの本質をつかもうとする時に大切な、コミュニケーションの原則を知り、人間関係の悩みを解消していく方法を紐解いていきましょう。

言葉によるコミュニケーションの始まり

人間ならではの知性を象徴する、言葉でのコミュニケーション。それが生まれたのは、4万年以上前の氷河期と言われます。当時、人類は私たちの祖先ホモサピエンスと、別の人類であるネアンデルタール人が存在していました。ネアンデルタール人はホモサピエンスより、脳は1割以上大きく、体格も優れ腕力は2倍もあっただろうと推測されています。しかしネアンデルタール人は4万年前に絶滅してしまい、ホモサピエンスが生き残ります。

最新のDNA研究では、生死を分けたのは、両者には言葉のコミュニケーションに、根本的な違いがあった事が要因の一つだと言われています。ネアンデルタール人は、単純なコミュニケーションしかできず、何万年も同じ道具を使っていたそうです。ホモサピエンスは言葉を司る遺伝子のうち、たった一文字のDNAの違いから、高度なコミュニケーションが可能だったとの事。

私たちの祖先は、厳しい氷河期を高度な言葉によるコミュニケーションを武器にして生き残ったのです。それはたくさんの人と協力する事を可能とし、より大掛かりな狩りが実現しました。巨大なマンモスに、大勢で立ち向かっている絵図を一度は目にしたことがあると思います。

さらに決定的だったのは、言葉を巧みに利用し、知識や技術を次世代に引継ぎ、発展させる事で文明となっていった事です。石器に見る道具も、時とともに進化、発展が見て取れるそうです。人間以外の動物は、どんなに素晴らしい技能を身につけても一代限りです。

人を人たらしめ、ここまで発展して来れたのも、コミュニケーションのおかげです。なのに何故、この素晴らしいコミュニケーションという能力に、私たちは悩むのでしょうか?

願望のレベル

私たちがコミュニケーションを取る目的は、突き詰めれば、お互いが幸福になるためです。私は幸福とは「願望が叶った状態=成功」を人と分かち合う事だと理解しています。人は誰しも、必ず何らかの願いと望みを持っていますが、置かれている状況や、心のあり方によって願望のレベルが変わります。その違いが思考と行動のパターンの違いを生み、コミュニケーションエラーを起こすのです。

まず「絶望」「失望」の状態は、望みがないように感じますが、無望という言葉はありません。相手の可能性を信じる事ができる人と出会う事で、癒されて前に向かうエネルギーを取り戻します。

「要望」という言葉には依存心や他責を感じます。その人の本質よりも自尊心や自己顕示が強く優先されるので、話していて頭にきたり腹が立ったりする相手です。

「欲望」は不足を感じて満たそうとしている状態ですが、前述した人類発展の礎にもなっているのかも知れません。現代では感謝の心が足りないと強欲とみなされます。

「野望」は野心やエゴを連想させ、あまり良いイメージではない言葉ですが、確実に人類をジャンプアップさせるエネルギーに溢れています。強い目的意識と熱量で人は多くの事を成し遂げて来ました。

「希望」は未来への望みで、将来に対する期待と明るい見通しを持つことで、潜在能力が引き出されます。そして希望を人に与える事ができる人のレベルは「志望」と言います。志を持ってこうなりたいと望む事は、価値観とミッションから湧き上がっている事に他なりません。

コミュニケーションの原則はこだわりを手放す

人はそれぞれの願望のレベルから、波動のようなエネルギーを発しています。希望レベルから要望レベルの人に語りかけても、なかなか依存心は手放さないはずです。コミュニケーションは言葉で成り立っているのではなく、その言葉が発せられた心理状態で成り立っているので、波動が同調しないのです。

互いが自分の願望を満たそうとしてしまうコミュニケーションは、どんなに言葉を交わしたとしても、それは自分の願望と相手の願望という壁に阻まれてしまいます。上下関係や損得、正しい間違ってる、勝ち負けにとらわれ、自分と外の世界を分断してしまうので、自分の価値観も伝わらないし、相手の意も酌み取れません。

このような原理に対して、私たちが取れるコミュニケーションの原則は、いったん自分の願望を手放すという事です。考え方や信念などのこだわりも手放すと言うと、自分の価値観を捨てるようなイメージになるかも知れませんが、先入観を持たずに自然体でいれる場所に幽体離脱のように、自分の殻から離れていくという感覚です。願望を手放すと同時に、悩みも手放す事になるので、怖れや不安、罪悪感もない世界です。

自分も相手も第三者的に見ている感じで、非常にニュートラルな位置です。すると今まで自分の考え方を通して、相手を見ていた事に気付きます。相手の声がストレートに聞こえて、自分と相手という概念ではなく、両者の願望を同じように大切にでき、お互いの成果に向かう事にしか意識が向かなくなります。

Win-Winコミュニケーションやアサーティブネスという概念の本質は、この原則からきています。私たちは意識するしないに関わらず、考えもつかなかったアイディアが出たり、自分とは異なる意見を深く取り入れたり、新たな挑戦を決意したり・・・成長や健全な変化は、必ずこの位置から始まっている事を経験しているはずです。ぜひご自身にあてはめて思い返してみて下さい。

まとめ

・コミュニケーションは人が人である事の尊い証なので、常に自分が取れる最善をつくそう!
・物事に対する条件反射のような、思考と行動のパターンはそれぞれの願望から来ている。その波動の違いがコミュニケーションエラーとなる。
・自分の願望も理解した上で手放す事が、コミュニケーションの原則。人類の進化と幸福は全てこのニュートラルな位置が起点になっている。

コミュニケーションの内容によって、ある時はあなたが導き、またある時はあなたが導かれます。誰が導くかは、たいした問題ではありません。いかにしてお互いにとって、より良い成果に向かい辿り着けるかが重要なのです。

あなたが心を開ける人を思い浮かべてみて下さい。その人は常にその位置であなたを待っていてくれたはずです。今度はあなたの番です。コミュニケーションの原則にチャレンジする真の勇気を応援しています。そして気付いたら志望が叶っている事を祈ってます!

私の本年の投稿は今回が最終です。皆さん、ご覧いただき有難うございます。どうぞ良いお年をお迎え下さい。

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