ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の緑川聖子です。
会社で嫌なことがあった、家族や友だちとケンカした、仕事がうまくいかない、生きているといろんなことで落ち込むことがあると思います。
生きていると必ず落ち込むことは誰にでもあります。
「例外なく」です。
だから、落ち込んでいる自分いても大丈夫です。
落ち込むには必ずきっかけがあります。
そのきっかけをあなたが認識することが、大きな1歩です。
落ち込みのきっかけは、自分と何かを比べている時に起こります。
それは、誰か他の人か理想の自分であることがほとんどです。
それぞれの状況について具体的に説明していきます。
1.誰かと比べているとき
相手の持っているものに対して「自分にはない」「自分にはできない」と思っているときです。私が過去に感じていた落ち込みをお話します。
私は、当時、騒がず黙々と仕事をすることが良いことだと思っていました。
同僚がそのスタイルで仕事をしていたので、「同僚は今日も黙々と仕事こなしているのに、私は今日も、うるさくしちゃった。騒がずに仕事ができなかった」と落ち込む日々でした。
ただ、書いて見るとわかりやすいのですが、
同僚>黙々と文句も言わず淡々と仕事をする。
私>営業に声をかけ、文句も言いつつ、話しをながら仕事をする。
これだけ読むとどうでしょう?
どっちがいいも悪いもないことがわかると思います。
さらに、文句から始まった会話でも話をしていくうちに、改善策が出てきて、業務が効率的になったこともありました。
雑談から新たな発想が生まれるということも言われていますよね。こうして、冷静に見て見ると、
・文句を言うのはだめだ
・騒がずに仕事をするのがいい
と言う偏った見方をしていただけだったのです。
淡々と仕事をする性質がある。
話をしながら仕事をする性質がある。
それだけで、どちらにもプラスの面、マイナスの面があります。マイナスの面にしか目がいっていないために、自分はだめだと落ち込んでしまっているだけです。
性質の違いがあるだけで、比較をする必要がそもそもないのです。
自分が「こっちの方がいい」や「こうあるべき」に縛らわれ、偏った見方をしてしまっているだけなんですね。
なので、誰かと比べて落ち込んでしまう時は、
・自分の視点が偏ってないなかな?
・自分の悪いところだけ見てないかな?
・「こうあるべき」になってないかな?
と自分に聞いてほしいと思います。
気づいたら問題の8割が解決していると言われています。
まずは、自分の見ている世界が偏っていないか、確認して見てください。
2.理想と比べているとき
完璧な自分、理想の自分を追いかけ、今の自分とのギャップに人は落ち込みます。
「完璧な理想の自分」憧れますよね。
ただ、その理想ばかりを見て、今の自分を見ずにいることで、できない現実に落ち込むのです。
スケジュールがとてもわかりやすいかと思います。
理想の自分を想定した状態で、予定を立てて、結果できずに落ち込む。
理想の自分は、疲れることもなく、やる気が出ないこともなく、これくらい簡単にできると思っているのです。
そして、そこには今の現実の自分は反映されていません。
だから、実際にできずに落ち込むのです。
「また、できなかった」と。
そもそも、疲れない人もやる気が24時間365日満ち溢れている人もいません。
これも過去の私です。
しかも、非現実的な理想を追い求めている時の厄介なところは「自分はできる」と心から思っているところです。
いくら現実の私で現実可能な予定を立てて見てと言われても、「この前はできなかったけど、次はできる」とまた理想で行動してしまうことです。
さらに、理想な自分が基準なので、初めから完璧を目指そうとします。
そうなると、余計に「できない。もっとできるはずなのに。」と言う気持ちが大きくなります。
人は「できる」を積み重ねると自信になりますが、「できない」が続くと自分をどんどん否定し、落ち込みが激しくなってしまいます。
そんな理想を求めて「できなかった」自分に落ち込んだ時は、
・今、現実の自分ってどう言う状態?
実際の時間の使い方、やれる度合いを客観的に把握しましょう。
・できないことでなにを怖がっている?
・完璧にできなくても、今自分ができる小さな一歩は?
を自分に聞いて見てほしいと思います。
ひとつ、お伝えしておきたいことは、理想を追求してはいけないとことではありません。
見えていない部分を見ることで、実際に理想を現実にしていくことができるのです。
今の自分を知らなければ、現実可能な理想も永遠に現実になりません。
事実を確認し、できることを小さく積み上げていくことで現実は作られています。
そもそも初めから、完璧にできる人はいません。
安心して、理想の自分ではなく、今の自分を見つめてほしいと思います。
その上で、目標を立てたけど、挫折してばかりでどうにかしたい!と思った方はこちらの記事を参考にして見てください。