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2017
02月01日

やり抜く力、GRIT!

やり抜く力、GRIT!

こんにちは!(株)ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、所長の高衣紗彩です。
2月に入りました。2017年の滑り出しは、いかがですか?
年始に2017年のビジョンや目標を月ごとの行動計画に落とし込んだ方も、1月を終えてみて、順調に来ている!、まあまあ順調に来ている!、もうすでに計画から遅れを取ってしまった(ー ー;)、など、状況は様々かと思います。
計画を立てた時には予想もつかなかったことが不意に起こったり、ただ単に「なんかやる気が起きないんだよね〜」という状態になってしまったりと、人生に計画通りにいかないことはつきものです。
そうなった時に、「まだ1月なのに計画通りにやれない自分」にがっかりして、やり気を失ってしまい、2017年通年のビジョン・目標自体を諦めてしまっていませんか? それは、とても、もったいないことです。
遅れをとってしまっても、心配ご無用! 計画通りに進まないからと言って、2017年のビジョンを変える必要はありません。諦める必要もありません。
ビジョンや目標達成のための戦略と行動ステップは、状況に応じて、常に修正をかけていくもの。今いる時点から、ビジョンに向かって戦略を立て直し、2月からそれをまた粛々と実行していけば良いのです! 今回は、その方法と、その時に使う力をご紹介します。

年初の計画に遅れを取ってしまったら・・・

年初に張り切りすぎて、欲張りな計画を立ててしまったのであれば、自分のペースやリズム、季節によっての体調や心理状態、仕事の緩急などをもっと現実的に考慮して、修正をします。
毎月、必ずこれを行うことです。一度、投げ出し、そのままにしたら、今後の修正は、もっとやりづらくなります。また、修正をせずに、ここからのリカバリーを狙うと、精神的にかなりしんどくなります。しっかり現在位置を確認し、1月の計画に対して達成できなかったことを客観的に把握し、戦略と計画を練り直します。
ここで大切なことは、振り返りは自己批判なしに行うこと、そして、達成できたこともしっかり認識することです。達成できたことの中には、計画には入っていなかったこともあるかもしれません。それらに焦点を当てて、達成を助けてくれた人や事に思いを馳せ、感謝をします。すると、「今月は計画通りにできなかった」との認識から、「自分は豊かに恵まれている人生を送っている」との認識に変わり、心を整えることができます。それを踏まえて、改めて、2017年のビジョンを達成するための戦略と計画を打ち直してみましょう。
当研究所では、年末に、ゆく年の振り返りとくる年の戦略を立てるセミナーを開催していますが、ゆく年の振り返りをして初めて、自分はこんなに沢山のことをやり遂げたんだ、と自覚しされる方も多くいらっしゃいます。これを一月ごとにやっていれば、毎月、新たなエネルギーを得ることになります。
大切なのは、遅れてもなんでも、一度決意したことは、『やり抜く』ことです。達成できなかったこととともに、達成できたことを自覚し、感謝をすることで、修正を余儀なくされたとしても、やり抜こうとする力が湧いてきます。

やり抜く力、GRIT!

『やり抜く力』の重要性については、ペンシルベニア大学の 心理学者、アンジェラ・リー・ダックワース氏(Angela Lee Duckworth)が、『GRIT』という本で紹介しています。
昨年、TEDトークにも登場して一躍脚光を浴び、日本においても邦訳版『やり抜く力』が出版されましたので、ご存知の方も多いと思います。

アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」TEDトーク
Angela Lee Duckworth The key to success Grit
http://www.ted.com/talks/angela_lee_duckworth_the_key_to_success_grit.html
全日本語訳
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/the_key_to_success_grit
邦訳版『やり抜く力』
http://amzn.to/2joO6lQ
彼女のプレゼンを聞けば、そのなんたるかをすぐに理解することができますが、要は、やり抜く力こそが、『成功へのカギ』ということです。
彼女のチームは、4つの異なる調査対象について、それぞれの領域で成功を収めた人たちが共通して持っていたものは何かを研究しました。その結果、成功へのカギは、学歴や知能の高さ、才能ではなく、外見の良さでも身体的能力の差でもなく、このGRITが握っているという見解に達しました。
GRITとは、もともと、Grit my teeth など、歯ぎしりする、歯を食いしばる、と意味で使います。そこから転じて、口語で、困難にあっても諦めないで、歯を食いしばって頑張る、などの意味に使われるようになりました。
研究社の英和辞典によれば、困難にあってもくじけない勇気、気概、闘志となっています。勇気、というとちょっと違う気がしますが、この本の邦題『やり抜く力』は、とても良い訳だと思います。
彼女によれば、GRITとは、

”物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するために長い時間、継続的に粘り強く、物事を最後までやり遂げる力のこと。”
”やり抜く力は 明けても暮れても 自らの将来にこだわることです。
その週だけとか その月だけではなく 何年もの間、その夢の実現のために一生懸命に取組むことです。”

どうしたら、GRITを発揮できるか?

では、どうしたら、GRITを持つことができるのでしょうか。実は、GRITとは、自分の最高の価値観に合っていることをしている時には、自然と発揮できる力です。
自分の最高の価値観を満たそうとしている時は、喜びにあふれ、注意力、集中力、持続力が、自然と発揮され、努力を苦なく続けることができます。
言葉を変えれば、自分の最高の価値観を満たすものに向かっていれば、『やり抜く力』は、歯を食いしばらなくても、楽に、自然に、発揮できるということ。
人間行動学の権威、Dr.ジョン・F・ディマティーニによれば、私たちは、一人残らず全員が、人間が持つと言われる4,628の特性を全て持っています。状況や相対する相手によって表に出て来る特性が違うだけで、優しいと思われている人も冷たい面を持ち、穏やかと思われている人も激しい側面を持っています。
ということは、私たち誰もが『GRIT』を持っているということです。飽きっぽいと思われている、あるいは、自分で思っている人にも『やり抜く力』は元々、備わっているのです。
それが出せる人と出せない人がいるのは、
1)それが出せることに向かっているかどうか
2)それを意図的に意志を持って発揮しようとしているかどうか
に違いがあるからです。
別の言い方をすれば、
1)向かう方向性が自分の価値観にあっているかどうか
2)「やり抜こう」と決意し、そのための戦略を立てているかどうか
です。

まとめ:

これらを踏まえ、計画に遅れが出た場合、修正するにあたってすべきことは、以下の二つです。
1)ビジョンや目標が自分の価値観に合っているものかどうか、を見直す。
2)合っているのであれば、自分はこれを「やり抜く」んだ。やり抜く力をここで発揮するんだ、と、改めて決意をする。
最高の価値観に合っていれば、無意識レベルで「やり抜く力」は発揮されますが、それを意識的にも発揮しようという「意志」を持つと、無意識と意識の協働により、その力はさらに高まります。
決意とは、自分の意志を自分で確認すること。これが、全ての始まりになります。毎朝毎晩、声に出して新たに決意をすると、もっと効果的です。
1)、2)を確認したら、最後に
3)1月の進捗や状況を考慮して、戦略と行動計画を修正します。
修正とは、より良く洗練させること。人生デザインは、常に洗練し続けてこそ、自分の人生を生きるための最良のツールとなります。
月の変わりめの習慣にされてみてくださいね。

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