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2017
06月12日

あきらめるのは悪い事?良いあきらめと悪いあきらめの違いとは?

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
皆さんは、「あきらめる」と聞いて、どのように感じますか?
私は長年、あきらめる=負け、根性なし、情けないなど、どちらかというとネガティブなイメージを持っていました。親や学校教育などでも、「一度始めたことは最後までやり抜いて、あきらめてはいけない」とか、「夢はあきらめないで」など、あきらめないほうが、人生はより良くなる、というイメージで教えられていた気がします。
しかしながら、人生が長くなってくるにつれ、また、人生デザイン構築学校を含めた、人生に関しての学びを深めるにつれ、「あきらめる」とは必ずしもネガティブなことではなく、必要な良いあきらめもあるということに気付いてきました。
「あきらめる」の本来の意味は、「明らかに見る」「明らかに見極める」ということだそうで、明らかに見極めた結果手放す(あきらめる)ということであれば、それは人生にとって「良いあきらめ」にもなるのです。
そして、良いあきらめができると、人生は良い方向に転がり始め、結果として、あきらめたはずのものが手に入ったりすることもあるから不思議です。
注)あきらめたら手に入るかもしれないからあきらめよう、という目的であきらめるのは効果がありません!
そこで今回は、人生を良くするために良いあきらめを実行したほうが良いケースと、悪いあきらめに繋がるケースについてお伝えしていきたいと思います。

何かに「執着」している時は・・

もし、今何か目標があって、その目標に「執着」するようになっていたとしたら、一度あきらめてみる(手放す)ことをお勧めします。執着すると、「自分にはこれしかない」という思い込みから心の柔軟性がなくなり、負のエネルギーから、攻撃的になったり疲れやすくなったりします。
しかしながら、自分のこととなると、執着しているのかどうかさえも見えなくなる時もありますので、執着しているかどうかが分かるバロメーターをお伝えします。
・健康状態が悪くなった
・人間関係が悪くなった
・自分の目標に近いことをしている人を見ると嫉妬心や悔しさが湧いてくる
そしてそもそも、目標自体をあきらめるのか、その目標を達成する手段をあきらめて見直すのかを考える必要があります。そのためには、その目標をなぜ達成したいと思っているのかを再度自分に問い直すことが重要です。自分に問い直す際に、よくよく注意すべきが次のポイントです。

他人の価値観に縛られていないか

私たちは、知らず知らずのうちに、自分以外の色んな他人の価値観に沿って生きてしまっています。自分で立てた目標でさえも、他人の価値観に縛られていることは少なくありません。
例えば、年収1000万円を目指す!という目標があった場合、なぜ1000万円なのか、年収1000万円を達成するとどのような状態になることをイメージしているのか、年収1000万円になったら何がしたいのか?と細かく自問していくと、実はあまり明確な回答はなくて、なんとなく世の中的に年収1000万円というと、凄い!と思われるから、とか、親からこれくらい稼げば安泰だと言い聞かされてきたから、というような結論になる場合も大いにあります。
そのような状態で、年収1000万円を目指して、「一度立てた目標はあきらめない」という信念を持って動いてしまうと、なかなか達成できないばかりか、その目標に執着することになり、身の回りに色んな弊害が出る結果になりかねません。そうならないためにも、年収1000万円という目標を目指す自分の価値観に沿った理由を、細かく明確にしていくことが必要です。

自分の価値観に沿った目標はあきらめない

もし現在の目標が、自分の心からの願望、自分の価値観に沿った目標であれば、そこはあきらめないで踏ん張るべきところです。ただし、そこに向かう手段については、今の自分には思いつかなかったとしても無数にあるはずなので、手段に「執着」してしまっているようであれば、その手段を一度手放す(良いあきらめ)ことも必要です。
自分の価値観に沿った目標であるにも関わらずあきらめてしまうというのが、これまで私たちが散々言われてきた「悪いあきらめ」のケースです。心の中に、こんなセリフが浮かんできたら要注意です。
・私なんかにはできない
・人に笑われそう・馬鹿にされそう・怒られそう・・
つまり、自分を過少評価する言い訳や、他人の目や意見が気になるという理由のあきらめは悪いあきらめです。
自分の価値観と他人の価値観を区別できる知恵、必要によってあきらめる勇気(良いあきらめ)と、自分の価値観に沿ったものであれば絶対にあきらめない勇気があれば、人生怖いものなしですね。

まとめ

今回は、良いあきらめと、悪いあきらめの特徴についてお伝えしました。
【良いあきらめ】
・執着してしまっているとわかってあきらめる時
・他人の価値観に生きているとわかってあきらめる時
【悪いあきらめ】
自分の価値観に沿った目標であるにも関わらず、
・自分を過少評価してあきらめる時
・他人の評価を気にしてあきらめる時
何がなんでもあきらめない!のが良いわけではなく、自分の価値観に沿っているのか、沿っていないのか、を常に軸に置いて判断していくことが大切です。
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そろそろ梅雨っぽくなってまいりましたが、アジサイや新緑を楽しみながら楽しい1週間をお過ごしください!

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    投稿者松野 麻由子

    「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

    本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

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